<   2008年 06月 ( 10 )   > この月の画像一覧

忙しい日々というのは困りものです。
せっかく「映画DVD見聞録」のカテゴリを作ったのもつかの間。
なかなか視聴できません。

で、とりあえず、今月の映画は…


「善き人のためのソナタ」(2006年ドイツ映画。DVDで視聴)★★★★☆

東西分断中のドイツ。劇作家ドライマンの動向を探るため、盗聴器を仕掛けるシュタージ(東ドイツの諜報機関)のヴィースラー大尉だが、盗聴しながら、ドライマンとその愛人とが文学や演劇について語りあう姿や二人の深い愛に次第に共感を覚えるようになる。ある日、自殺を図った先輩劇作家からもらい受けた「善き人のためのソナタ」の楽譜を取り出し、ドライマンが鎮魂の思いを込めてピアノを弾く。「この曲を聴いたら不思議と誰もが人を許す気持ちになれるのだ」と語りながら…。ヴィースラーはヘッドホンに耳を傾けながら涙する…。固唾をのむようなラスト。裏切る者は救われないという描写が辛辣ですが、一方で普遍的な人間性に通じる「善き行い」とはとの問いを呼び起こしてくれる感動作でした。主人公ヴィースラー大尉を演じたウルリッヒ・ミューエは「わが教え子、ヒトラー」に主演。近日公開されます。


「ぼくの大切なともだち」(2006年フランス映画。Bunkamuraル・シネマで視聴)★★★★☆

商売に熱心ではあるが、皮肉屋で人付き合いのヘタな古物商フランソワ。商売のために出向いた葬式に会葬者が少なかったことを仕事仲間に皮肉って告げると意外にも「お前の葬式には誰も行かないだろう」と辛辣な返答が返ってきた。そんなはずはないと反論するフランソワはならば10日以内に親友を連れてこいとの賭けを受け入れてしまう。一方人あしらいの上手いタクシー運転手のブリュノはクイズ好きの雑学王ながら、あがり症で本番に弱く、とあるクイズ番組の予選通過が果たせずにいた。フランソワの「ともだちとは何か」という問いのさなか、二人は偶然に出会う。ブリュノに人付き合いの指南を受けながら打ち解けあう2人。しかし「友情」の対岸にある「裏切り」の存在に気づかないフランソワは賭けに勝つべくブリュノを深く傷つけてしまう。2人は本当のともだちになれるのだろうか…。「ともだち」って本当に得難いものですよね。人とのつながりを確信できる人は幸せ者だと思います。フランソワの焦りが他人事ではない気がして正直言って心穏やかではいられない気分でした。そんな不安な思いにかられる私って…。しかしながら、この不安は実は誰もが少なからず抱く不安なのかもしれませんね。コメディ映画で、ところどころ笑いが漏れる映画ではありますが、一方で見るものに不安と焦燥を覚えさせる悲劇的な一面。この二面性が本作の魅力なのではないでしょうか。ラストには皆さんご存じのクイズ番組が登場。この場面がまた必見!です。


「アフタースクール」(2008年日本映画。Movix京都で視聴)★★★☆☆

妻の出産間近に失踪する木村を同級生島崎と名乗る怪しげな探偵と探しに行くことになる母校勤務の中学教師神野。木村はどうやら女と一緒らしい…。って誰でもそう観ちゃうよね。ははは、甘く見てたら騙されるってキャッチフレーズはこのことだったのねというエンターテーメント性の高い映画でした。このどんでん返し感を是非味わって楽しんでいただきたい。そんな映画です。


「ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記 」(2007年アメリカ。DVD視聴)★★★☆☆

あのゲイツ家にリンカーン暗殺に加担したという汚名が着せられるとは。今回のニコラス・ケイジ扮するベン・ゲイツは宝物の地図の解読だけでなく、祖先に掛けられた嫌疑を晴らす使命を帯びて、物語は前作以上に手の込んだ仕掛けがされています。前回も謎解きや展開がおもしろかったので続く第二弾もと早速レンタルしました。結構お金を掛けたゴージャスで見応えのある作品に仕上がっています。

