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今日は色彩検定1級2次試験日

「今日はいろの日」というカテゴリを設定して早1年が過ぎてしまいました。
月に1度のつもりでしたが、抜けてしまったときもあり、所期の目的は遂げられていません。

さて、今日は「色彩検定1級2次」の試験日。この試験では、色の知識の応用として、主に条件にあったPCCSのカラーカードを選び、切り貼りをしていく実技が課せられます。

PCCSとは、Practical Color Co-ordinate System(実用的な配色体系)の頭文字をとったもので、別名「日本色研配色体系」といいます。文字通り、日本(日本色研)で開発された、配色調和を求めるのに適した表色系として、美術教育や色彩教育でよく用いられる表色系です。カラーカード199シリーズは、PCCSの大きな特徴であるヒュートーンシステムに基づいて選定されたハーモニックカラー201色に準拠する簡易版で、カラーデザインによく用いられる特別色を含め、199色からできています。

表色系にはその成立や用途に応じて様々な種類があります。色を記号数値に置き換えて表示するこれらの表色系の一つに、絵の具のチューブにも表示される「マンセルシステム」があります。色の表示は色相(Hue)・明度(Vaue)・彩度(Chroma)の順に表記されHVCと略されることもあります。JISに採用されている日本では最もよく使われている表色系といえるでしょう。他にもオストワルト表色系、NCS表色系、XYZ表色系、L*a*b*表色系など級が上がる毎に学んでいきます。

PCCSのカラーカードを使って実技が課せられるAFT主催の「色彩検定」においては、そうした多種の表色系とPCCSとの変換が求められます。さらに慣用色名などとの変換、様々な配色理論やトーンイメージ、明度・彩度などの数値に則ったふさわしいカードの選定など様々な展開ができるようになっていないと太刀打ちできない問題が出題されます。

受検者の頭にはカラーカードの色相(hue)番号、明度(lightness)値、彩度(saturation)値が入っています。そして、たとえばマンセル色相でいうと○○、マンセル彩度はいくつなどと変換していきます。PCCSとマンセルは明度値が同じですので、それらの照合でカラーカードのあたりをつけることができるのです。

実際の問題例では、カラーコーディネートをする対象(部位ABC)を定め、「色相差のないトーンオントーン配色」「使用する色相はマンセル色相の5B」「Aはソフトトーン」「Bは明度8.0の低彩度色」「Cは明度2.5の中彩度色」などと出題され、さらに同じ対象について別の配色パターンが指定され展開していきます。

数値だけでなく色感覚も問う問題が毎年出され、意表をつかれることも。そんなときこそ深呼吸でもして落ち着いてさばいて欲しいところです。

1年に一度のチャンス。そして、1次試験の合格通知が到着してから2~3週間しかないので、1次試験対策と並行して準備をしないと間に合いません。受験生は本当に今日までモチベーションを保ち続けるのが大変だったはずです。


さあ、今年の試験。
頑張って勉強してこられた皆さんの労が報われますことを心よりお祈り致します。

受検の皆さん、お疲れ様でした。今晩はゆっくりお休み下さいね。