もう一つの三原色カラー素材…
今年度は公費による実習材料費で何と9万円という空前の低予算に
憤懣やるかたなく、ただ指をくわえていても仕方がないので
改めて状況を伝えるべくカタログとにらめっこしてすみずみ調べております。
事務からは今年度はこれでと強く言われましたが、
管理職は前年度までの予算執行や保護者負担増の実態を見て
好意的に耳を傾けてくれています。
少しでもよい方向に進んでいくことを目指したいと思います。
さて、カタログには新製品や今まで目もくれなかった素材が結構ありました。
今回、なんと残念ながら生徒に持たして使うことをあきらめた「三原色カラー」。
それに変わる色彩学習と立体作品の制作を兼ねた注目の素材が
PADICOの超軽量粘土ハーティカラーピグメントです。
白い粘土に水彩絵の具を混ぜ込むよりも濃色で鮮やかな発色が期待できそうです。
パステル調にするには白い粘土を練り込みます。
小さいセットでスーパーカルモシリーズもあります。
どちらも三原色の混色を楽しくわかりやすい混合比で学ぶことができそうです。
純粋に色の教材としても絵の具よりも理解しやすいような気もします。
今のところ短時間の小ぶりな立体作品に使っていけたらと思っています。
保護者負担の教材費も1円でも安くと、年度始めはカタログを隅々まで
チエックしています。どこも同じですね
今年から給料の算定に使う俸給表が変わり、数年後から能力級(査定昇給)を導入するための準備がなされていました。4月の給与はUPしていたのですが、それは経過措置をとるため。普通の昇給では年に1回、今までの号級を4段階に細分化した新給料表を使って2号級昇給するとのことですが、そのペースで実質的に次に賃金が上がるのは10年後となります。10年間現状維持というカットが行われようとしているのです。
「査定昇給」という名のランク分けで私達は管理されながら教壇に立たなければならない状況がやってくるのですね。
ちなみに勤務成績のきわめて良好な教職員(5%)は8号給以上のUPだそうで…。
美術教育を推進した功績を評価して…なんて管理職がいるのかどうか?