で、この間はまっているのはやっぱり「太王四神記」。nifty独占のプレミアムイベント(3時間20分)も購入視聴してしまいました。とりあえず地上波(NHK)での続きを待ってるところです。
代々木運動公園で開催中のシャネル・モバイルアート展。東京のアートシーン体験の一つとして、是非とも観覧したいと東京出立の直前に情報をゲットして強く思ったのでした。

そして15日、予約券(入場料0円)はありませんでしたが、「薔薇空間」のBunkamuraに足を運ぶ前に、渋谷駅でNHKふれあいセンター行きのシャトルバスに乗り込み、代々木公園にむかったのでした。会場到着はぐるり回って11:00ちょっと前でしたが、すでに多くの方がキャンセル待ちの列をなしていたのです。黒ずくめの係員から「予約券がございませんと、2、3時間ほどお待ちいただくことになるかもしれません。」と言われましたが、この際致し方ないと最後尾で待ち始めた矢先でした。一人の女性が近づいてきて、「お一人ですか?友人が来られなくなったのでよろしかったら…」と12:00のチケットを差し出して下さいました。

リアルにラッキー!!と感じたと同時に「ラッキー!ありがとうございます。はい一人です!」と言って、まさに「渡りに船」とばかり、一切の遠慮も躊躇もなく、差し出されたチケットを受け取っていました。

入場待ちのグループがまた現れると、さきほどの係員が近づいてきましたので、「12:00のチケットが手に入ったのですが…」と言うと、30分前にゲートに集合と告げられました。すでに並んでいるグループの方々にばつが悪いので、目の届かない日陰で読みかけの本を読んで30分待つことにしました。

予定通り、ゲートを通過し、待合シートで待機しました。そして予定時刻になり、12:00予約の組が会場内に案内されました。

入場は二人ずつ、入り口シートでイヤホンをつけられ、流れてくる音声の指示で鑑賞者は行動します。

物語仕立てになっており、声の主の先導でインスタレーションや映像を個別に鑑賞していきます。

ペアで入場と言いましたが、その相手とは交流があるわけではありません。ただ、時間差が短いので、動き出すタイミングが計れてしまうので、つい意識してしまいます。

こうした各人が自由に鑑賞するのではなく、先導によって移動し流れていく鑑賞体験は初めてですし、流れがスムーズで何よりも「静か!」。要らないおしゃべりが聞こえてこないのが画期的。あくまでも鑑賞が個人的なレベルで行われているし、鑑賞に浸れるというのが新しいしユニークな形態でした。

モバイルアート展は今回、香港に続いて2箇所目。次はニューヨークにパビリオンが移設されて開催されます。

その建物は、100号記念の「CASA」にも載っていましたが、ザハ・ハディトという女流建築家の近未来的で流体的というか、ドームのような仮設の施設で、先にも書きましたが、インスタレーションと映像の展覧会です。

音声は約40分。そのガイドに従って、作家のそうした展示物を鑑賞していくのです。

主催者がChanelですから、自ずとそのテーマは「袋」すなわち「バッグ」です。特に豚皮のキルティングのバッグをテーマに展示物が構成されています。あのシャネルのバッグを鑑賞中に何度も何度も手を変え、品を変え見せられ続けました。最後には印象的なピンクのどでかいバッグも登場し、見る者を圧倒しました。

しゃべる者もなく、静かにそして整然とこれらの展示物を観ていく姿…。帰りに何かの展示を別会場で行っているとの係員の補足説明がありましたし、立派なパンフレットもいただきました。この規模の展覧会を無料で公開とは。しかも音声ガイド付きです。

これは洗脳的でもあるし、CMやアドバタイズメントとは異なる新たな企業広告スタイルなのだろうと正直感心いたしました。

それにつけても、なかなか奇抜な企画ではありました。同展は7月4日まで。週末の各曜日3回ほどが追加で予約を受け付けます。その週の木曜日以降ファミマかチケットぴあで予約ができるようです。興味のある方は是非。

それにしても、待ち時間少なく鑑賞できてとてもラッキー。チケットを譲って下さった方に感謝!です。
by my-colorM | 2008-06-19 23:29 | アート
本日から「コロー展」。前回の「ウルビーノのヴィーナス」の観覧時に同展の前売りチケットを購入。待ちに待った開催でした。

