名作に涙、涙…
三連休の2日目。昨夜はすっかり深酒をしてしまいました。
夕食後、夫婦で何気なく息子の話になり、昔親子でお出かけしたときに撮ったビデオを久しぶりに視ることになったのです。
そのビデオはこれまでも何度となく視てきました。二歳半になる一人息子が主人公の、台本のない親バカ満載ビデオではありますが、撮りっぱなしの無編集ながらもはっきり言って…「傑作」です。私たち家族の数あるホームビデオの中でも名作といえる一本に間違いありません。
甘えん坊であどけない王子さまみたいな坊やが、(自分で言うのも何ですが)若くて別人のようにスレンダー(?)なママにいつでも優しく見守られながら、お出かけで出会うさまざまな出来事の中でいろんな発見をしたり、反応をしたり…。その一挙手一投足、立ち居振る舞い、一言一言のかわいさにどの場面にも、いつ見ても目が釘付けにされてしまいます。
そして、なぜかいつも視ているうちに涙、涙…。笑いながらも涙があふれてきてしまうのですね。過ぎ去りし、二度とかえらぬ日々を思うからなのでしょうか。今は成長して親元を離れて暮らしはじめた現実の息子とはかけ離れた、何をするにも親が守ってやるしかないちっちゃさなのに、一丁前に自我を見せる子どもに、人の命の尊さを覚えるからなのでしょうか。とにかく、視ていると涙が次から次からあふれてくるから不思議です。
二人でお酒をやりながら、興に乗って、誕生日や小学校の音楽発表会、日常の何気ない様子を撮ったビデオと10歳になるまでの息子の記録ビデオを掘り起こして見続けました。今となっては別人のように親の手中にあったときの息子の姿です。
そう言えば、何故か、小学5・6年生ぐらいからビデオが残っていません。ミニDVに変わってからテープの管理が曖昧になってしまったせいかもしれません。いや、被写体が写るのを好ましく思わなくなったのが何よりの理由かもしれません。
とにかく残っているビデオに関して言えば、当時使っていたムービーは大きくて、カセットはS-VHS方式。今でこそ、ミニDVテープならずとも、8cmのDVDディスク、ハードディスク、カード方式まで出そろい、しかもハイビジョン画質で撮影が可能となってコンパクトなムービーが選び放題ですよね。
子どもが小さいときの動画は、家族の貴重な宝物です。どんなムービーで撮ろうともその価値はそれほど大差ありません。とにかく撮っておくことが重要です。素直に被写体になってくれている間にどんどん撮っておくことです。
皆さんはすでに涙、涙…の名作、残されていますか?