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ツール使ってみました

来週学年末試験を迎える1年生。
今回の試験範囲には「色の学習」が入っています。

「色の見えるわけ」から「色の感情効果」、「色の三属性」、「混色」、「対比」までがその学習項目です。

学習したのは後期の初め頃ですので、テストまで結構時間が経っています。そこで今日はテスト対策として1時間強、復習の時間をとりました。

「色の三属性」については、先日参加したモニターレッスン用のツールを使ってみました。

実は模擬講義で作ったツールは3種類です。

その一つが身の回りにある物を赤・黄・緑・青(青紫)に分類した写真(先日紹介した「カラーウォッチング」で見つけて使わせて頂きました)です。

「赤」にはリンゴ・イチゴ・トランプ・マッチ…などが赤い布に置かれています。
「黄」にはレモンや黄色の糸、ペーパータオル
「緑」はコサージュ、オリーブ石けん、瓶、ブックカバー
「青紫」は瑠璃色の花瓶、宝石の類…

見事に色みで分類して写真に収まっています。

そしてその中に存在する微妙な色相の違いをピックアップし、さらに色相を細かく分類していく…というシナリオに合わせたようなマンセル100色相の色相環。これが2つ目のツールです。北畠先生の「色彩学貴重書図説」からとらせていただきました。

これは生徒の目を釘付けにしました。黒板に貼ると色帯の輪っかでしかないのですが、近くで見ると100枚の境目が見えて確実に驚きを与えます。さらに、200色相ぐらいは見分けがつくらしいとの説明を加えておき、あとから出てくる「色立体」と組み合わせて考えると、身の回りにある物体色のほとんどが色立体におさまるというイメージを持たせることができます。

その後、明度、彩度を無彩色9段階と「赤」の各トーンのカラーカードにマグネットをつけたツール(3つ目)を使って、まずは明度を無彩色の明度スケールとの対応関係で理解させ、その後彩度を押さえ、改めてカラーカードを明度・彩度で位置づけていくという模擬講義でやった展開も実践してみました。

やはり、こうした自分なりに練った展開で生徒が惹きつけられていく様子を見るのはやっていてうれしいものです。
テスト前の復習といいながら、前回より生徒にはよりわかりやすい授業ができたものと我ながら思います。

生徒は一度学習したからといって定着するものではありません。手を変え品を変えて繰り返すしか覚えさせることはできません。それでもなお今回どのくらい定着が図れたか…。

とにもかくにも、こうして覚えさせた内容があって次のステップへと活かされていきます。デザインや絵画での色遣いについて、今後は専門用語で指示や助言ができます。それを生徒自身が理解して制作に生かしていける…。このような流れを毎年つくっていくわけです。

それにしても、こうした学習は小学生にも下ろしていきたいところです。
日文の図工の教科書5・6年下にはすでに「彩度」ということばが登場しているくらいですから…。