入場できたのは1時過ぎ。新幹線から山手線に乗り継ぎ直接会場の国立西洋美術館に向かいました。
インフォメーションに大きな荷物を預けたあと、早速音声ガイダンスを利用しながら進みました。1/4ほど進んだところで、今回の企画をされた方の講演会があるとの館内放送が入りました。2時からのその会にぜひとも参加したいと、近くの係員さんに相談の末、音声ガイドを一旦戻し預かって頂き、荷物を預けたインフォメーションに戻って、聴講券をもらい参加することになりました。

初日にはこうした特典がありますね。そういえば、国立博物館の「薬師寺展」初日に観覧した際もやっていました。

聴講券を呈示すると、同時通訳機が手渡されました。コロー展の立役者(コミッショナーというそうです)の一人、ヴァンサン・ポマレット氏はフランス、ルーブル美術館絵画部長の肩書きを持つ人です。そして日本のコミッショナーは高橋明也氏。本展開催にあたり取り組んだ研究をまとめ、コローの足跡を訪ねた「コロー名画に隠れた謎を解く!」の著者です。というわけで、フランス語の同時通訳がなされたわけです。

講演が始まると、いきなり美術史学的な既成概念をまず打ち破らなければならないと言及されました。

印象派が戸外での油絵制作の始めたとの捉え方があるが、17・18世紀の動物画家においてもしかりで、すでに、コローも小品ながらも戸外で油絵を描いていたのだという事実を知るべきだというのです。コローが学んだアカデミーでも、デッサンやルネサンス期の作品模写とともに、戸外での写生の重要性を教えている点を無視することはできないと付け加えました。

また、原色の使用についても(あたかも印象派以降の専売特許のように考える向きがあるけれども)、18~19世紀の画家達はすでに赤・青・黄を用いて画面に明るい光や動く水、湖面などを表現しようとしていたし、影は黒で表すのではなく、影にも色があることを承知していたことも見逃せないとしています。

さらに、固定的な見方として、新古典主義が長い間、様式美を追求するあまり、クリエイティブとはいえないとされてきました。そしてその反発として画家の思想や感情の自由が求められ、写実主義的なドラクロアのようなロマン主義の美的傾向へと進んでいったとする美術史の流れがあるというのです。そうした見方もコローを通して変える必要があるのではないかとの提案です。コローに見る感情表現の自由度、写実性は新古典主義の思想から教授されている事柄が多いという事実にふれて論じているのです。

シスレー、モネ、ルノアールと同時代に晩年のコローはいわゆるスヴニールつまり「思い出」という主題で過去のスケッチや習作を再構成して情緒豊かで音楽的なニュアンスをもった風景画を描いています。印象派の画家達が最も影響を受けたであろうとされる、未完成で筆致の荒い部分を残したコローの初期のイタリアで描かれた絵画傾向は、コローの死後公に知られるようになったのであって、印象派の画家達はそれらを見て参考にすることは出来なかったはずだとしています。その点から、コローを印象派の直接の先駆者であるという位置づけはいささか強引ではないかと指摘していました。

絵画傾向の変遷については、西洋美術史において非常に受け取りやすいように流れが説明されていることが多いように思います。いわゆる美の系譜といってもいいでしょう。紋切り型で図式的、模式的ともいえるスッキリとしたストーリーも教科書を作る上では必要なのかもしれません。

しかし、こうした異論が真っ向勝負の形で投げ込まれても、にわかに理解できるものではありません。もうしばらく熟成してみたいと思います。

ところで、私が今回の展覧会で自分の目で知り得たことを記しておきたいと思います。

まず、コローが初期のイタリア時代にコロセウムの風景を同時期に時間帯を変えて描いていたとわかったことです。この手法はモネが光をとらえる方法としてとった手段と同じです。また、後に夕焼けの風景を描いた作品はモネの夕暮れの風景の色とほとんど同じでした。モネがコローの絵からインスピレーションを受けたとしても不思議はないだろうと直感しました。

つぎにコローは風景の中に取り入れる人物に緑の補色である赤を多用します。帽子だったり、胸飾りだったりその取り入れ方は色々ですが、アクセントとして小面積の赤が様々な絵に登場しています。これらの色づかいや筆致がゴッホや点描画を実践する印象派の画家達に影響を与えたとしてもやはり不思議ではありません。

