特集「基礎項目ほど難しい?!」その2

「スペクトリオ」ではメール交換で指摘しあい交流してきました。

次にあげるのは「その1」での交流をもとに新たに展開を考えたものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お待たせ致しました。改善版展開例です。(こちらの方が時間がかかる?)


--------------------------------------------------------------------------------

今日は「色の三属性」についてお話しします。

「色の三属性」とは「色相」「明度」「彩度」という3つの独立した属性をいいます。
(結論の提示)

             色相
    色の三属性…明度     (マグネットシートを貼る)
             彩度     
            
それではこちらから見ていきましょう。

    (同じ風景の白黒写真とカラー写真を貼る)

まず、同じ風景をとった写真ですね。
こちらが白黒、こちらがカラーでプリントアウトしたものです。
それぞれ「無彩色」と「有彩色」という分類をします。

(マグネット付きの色コマを事前に選定し、無彩色グループと有彩色グループに分類して貼る)

(無彩色5枚を上が白が黒になるように縦に並べていく)

さあ、これは、どういった順に貼っているでしょう。
色の何の程度に従って貼っているでしょうかということなんですが…。

( 「明るさ」の声…)

そうですね。明るさですよね。こうやって順に貼っていくと色には明るさの度合いがあるとおわかりになると思います。
これを1、これを10とすると、これは…という具合に明るい暗いのものさしができました。

では、こちらのカラーの方はどうでしょう。

(対応する「明度」に色カードを割り当てる)

そうですね。こちらにも当てはまる明るさの度合いがあります。
全ての色には、明るさの度合い、「明度」があります。
全ての色の中で最も明度が高いのが白、低いのが黒です。

(あらかじめある色相のグループに異なる色相の色を混ぜて貼る)

さて、これは同じ色みのグループをまとめたものです。
どれか違和感のあるものはないですか?

そうですね。これとこれは交換した方がしっくりきますね。

(誤ったカードを交換する)

色には色みのグループがあります。「赤み、黄み、緑み、青み、紫み」ですね。
こういう色み、色合いの違いや種類を「色相」と呼びます。
こちら無彩色には色みはありません。だから「無彩色」と呼ぶのです。

(無彩色のスケールを起点に一つのグループを彩度の順にプロットする)

さて、同じ色相グループのカードを並べてみました。
残る「彩度」を説明します。どうでしょう。
数学でも0を使いますが、無彩色は「無い」ということで「0」でいいですね。
そして、最もこの色相の代表といえる色、これを純色と呼びましょう。
この2色を基準に考えて、間の色を見てください。
明るい、暗いは今問題にしてはいません。
色みの強さといいますか、濃さといいますか。鮮やかさの度合いとも言います。
これを「彩度」と呼んでいるのです。

(別の色相グループから同彩度の位置に貼る)

色相が変わっても同様に貼り分けることができました。
明度や色相とは違う独立した要素として「彩度」があるということです。
同様に色相も明度や彩度に関係ありません。
明度も色相や彩度に関係ありません。
つまり、3つの属性は互いに独立しているということです。

色には「色相」、色みのことです。
「明度」、明るさの度合いのことです。
「彩度」、鮮やかさの度合いのことです。
これらの独立した3つの属性がある、ということを学習しました。

私達が見分けられる色数は正常な色知覚で750万色を超えるということです。
これら「色の三属性」をそれぞれの尺度で分類した記号や数値は、
色に囲まれた私達の生活に今や無くてはならない情報となっています。

大切な項目ですのでしっかり理解しておいてください。

これで終わります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まだまだ改善点がありそうです。
このようにして「色の三属性」をどのように教えるのかを考えていったのです。


基礎項目は本当に難しいという思いは今もなお同じです。