人気ブログランキング |

2005年 11月 28日 ( 5 )

1日に後期試験があるんですよね。
現在作問中…。

ブログ立ち上げてしまったら、こちらが気になって気になって…。

完全に翻弄されています。だめだこりゃ~~。
by my-colorM | 2005-11-28 22:32 | 日記
私は先日志村ふくみさんの「一色一生」を読み、
消えゆく色・残したい色について考えさせられました。


JISは物体色の色名として慣用色名269色を
マンセル値で示し規定しています。
マンセル値はXYZ表色系と互換していますからいつでも色再現が可能。
したがって未来に伝え残すこともできるわけです。


マンセル値を示すことで残されたもの、
切り捨てられたものがあると私は考えています。
多くの伝統色は経年変褪色により今となってはどんな色であったかは図りしれません。

「二藍」という色も紅花と藍の掛け合わせなのですから
色相範囲はもっと広かっただろうと想像できます。
吉岡幸雄さんの「日本の色辞典」にはこの掛け合わせが見開きで載っています。

正確に色を伝え残していくことは難しいことですね。
もっとバリエーションがあっただろう色名を限定的に規定したこと、
それをテキストに載せたこと…。
どれほど考えてもよかったのか悪かったのか判断がつきません。

とはいえ改訂前のテキストでは慣用色名として載せていましたので
許容範囲が広く取られていたと解釈できます。
かなり視感的な判断が許容されていたともいえるのではないでしょうか。
(あくまでも私見ですが)


私などはそういいながらも以前(昨年の今頃)は
何故数値を示しておかないのか、
マンセル値が示されればおおよそカラーカードを対応させることができるものを
と苛ついたこともありました。
というのも参考にした市販の問題集もマンセル参考値は必ずしもJISとは一致せず、
何を根拠にカラーカードを判断したらよいのか分からなかったからです。




長い前段、申し訳ありませんでした。ここから本題です。



改訂テキストはJIS慣用色名と明記し、マンセル値も載せました。
その良い悪いは別にして、
この数値を手がかりにカラーカードとの対応をみる必要があるでしょう。


例として「ウィスタリア」を挙げます。マンセル値は10PB5/12ですね。
色相はほぼV、明度は5、高彩度色。
ところでVつまり色相番号20のvトーンの明度は3.5でしたね。
ということはv20は暗すぎるので当てはまりません。
そこで色相番号20で明度5の高彩度色を選ぶことになります。
b20がこの場合適当ということですよね。
判断がついたら実際カラーカードを見比べてください。
多少色相は紫に偏るはずですが、
v20よりb20の方が見たかんじより近いと感じるはずです。


カラーカードの色数は少ないですし、269色の慣用色名とはもともと一致しません。
あくまでも近似色を選ぶことになりますから、
試験でもどちらに近いかの解釈が出てくることを
前提に出題されているものと思われます。


おさらい。
明度値はかなりポイントになります。
彩度はマンセル最高クロマには幅があるので、
9sか8sかというのは大差ありません。
今回はPCCSとXYZ表色系との変換についてです。


XYZ表色系が今回のテキスト改訂の主な追加項目ですから、
Yxy値とマンセルとの対応を介して、およそのカラーカードを選ぶというのは必須!でしょう。


昨年私が実際に取り組んだ方法を紹介しておきます。よかったら参考にしてください。


まずは、練習問題(Yxy値とマンセル値がわかる例題)を用意しましょう。その上で、

①xy色度図をおおよそノートに写し、C点(白色点)(x,y)=(0.33,0.33)を打点する。
②C点を起点に練習問題の色の色度座標(xy値)の点を通り外側のスペクトル軌跡にぶつかる延長線をひく。
③②で得られたスペクトル軌跡との交点、スペクトル単色光=主波長で色相を判断する。
④純紫軌跡には主波長がないのでC点を通る逆向きに延長線を引く。
それにより補色主波長(補色色相)を求め、それから色相を判断する。
⑤C点は無彩色であり、スペクトル軌跡・純紫軌跡上は光源色で最も純度の高い色であるから、
彩度は練習問題の色の点がCと延長線の線分に対し、どのあたりにあるか(分数)により彩度を判断する。
(テキストで印刷インキの彩度範囲がどこかにあったと思いますが、その内側がvトーンでしょうね。C点の近辺は低彩度色となります。)
⑥明度を特定するにはY%→マンセルバリュー反射率とNの関係を覚える必要があります。
ちなみに背景の視感反射率がマンセルバリュー5の時の明度関数をもとに、
N5=Y値約20%などといった目安は必須ですね。
手元の資料から視感反射率(Y)とマンセル・バリュー(V)との関係を挙げておきます。
出題ではたいてい背景の色はN5という条件です。