さらに、コローの描く人物は衣服が大胆に省略されており、細密な描写がなされていないため、塊の量感が見るものを圧倒します。こうした塊の表現は風景画における省略の表現からも見て取れますが、そうしたとらえ方がセザンヌを彷彿とさせますし、荒い絵の具の打点のような筆致が印象派の画家達の絵の具を画面においていく表現へとつながるように思えるのでした。

だからコローが先駆的としても何ら異論はないんですが…。

未整理で恐縮ですが、とりあえず今のところの展覧会の感想です。
by my-colorm | 2008-06-14 21:51 | アート
週末がやってきました。

最近「きんどい」という造語を内輪で使って笑っています。

そう。お察しの通り、金曜日ともなると、あまりにも疲れ果てて、思考も行動もおぼつかなくなる大変「しんどい」状況で、同僚とぼやく時に使うのです。

「もうきんどいね」
「きんどくて頭がまわらへんねん」とか。

そうやって笑いとばすとちょっと元気が回復してきたりして…。

今週は、学習会とテストづくり、パワーポイント教材づくり、PTAのお手伝い、平常の授業にプラスしての仕事が重なり連日深夜帰宅が続きました。

なので、まさにそんなお疲れモードのピークですが、以前から決めていた「東京行き」は行動に移そうと思います。

これから支度して9時過ぎには出られるでしょうか。
by my-colorM | 2008-06-14 08:00 | 日記
あれやこれやとお仕事回しています。

小学校、ポスター未完成の子どもたち(割と少なかったのですが)には残りは居残りまたは持ち帰りでと指示して一応終了。次なる立体作品の予告をしました。

生徒会のタペストリー(大判の旗のようなものです)は予定通りに進み、完成。裏面に制作有志のサインを入れさせ、記念撮影して終了。今年はポップな仕上がりでした。

1年生の宿泊学習に向け、冊子を担当。ページ立てと割り振り、原稿用紙と昨年の冊子参考ページをつけてセット。あとは依頼するだけ。

来週PTAの広報委員会。修学旅行のページを中心に編集作業に来られるので、引率教員それぞれが撮影した膨大な写真データから採用候補となりそうな写真をピックアップ。委員さんに提供する準備終了。(目が痛い)

んでもって再来週に中間テストがあります。テストまであと2時間、授業があるので試験範囲を確定できないままですが、テスト対策も含めた(何せ中1は初めてのテストになりますから…)教材を吟味、作成して次の授業の準備をしなければなりません。さらに、本校には日本語学級通級生徒が各学年にいますので、テストを翻訳、ルビうち、易しい言い回しの日本語に読み替えるなどの担当者の作業時間確保のため、早めに作問し渡さなければなりませんので、テストづくりも並行して進めます。

そして、文化祭の展示についても企画書提出が迫ってきます。今年の学校祭スローガンは「Love&Peace」に決まっています。それを受けて1年生ではどんな取り組みができるでしょうか。そろそろ本腰でかからないと。

そんな中、14日・15日の土日には再び東京行きが待ってます。
Bunkamuraの「薔薇空間」が終了間際なのと国立西洋美術館「コロー展」が始まるのとで、両方を観るチャンスということで以前から決めていました。

その次の週21日はパパと「大塚国際美術館ツアー」に参加することになっていますので、やっぱり平日詰めてお仕事と相成ります。

というわけで、毎日なんやかんや忙しくしております。

今後の大きなスケジュールとしては、夏休みの7/28~8/2、以前から参加してみたかった日本色研の「色彩指導者養成講座」(東京で開催)に申し込んでおります。8/2から東京都美術館で「フェルメール展」も開催されますので、それを観て帰ることになりそう。そして8/4からの大阪での美術教育関係の大きな大会にも連日参加の予定です。

ひっきりなしにバタバタしそうです。

毎度!ですが…。
by my-colorM | 2008-06-07 11:00 | 日記
昨夜、衝動買いの池田理代子さんのコミック「太王四神記」が我が家に届き、
そう、もちろん読ませていただきましたとも!深夜帰宅でしたけれども。

残念なのは、「知ってます。」「そうそうこの台詞でした。」と「映像のコマ割そのままだな。」と思わせてしまう状況がどうしても否めないことです。

そう。新鮮みに欠けるのよね。それとすでにキャラが映像化されているので池田さんがそれに似せて描かれているのだろうという制約を感じてしまう点でしょうか。勝手な思いですけど、窮屈な感じがしてしまうのは私だけでしょうか。

