色彩検定1級2次 PCCS→マンセルシステム変換
そのあたりを少しずつ解明していけたらと思います。
今回は2次の必須事項PCCS→マンセルシステムのお話です。
PCCS→マンセルについては三属性それぞれを対応させなければなりません。
・まず、明度はほぼ同じと考えて差し支えありません。
PCCSはマンセル明度を根拠としています。
・次に色相ですが、PCCSに対応するマンセルの数字は、
10 4 7 10 4 8 2 5 8 3 8 3 9 5 10 5 10 3 6 9 3 7 1 6
これは、私の頭に入っている数字です。
語呂合わせをつくったり、リズムで覚えるといいですね。
頭にはいるおまじない。私の師匠が教えてくれました。
まずは黄の258。そう、おぼえるだけ。
色相番号123は10・4・7、456は10・4・8。これはリズムがいいですね。
10111213は3・8・3・9。これもリズム。
1415、1617は5・10、5・10。覚えやすい。
181920は3・6・9。これもいけてるリズム。
残りは?3・7・1・6。み・な・い・ろ!!
ね?覚える気になったでしょう。
そしてこれに、マンセルの色相記号を付けます。
マンセルの色相記号の約束はもちろん大丈夫ですよね。
R Y G B P
YR GY BG PB
のようにあとの記号を先に書いて挿入するのでしたね。(何をいまさら)
すると…。
10 4 7 10 4 8 2 5 8 3 8 3 9 5 10 5 10 3 6 9 3 7 1 6
RP R YR Y GY G BG B PB P RP
と当てはまるのが分かりますか。マンセル値は0~10が色相の範囲ですよね。
10は隣の色相の0と一致する。
10を超えたら隣の色相。というわけでv2なら4R、v3なら7R、v4は10R…ですよね。
・続いて、彩度ですが、マンセル彩度は色相によって最高彩度が異なりますね。
荒っぽいですが私は分数をお勧めします。
各色相の最高彩度は調べてくださいね。
マンセル彩度14/マンセル最高彩度14 はもちろん9s
マンセル彩度 7/マンセル最高彩度14 は5sとか
マンセル彩度 8/マンセル最高彩度8 は9s
マンセル彩度 4/マンセル最高彩度8 は5sあたりなど…。
・マンセル値はXYZ表色系との対応が確立されていますが、
PCCSは三刺激値の規定がないそうで…。
従って、厳密な変換というのは理論上もともと難しいのです。
・PCCS→マンセルの色相・明度は
数値的な裏付けがはっきり(改訂3級テキストに記載)しています。
彩度だけは考え方が違うので大変アバウトですが上のような理解をしております。
変換に成功するには、何はともあれカラーカードの各トーンごとの明度を覚えることです。
今年受検される方は、あと2週間。是非頑張ってください。