満天の星
夫の実家に帰るたびに見事な星空が感銘を与えます。
子どもの頃、吸い込まれそうな星空に足がすくむ思いをしたのを
思い出させる満天の星。
どれがカシオペア座?どれが北斗七星?どれが北極星?
あんまり星が多いので、定番の星座でさえ同定に手間取ってしまいます。
もやが空を横断しているかのように見えているのは「天の川」。
初めて夫となる人の実家を訪ね、夜空にそれを見つけたときの驚き。
生・老・病・死…
あれから様々な出来事が、たった2つの家族の、親類、縁者の中でさえ
起こったというのに、「天の川」はなんら変わることなくはるか天空に
横たわっています。
流れ星が一つ。すっと消えていきました。
はかないがゆえに追う心。
互いに陳腐な願い事を口にしながら待ってはいても、
その実、ただただふたたびの流星の出現だけを願って空を見上げます。
大人の順に一人去り、二人去り…。
結局夢追い人が流星を待ち続けました。
次の朝。
まだ夢を追っているのか、息子がぐっすり寝息を立てて眠っていました。
この夏は私も長野で眺める事ができました。
たくさんの流星も流れましたが、私はよそ見をしていては見逃し、
ふたつしか見る事ができませんでした(^^;)
大人になると空を見る機会が減ります。子供の頃はあんなにしょっちゅう空を見上げていたのに…。輝く星空や赤い夕焼け。
けれども夏休みは、大人も空を見上げることが多くなる気がします。