それでも、DVDを全巻揃えて買うよりはリーズナブルな復習材料かも…なんて思ってしまいます。なのでたぶん全6巻揃えてしまうのだろうと思っています。

ところで、あの8話連続視聴というとんでもない日からあの久石譲さんの「タムドクのテーマ」が頭を離れないのが目下の悩み…。気づいたら口ずさんでいます。こわ~っ。
by my-colorM | 2008-06-05 23:43 | 日記
本ブログ。

かなり美術教育から離れることが多いですし、時には「色」からも遠ざかっているなぁと思う節ありです。

なのに、見つけてしまいました。

「美術教育を推進するために」などというリンク集の中に入っているのを。

私的で個人的な記述が多く、とても「推進する」には及ばない内容なので、このリンク集を見つけてから焦りを覚えました。

本務の中学校での実践なんぞはほとんど公開できるようなものはなく、ただただ冷や汗ものです。

今日はその焦りの思いを素直に吐露いたします。

とりあえず、足を引っ張っていないことだけを祈って…。

といいますか、いつかはちゃんとした授業実践がUPできますことをお約束?して!

何とはなしに申し訳なくて…m(_ _)m
by my-colorM | 2008-06-05 23:06 | 日記
4月の下旬からスタートしたノート一元管理術は今も続いております。

ほぼ1ヶ月で200タイトルを楽々超える記事数となりました。今、2冊目の半ばほどでしょうか。
記述は学校に着いてから、帰宅まで随時。そして休日お出かけの日には喫茶店でコーヒーを飲みながらというのが定着して参りました。

そして、バッグには常時書きやすいボールペンとはさみ、付箋紙、メンディングテープ、貼ってはがせるタイプのスティック糊をセットにして持ち歩いています。

記事が貯まれば学校で自宅PC宛にタイトルを打ち込みメール、帰宅後「オズエディタ2」文書にコピペして追加、上書き保存をしています。

「情報は一冊のノートにまとめなさい」の筆者が薦めていた4週間のスケジュール表も自作し実践。2週分を書き写して更新しながらノートに貼り付けてスケジュール管理をしています。

年間行事予定を貼ってはがせるタイプのスティック糊で巻頭に仮接着していますので、次のノートに移行するのも楽ちん。大変重宝しています。

ノートを始めたお陰で、毎日のニュースもしっかり見るようになりました。職場でもプライベートでもいろんな情報に触れますが、アレコレ必死に覚えておく必要もなく、目の前の仕事にすぐに取りかかることができ、それらがスッキリはかどっていくように思えます。なによりも、積極的に映画やDVDを観る機会が増え、趣味の世界が拡がったような気がしています。

さらに読書量も増えましたし、出張なども仕事にかまけてパスということもなくなってきました。昨年の同じ時期よりもかなり仕事にも趣味にも充実感があります。

これは一概にノート効果であるとは言い切れませんが、しかし決して無関係とも思えません。

皆さんも是非、納得のいく情報管理術、スケジュール管理術をなさって、充実の毎日をお送り下さいね。
by my-colorM | 2008-06-03 23:45 | 日記
「太王四神記」、観てます。
地上波で登場してから…。

ヨン様、やっぱりはまります。
前回NHKで9話(録画しましたよ)まできました。

実は5月31日から今日までMovix京都で13~16話の劇場マラソン上映でした。
上映時間は13:40から260分(途中休憩有り)

本日は日曜参観の代休日。

このところの映画志向に、Movix clubに加入。
今日窓口でカードを発行してもらうついでに(?)
このマラソン上映是非とも!と思っておりました。

そのために抜けてしまう10話~12話をどうしよう?と、とりあえずのネット検索。
@niftyで配信を知って思わず入会しました。

それからPCで3話連続視聴の末、本日のマラソンにこぎつけました。

ええ、そりゃあもう堪能いたしましたとも。超感動!!都合昨日から8話連続視聴という状況でフラフラ状態ですが…。

昨日は大阪で出演者の来日イベントがあったそうで、映画館には私よりもお姉様方がいらっしゃいましたが、その話題で幕間は熱~く盛り上がっていました。

帰ってからHPを調べた末、池田理代子さんのコミック3冊を早速ゲット!と相成りました。

宝塚歌劇団も「太王四神記」公演が決まったそうですが。

いやあ、ベルばら、オルフェウスに次ぐ四神記??