Y=100(%)→N10…実際にはありません
   78.8  →N9 …白
   59.1  →N8
   43.1  →N7
   30.1  →N6
   19.8  →N5 …背景N5-基準となる視感反射率
   12.0  →N4
    6.6  →N3
    3.1  →N2
    1.2  →N1 …黒
    0.0  →N0 …実際にはありません

以上、グラフから読みとった数値により対応表をつくってみました。
これによりYxyで示される色の明度をマンセル・バリューに変換できます。
PCCSの明度はマンセル準拠です。
ということで参考にしてみてください。


マンセル表色系はXYZ表色系と完全に対応していますので上の①から⑥の手順で練習し、
PCCS≒マンセル=XYZにより、おおよそのカラーカードが選べるところまで必要でしょうね。
問題をたくさん取り組むしかないと思います。
色彩検定1級2次試験を攻略するにはどんな知識や技能が必要でしょうか。
そのあたりを少しずつ解明していけたらと思います。

今回は2次の必須事項PCCS→マンセルシステムのお話です。

PCCS→マンセルについては三属性それぞれを対応させなければなりません。

・まず、明度はほぼ同じと考えて差し支えありません。
PCCSはマンセル明度を根拠としています。

・次に色相ですが、PCCSに対応するマンセルの数字は、
10 4 7 10 4 8 2 5 8 3 8 3 9 5 10 5 10 3 6 9 3 7 1 6
                                              
これは、私の頭に入っている数字です。
語呂合わせをつくったり、リズムで覚えるといいですね。

頭にはいるおまじない。私の師匠が教えてくれました。

まずは黄の258。そう、おぼえるだけ。
色相番号123は10・4・7、456は10・4・8。これはリズムがいいですね。
10111213は3・8・3・9。これもリズム。
1415、1617は5・10、5・10。覚えやすい。
181920は3・6・9。これもいけてるリズム。
残りは?3・7・1・6。み・な・い・ろ!!

ね?覚える気になったでしょう。


そしてこれに、マンセルの色相記号を付けます。
マンセルの色相記号の約束はもちろん大丈夫ですよね。

   R     Y     G      B      P
      YR     GY     BG    PB     
のようにあとの記号を先に書いて挿入するのでしたね。(何をいまさら)

すると…。  
10 4 7 10 4 8 2 5 8 3 8 3 9 5 10 5 10 3 6 9 3 7 1 6 
RP   R    YR     Y   GY   G   BG   B     PB   P  RP
と当てはまるのが分かりますか。マンセル値は0~10が色相の範囲ですよね。
10は隣の色相の0と一致する。
10を超えたら隣の色相。というわけでv2なら4R、v3なら7R、v4は10R…ですよね。



・続いて、彩度ですが、マンセル彩度は色相によって最高彩度が異なりますね。
荒っぽいですが私は分数をお勧めします。
各色相の最高彩度は調べてくださいね。

マンセル彩度14/マンセル最高彩度14 はもちろん9s
マンセル彩度 7/マンセル最高彩度14 は5sとか
マンセル彩度 8/マンセル最高彩度8  は9s
マンセル彩度 4/マンセル最高彩度8  は5sあたりなど…。


・マンセル値はXYZ表色系との対応が確立されていますが、
PCCSは三刺激値の規定がないそうで…。
従って、厳密な変換というのは理論上もともと難しいのです。

・PCCS→マンセルの色相・明度は
数値的な裏付けがはっきり(改訂3級テキストに記載)しています。
彩度だけは考え方が違うので大変アバウトですが上のような理解をしております。


変換に成功するには、何はともあれカラーカードの各トーンごとの明度を覚えることです。


今年受検される方は、あと2週間。是非頑張ってください。
2次の過去問の解答を見ても解答にかなりの許容範囲があります。

基本的な出題を見てみると
明度差、色相差や貼る順の指定が問題に入っている場合がほとんどのような気がします。
例えば一つめが指定されて残りはトライアッドとかテトラードの関係であるとか…。


あくまでも、与えられる条件が専門用語なり表色系の変換を伴うものであったりで
それらの正しい理解の上でないと答えられないという問題が多かったと記憶しています。


さらに、誤解は避けられないかもしれませんが、
受検者のセンスを問う出題はほとんどありません。
昨年の例では、与えられた条件の色票(offNやPI、BRでしたか)の明度を問う出題がありました。
これが目で見た感覚で答えることになった唯一の問題ではなかったかと…。


今年は改訂テキストとどの程度リンクした問題なのか未知数ですよね。


少なくとも、定番の各トーン、各色相の対応明度、彩度は確実に覚えること!
イッテンをはじめとする調和論や配色用語のたぐい、慣用色名とその由来、
各表色系との変換などの練習は必須でしょう。