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筆記具の選択考

最近も新しい文房具好きが止まらない私です。先日の免許更新講座に向け、前の日に出掛けた世界堂本店で購入した新しい文具だけでお道具箱を揃えてしまった程です。

ちょっと困ったのは、0.2mmのシャープペンシルでした。細いパイプで針のような芯をホールドし、そのパイプの丸みを帯びた先端が紙に押し付けられて引っ込み、芯先が露出するしくみになっています。シャープペンシルの書き味はスルスルとスムーズ。常に細かく筆記し続けることができます。一度のノックで随分たくさん書ける優れものです。

で、困ったというのは、先日受講した免許更新講座に持って行ったのがこのシャープペンシルだったからです。内容はお伝えできませんが、認定試験がありまして、これがなかなか広い解答枠だったのです。

この頃の教員はほとんどがPCで文書作成します。とりあえず入力したものや、別に作成したりされたりした文書を活用して、コピペ、デリート、カット&ペーストを駆使し、作文というより編集することで文書作成をします。手書きで文章を書くことが余りにも少なくなっているので、今回の試験のように、「○○について説明しなさい」式の論述問題にはだいぶ弱くなっているのではないかと思います。

そこへきて、解答枠に見合う(見た目の)量を書くために、細かく書けるシャープペンシルが仇となりました。推敲すべき文章量が思いのほか多くなり、書いては消し、書いては消しで、やたら時間をかけた割には、簡潔とは程遠い論述になってしまいました。もちろん限られた解答時間ですから、どの問題にもとはいかず、結果、配点高めの最後の問題が尻切れトンボに終わってしまうという失敗を招いたのです。(本当のところは自身の準備不足が原因ですけど…(´・_・`) )


この経験から、もっと、普段から手を動かして文章を書く必要があるなぁと考えました。今もおられるでしょうが、昔の物書きは凄いですよね。原稿用紙にスラスラと文章を綴って行った。書く時には文章は構造化され、書き手の頭の中で完成しており、手はあたかもそれを再生させるためのマシンであるかのように。

そこで使われていたのが万年筆ですよね。太めの胴体が手に馴染み、「書き味」という言葉が最も似合う筆記用具ではないでしょうか。

二度目の東京で、代官山にある蔦屋書店に出掛けましたが、そこで見かけたのが万年筆です。高級万年筆は、もちろんそれで仕事をする人にはこだわりのあるブランドがあるんだろうと想像しながら、試し書きのできる、手頃価格の万年筆を試します。すると、紙との独特のこすれ感と続け字の味が懐かしく蘇りました。

中学生の頃、担任の先生が万年筆でとても素敵な文章を書いていらしたので、私も真似して万年筆を使ったりしていたのを思い出しました。最近はフリクションペンで、生徒のワークシートやノートにコメントしてる私ですが、試し書きをしながら、赤インクの万年筆でコメントを書くのもいいかもと想像してワクワク。またもや、衝動買い発生!というわけです。

買ったのは、赤ペン用とお手紙書き用の2本です。

http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0007OEDDE/ref=redir_mdp_mobile#immersive_view?1408085481458


赤ペン用には赤のPelikan Pelikano junior。別売りの赤インクと一緒に購入。夏休み明けが楽しみです。テストの採点にも使えるかも。夏休み明けから、私、赤ペン先生ですね。σ^_^;













by my-colorm | 2014-08-15 16:15 | 日記 | Trackback | Comments(0)