…というか、そんなノリではあります。ハイ。若干興奮気味のテンションですが、お許しください。


あ、今日は6月2日。パパと出会ってから、えっと、30年?
記念日だった…。すっかり、うっかり忘れてた…。テヘっ。
図工の専科として小学校に兼務して3年目となります。2年間の経験から、今年受け持っている6年生には、水彩画の着色についていわゆる「絵画指導」をあえて試みています。技術を教え込むことについてはいろいろな意見があろうかと思いますが、様々なぼやきや絵の具嫌いを耳にし、目の当たりにするにつけ、これは手を打たなければという焦燥に駆られてのことです。

失敗の中から経験を積むのだと突き放したところで一向に改善が見られませんでしたし、躓きに対して個別にしたアドバイスで救われた様子の子どもたちを数々見てきました。その経験から、これは、一斉指導でしっかり押さえておく必要があるのではないかと思い立ったのです。

低学年、中学年、高学年と着色については発達段階に応じた指導支援があるだろうと思いますが、私なりに気づいたところ、押さえたいところを高学年を中心に記しておきたいと思います。



さて、鉛筆で下絵を描くところまではうまくいっていたのに、絵の具を使い出したとたんに「あ~あ」、「絵の具って大嫌い!」という子どものぼやき声をよく耳にします。

絵の具で描く経験の浅い子どもたちに授業で指導している「着色の要点」をまとめました。

◎はじめに…〈子どもたちはどんな失敗をしやすいのでしょうか。〉

《陥りやすい失敗例その1》絵の具がボトボト。はみ出す、たれる、下の色ににじんで広がる…。

理由:パレットで絵の具や水を混ぜると、筆には多量の水分がたまっています。これを不用意に画面にのせた結果、余分な水分が画用紙にのり、上に示した失敗につながります。

《陥りやすい失敗例その2》塗り残しが白ウキし、雑に見えてしまう。未完成に見える、ムラ塗りも…。

理由:子どもたちはメインとなる描きたいものを先に描きたがります。低学年・中学年の水彩導入期ならば線描が主体ということが多いかもしれません。描きたいものを描いたあとから白い部分に背景を塗り込むのは色ムラの原因となります。

《陥りやすい失敗例その3》見せたいのはどこ?何がメインなのかさっぱりわからない絵。

理由:人の目は変化に強く反応します。ぼやけた画面よりもはっきりくっきりしたところに目がいきます。全体にピントが合っている写真よりも被写体にピントが合っている写真の方がメリハリや奥行きが出て、ねらいが明確で魅力があるのと同じです。
ところが彩色上こうしたメリハリづくりに意識が働かないのが実情です。結果着色したら、わかりにくい絵になってしまうことが多いのです。鉛筆画は線によりイメージを形で表しますが、着色によって点・線・面の複雑な形になるだけでなく、そこに色の要素も加わり、実際整理しないと混乱してしまいます。

《陥りやすい失敗例その4》絵の具のむだづかいや画一的な色づかいに。

理由:人の目は成人で750万色の色を見分けることができるといいます。しかし、絵の具メーカーではJIS(日本工業規格)に基づく色管理のもと、代表的な色を10数種類製造し箱詰めしています。そうした基本色はその混色の組み合わせと水の量とで二次色、三次色…といくらでも色を作り出すことができます。
ところが、混色の経験が少ない生徒は、単純な原色の組み合わせであっても、混色結果をイメージすることが難しく、子どもによっては、探求のあまり、闇雲に混ぜて絵の具を無駄にしてしまったり、色づくりが不十分なまま着色してしまう、もしくはチューブのままの色ですませてしまうなどが現状です。


◎これらの失敗はどの子どもも大なり小なり経験しています。しかしそのような失敗を自覚させ、その原因を考えさせ、自分なりに対策を講じる手立てを見つけさせさえすればいいのです。それをせずに放っておくと、短絡的に自分には絵の具は向いていないとの苛立ちを生み、絵の具嫌い、ひいては絵嫌い、図工嫌いにさせてしまうことさえあります。

