PCCS模擬講義の展開ができました
PCCSの概略と新配色カードの構成を示していきたいと思います。
PCCS
マンセルシステム=「色を位置づける」表色系
↓
Practical Color Co-ordinate System=「使える」表色系
(実用的な)配色システム … これからよく使う最も身近な表色系
1)日本色研配色体系
・日本で開発された
・配色調和を求めるのに適した表色系
・演習用のカラーチャートとカラーカードを持つ→色を学ぶためのツール
(ハーモニックカラー201とそれに準じた新配色カード)
・ヒュートーンシステムが最大の特徴
カラーカードの裏面には一枚一枚に記号と数字が書かれているが、
この記号や数字はトーンと色相番号を意味している。
2)色相番号
・巻末付録1PCCS色相環を開くと色相番号と色相記号がある。
・そこにv1~v24を貼るよう指示されている。
→明度の高い黄8:Yを頂点として対向位置に明度の低い青紫20:V
明度は8と20を軸に対称になっている。…ex.6と10は同明度など
・混色する上で便利に配置されている。CMYの位置
・色彩学上重要な色が含まれている。(詳しくは演習の後で解説する)
3)トーン
・PCCSは三属性により見た目に等間隔に整理されている。
・色相(Hue)、明度(Lightness)、彩度(Saturation…飽和度)
・赤■ 2:R-4.5-9s
↓
最高彩度(基準色…純色)
・等色相面-基準色に無彩色を混ぜてできる色の分布=明度・彩度の位置
・さえた(鮮やかな)色調…中明度・高彩度色→vトーン(ビビッドトーン)
うすい色調 …高明度・低彩度色→pトーン(ペールトーン)
濃い(深い)色調 …低明度・高彩度色→dpトーン(ディープトーン)
・色相が違っても似通ったイメージを持つ色のグループ=トーン
↓
明度・彩度の複合概念
4)PCCSのトーン分類
・有彩色12分類
暗清色調 v(24色)→dp(12色)→dk
明清色調 p+→lt+→b
濁色 sf→d
灰みの色調ltg→g→dkg
※sの記号のついたカラーカードは新配色カードにはない
・無彩色5分類 白 灰色(15段階) 黒 の17枚
・その他(インテリア、ファッション、メークの配色に便利な色が付加されている。
5)配色演習のツールとして
新配色カードは色彩検定では199aを使用する。
テキストp82~109の配色演習で必携。
目的に合わせてbとcも。
早速、巻末付録1にカラーカードを切り貼りしていく。
…
こんな展開でいかがでしょうか。
板書と新配色カードのトーン分類の確認ツールがあればいいでしょうか。