人気ブログランキング |

まずは2つ観てきました

今日は雨。しかも寒い…。
まっ、ほとんど車内や室内で過ごすのですからあまり問題はありませんが。

お昼には到着したいと思い、新幹線に急いで乗車(息子へのお土産なし)、ちょうどお昼に東京に着いて、どこかで昼食をとも思ったのですが、混み合うといけないので、まずは東京都美術館に向かいました。フェルメールを中心にデルフトの風俗画家の作品を集めた「フェルメール展」を先に見ることにしたのです。

常々、画家のスタイルは、連綿とつらなる縦の関係や同時代の横の関係にある、他の画家達の影響を受けつつ、つくられるのだと考えていますが、まさにそれを示す展覧会でした。フェルメールは日本では屈指の人気画家であることに異論はないでしょう。しかし同時代の彼の周辺にいた画家達は日本においてはほとんど無名です。今回の展覧会はそのあたりにスポットを当てていました。

ですから、どこかフェルメールの主題や手法によく似た作品が見受けられました。聞いたことのない画家がなかなか興味深い、面白い絵を描いていました。フェルメールはもちろんですが、それらの画家の絵もそれなりに楽しんで若干足早に回りました。

図録はちょっと高かったのですが、装丁のよい方を選んで購入しました。2種類の図録を見たのは初めて。作品が大きくていいかなと思ってのことです。

初めてと言えば、音声ガイドもペンタイプで手元のプリントされた絵をペン先でタッチするとガイドが流れるという新しい機材でした。番号を打ち込むよりも操作が簡単ですし、何よりももう一度確認したいときに絵をタッチするだけですので、聞き直すのが容易。また、絵にあわせてつくられたという音楽も用意されていました。今回は急いでいましたからそういった場面はありませんでしたが、これならベンチに座って混雑を避けながら音声ガイドで音楽を聴いて過ごすことも出来ますね。

「大琳派展」。これはなかなかの迫力でした。本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳・乾山、酒井抱一、鈴木其一の、継承しつつもそれぞれの持ち味を生かして発展しながら進む姿に感嘆しました。この展覧会も視点はまさに「継承」と「発展」(展覧会では「変奏」ということばを使っていましたが)ですよね。天才がいきなり現れて全く新しい手法を編み出すということではなく、人が人を敬愛し、憧れ、その域に近づこうとし、そしていつか、さらなる高みや広がりへと超えていく…その営みが芸術や文化を発展させているのだと考えています。「大琳派展」はまさにそのことを事実として見せてくれたものと思います。

さて、こちらも分厚い図録を手に入れました。キャスター付き旅行鞄がいきなりグッと重くなってしまいましたが。

濃い内容の展覧会をたて続けに観て、足が棒になってしまいました。鶴屋吉信(東京国立博物館の休憩所の奥の方にあります)の「あんみつかん」が私の中では定番になっているのですが、今回もそれを頂いてほっこりいたしました。東京で京都を味わうのもなかなかいいものです。

とにかく明日の「ピカソ展」が今回の東京入りのメイン。楽しみです。でも混雑しているかなぁ。

せいぜいエネルギーを貯めておかないと…!あぁ、それにしてもお腹がすいた。
by my-colorm | 2008-11-08 18:25 | アート