達成感のもてる図工の経験をさせるにはどうしたらいいのでしょうか。

私の授業では、子どもたちのやってきた失敗のアレコレに寄り添いながら、(経験をあぶり出すのが実際ですが…)あんな失敗、こんな失敗を解消する秘策があると(ちょっと大げさに)次のような指導や助言をしています。


☆着色準備の4ステップ

①色をつくった筆は、②いったん洗って、③余分な水をふきとり、④絵の具を含ませてから画面にのせていきます。

この方法で着色すれば、ボトボト塗りはなくなります。絵の具も乾きやすく、にじみも少なくなります。つまり大半の「あ~あ」を解消することができるのです。

そして、これは案外小学校で指導者が放置していることの多い絵画指導の基礎基本なのではないでしょうか。

にじみの効果をねらった描画法(先に画面に水を塗る方法もあります)にはもちろんあてはまりません。しかし、この4ステップは中学年までに身につけておくと描く力をグンと伸ばすことができます。


◎着色の手順の獲得(結果を先読みする力をはぐくみます)具体的な指示は次の通り。

☆着色の基本手順

□背景・広い面を先に。(水分多めのうすい絵の具が望ましい)→メインを引き立てる。
□となりや別色の重ねは、乾いてから。(次に着色する絵の具は少しずつ水分を減らしていく) →はみ出しをカバー。
□メイン(主となるもの)は細かい筆使いで、塗るというより点や線で描く。(水分少なめ)→変化で目を引く。

☆用具を正しく使う習慣を身につける。

□パレット…絵の具を出すところ(個室)と混ぜるところ(運動場)の使い分けをする。
□水入れ(筆洗)…各部屋の役割(筆洗い用、すすぎ用1・2、澄んだ水用)をはっきり分ける。
□筆ぞうきん…常に筆先を整え、水分量を調整するのに使う。
□筆…描画特性(点・線・面)とそのサイズに合わせて、筆の大きさと形状を選ぶ。
□絵の具…より少ない混色によってより自然に近い色をつくる技能を経験によって積み重ねる。
□試し紙…実際描画する画用紙を小さく裁断して手元に置いておく。紙質や紙色で微妙に変わるものである。
□色見本…同じ色とまではいかないが、配色を考えるのに手元にあるとイメージがわきやすい。
□敷き紙…机に絵の具がつかないようにと端っこで筆を止めることがないように気を配らせる。
□机…教室で授業をするとき、画用紙の向きに合わせて机の向きを変え、画用紙が折れ曲がらないように配慮する。

◎心に響く一声

☆私が使っているフレーズは「筆は心の先」です。(スローガンは何でもよいのですが…)ていねいにねらいをもった筆使いを心がけさせたいとの思いからひねり出した言葉です。

例えば、空はどんな方向で筆を進めていったらいいのでしょうか。飛ぶ鳥を描きたいときなら、荒々しい、勢いのある線描も動きのあるすてきな画面が描かれるでしょう。穏やかな風景ならば、極力、描線は目立たない方がいいかもしれません。

この例のように、描こうとする画面にねらいをもって、「心を筆先に込める」という精神性がどうしても絵画には必要だと思うのです。

丸いものは丸く、鳥の羽毛はその毛一本一本に集中して描くことが求められるでしょう。そんな「心」を感じる、あるいは感じさせる活動でなければ描く意味がないというくらいの声掛けをしてもいいほどです。

その、心を筆先に込めるポイントとして筆の種類に応じた持つ位置の対応に気配りが要ります。面相筆のような細い線を描く時ほど、筆先に近いところで筆を持ちます。自然にそうなる子と実は気づかない子がいて、成功体験の積み上げに開きが出ると考えられます。

◎色づくりについて

☆混色のイロハ

□原色と二次色、三次色の経験値を上げる。

いわゆる絵の具の三原色は赤・青・黄です(マゼンタ、シアンはまだ一般的な絵の具セットには加えられていませんから)が、便宜上これらの色をここでは一次色と呼ぶことにします。

では、赤+青→? 青+黄→? 黄+赤→?これらはすぐにイメージできなければなりません。

それぞれ、紫、緑、橙ですが、これを二次色と呼ぶことにします。

それでは、さらに赤+紫→? 青+紫→? 青+緑→? 黄+緑→? 黄+橙→? 赤+橙→?

