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満天の星

街の明かりがほとんどなく、澄み切った空気。
夫の実家に帰るたびに見事な星空が感銘を与えます。

子どもの頃、吸い込まれそうな星空に足がすくむ思いをしたのを
思い出させる満天の星。

どれがカシオペア座?どれが北斗七星?どれが北極星?
あんまり星が多いので、定番の星座でさえ同定に手間取ってしまいます。

もやが空を横断しているかのように見えているのは「天の川」。

初めて夫となる人の実家を訪ね、夜空にそれを見つけたときの驚き。

生・老・病・死…

あれから様々な出来事が、たった2つの家族の、親類、縁者の中でさえ
起こったというのに、「天の川」はなんら変わることなくはるか天空に
横たわっています。

流れ星が一つ。すっと消えていきました。

はかないがゆえに追う心。

互いに陳腐な願い事を口にしながら待ってはいても、
その実、ただただふたたびの流星の出現だけを願って空を見上げます。

大人の順に一人去り、二人去り…。
結局夢追い人が流星を待ち続けました。

次の朝。

まだ夢を追っているのか、息子がぐっすり寝息を立てて眠っていました。
by my-colorM | 2007-08-17 10:27 | 日記 | Trackback | Comments(2)
Commented by ジュエル at 2007-08-18 08:13 x
天の川、美しいですね…。
この夏は私も長野で眺める事ができました。
たくさんの流星も流れましたが、私はよそ見をしていては見逃し、
ふたつしか見る事ができませんでした(^^;)
大人になると空を見る機会が減ります。子供の頃はあんなにしょっちゅう空を見上げていたのに…。輝く星空や赤い夕焼け。
けれども夏休みは、大人も空を見上げることが多くなる気がします。
Commented by my-colorM at 2007-08-18 18:39
私も足を捻挫していなかったら、もっと粘って流星を探しただろうと思いますが、それでも10こぐらいは観測できました。さすがに現地の大人は見慣れているせいか関心を示しませんでしたが…。