一次色に二次色を足した色は、さしずめ三次色と呼ぶことができるでしょうか。

これらの色は、赤紫、青紫、青緑、黄緑、黄みの橙、赤みの橙といった色名で呼ぶことができます。(PCCSの色相名みたいですが…)

実はこの種の三次色は大抵の子どもたちが容易にイメージできるものです。

ところが、赤+緑→? 青+橙→? 黄+紫→?はどんな色になるでしょうと訊ねると子どもたちは答えに窮し、「変な色」「汚い色」「何かわからん色」などと答えます。

それらの子どもたちの答えはすべて正解だと思います。

中学生ではこれらの色の組み合わせを「補色」であると学びますが、そんな専門用語を理解するためにもなくてはならない経験なのです。(これって本末転倒?)

しかしながら色みを判断することが難しい三次色が混色でできてしまう経験は、低学年の色遊びのうちに経験しておきたいところです。子どもたちにはパレットに絵の具が残り、時間も余裕があるなら運動場(パレットの広い部分)を戦場にしてみなさいと言っています。どんな色になるかあれこれ試してから洗い流しなさいと。

そうした経験からミュートカラー(打ち消す色)へと発展していけば、影色に安易に黒を混ぜるだけでない混色へと展開できるのではないかと思うのです。

たとえば、自然の緑に近い、ややくすんだ緑をつくるのに、足すと汚い色になる赤を少し混ぜてみようと教えます。パレットで彩度が落ちて、落ち着いた緑ができるのを目の当たりにした子どもたちは歓声を上げてくれます。

□水というアイテム

絵の具をとく水の量は、紙の色を透かすことで様々な変化をもたらす重要なアイテムです。全体を淡くやさしい雰囲気にするのか、ガッツリとパンチの効いた画面にするのか、それともピントをメインのモチーフに合わせ主題を焦点化した作品を展開するのか。これを左右するといっても過言ではないのが「水分量」ではないでしょうか。それぞれのよさを味わいながら、自分の思いを表現するための手法を自分なりに選べる主体になって欲しいものです。

☆「自分色」というこだわり

もう一つ、混色ということを考えるポイントとして、自分の表したい色へのこだわりがほしいということです。

絵の具メーカーがチューブに詰めた色を一次色と考えたなら、一次色は誰もが簡単に使えるし、個性的な表現につながりにくいということを意味します。気づけば、クラスの大半が同じ青で空を描いていたり、木の幹はチューブの茶色をそのまま使ってしまっている状況があり得ます。「それでは、君たちは絵の具屋さんの手先になっているようなものだ!」ぐらいのことは指導者が熱く語ってもいいのではないかと思います。色は如何様にもつくり出せるのだということをたくさん経験して、自分だけの色表現を展開していくことに価値を見いだせるようにしていきたいものです。

☆陰影の見方、考え方

「ナチュラル・ハーモニー」という考え方があります。これは自然界の陰影に見られる色の見え方ですが、わかりやすい例ですと、たとえば木の葉が挙げられます。枝に繁った葉を観察すると光の当たっている緑は黄みがかって明るく見え、陰の部分は青みがかって暗く見えます。

その見え方を一つの視点として示し、表現に取り入れることを経験すれば、不用意に黒を混ぜたり、影を黒で塗ったりというようなことを避けることができますので、色彩豊かで明るい画面が得られます。また色による立体表現にさえつなげることができるでしょう。




水彩画の表現については、まだまだ挙げなければならない点はあるでしょうが、とりあえず最近の授業(愛鳥週間・緑化運動ポスター制作)で取り上げたことがらをまとめてみました。

「着色指導」そのものは、ともすれば小・中学校においては一切なされないことも考えられます。けれど、一握りの子どもたちだけが成功体験を積んで上手くなるだけでなく、どの子にも身につけてもらいたいものだと思っています。

何らかの手立てを示すことができればと考えて、小学生に指導を試みました。絵に親しみ、思いを表現する手段として水彩画をより楽しみながら取り組んでもらえたらという思いでいっぱいです。

久々の更新。あれこれ色々と考えておりました。長い文章におつきあいいただきましたが、何かお気づきの点やアドバイスがありましたら忌憚なくご指摘いただきたく存じます。

また、他にもこんな子どもたちの失敗はどうアドバイスをしているのかなどご質問やご自分の実践などもコメントしていただき是非とも交流を図りたいと思いますのでよろしくお願いします。