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気象庁発表のソメイヨシノの開花予想では本日が開花日となっている東京。
ソメイヨシノを見つけたので見上げてみましたところ、蕾がほころびているところがありました!

桜が咲き始めましたね。

というわけで、ブログのスキンも桜バージョンに変更致しました。(*^_^*)

さて、年度末から年度初めの決して暇ではないこの時期に、エイヤっと自主研修に勤しんでおります。我ながら無謀なスケジュールながら、この機を逃すと実現しないのではないかという年度替わりの日程なのです。

とりあえず明日から2日間は組織委員会(準備委員会という場合もあります)で、委員にあたっていない教職員は連絡さえ取れればどこにいてもOKなのです。学校に行けば仕事はいくらでもあるのですが、逆に考えれば、この日を使わないとチャンスが遠ざかるわけですね。

東京基地の近くのコンビニで、「国宝薬師寺展」「ウルビーノのヴィーナス」「ルノワール+ルノワール展」のチケットを手に入れました。どれも混雑が予想されますが、果敢にアタックしてこようと思います。

薬師寺の「日光・月光菩薩像」は、私の中学時代の修学旅行か家族旅行かで見たことがあります。大学1回生で、たしか月光菩薩立像の優美なお顔を木彫レリーフのモチーフにしたような記憶があります。せっかくのこのチャンス。これは拝ませていただくほかありません。今回は光背を外した姿で、お背中も拝見できるという特別な展示です。3月25日(火)からということでちょうど滞在日と重なりますので、「ウルビーノ…」とハシゴで強行突破を敢行致しますよ。ハイ!

おっと、地図を見ると、東京都美術館も近いですね。たしか「ルーブル美術館展フランス宮廷の美」ということでマリーアントワネット関連のグッズ(調度品)を展示していますよね。って、3つはさすがに厳しすぎますか?「ベルばら」世代の私ですから若干気になる展覧会ではありますが…。

っと待てよ、そういうたら、「ダーウィン展」(国立科学博物館)も実はかなり関心があったりして…。駅のポスターが目にバーンって入ってきてましたしね。迷いますねぇ。

「ルノワール」は基地に近い渋谷で、しかも、期間中無休つまり月曜日も開催!ということなので、こちらも混雑具合は京都で見るよりはマシではないかという若干安易な予測のもと、明日行ってこようと思います。Bunkamuraってどんな感じなのかもちょっぴり興味がありますが、若者向けなのかな?

さすがは東京。開花間もない桜の時期ですが、展覧会の方はすでに花盛りのようですね。

では元気があるようなら(?)報告致します。
by my-colorm | 2008-03-23 16:48 | 日記
本日は昨日の色彩基礎セミナーに引き続き、大阪駅前第2ビル6Fで行われたカラーコーディネーターシンポジウムに参加しました。

昨日お世話になった日本ペイントで車のカラーデザイン部でカラーデザインの仕事を手がけているという方から、ヒットカラーがどのように生まれるかというお話を、実際の自動車メーカーへのプレゼンテーションを交えて、聞かせていただきました。またもうお一方からは、デザインコンセプトをヴィジュアルツールでデザイナーに伝える手法を開発された事例を紹介いただきました。

車には縁遠い私ですが、これでも東商カラーコーディネーター1級商品色彩を取得している身。大変興味深くお聴きしました。

光輝材(アルミフレークや雲母片)の入った塗装により、カラーもさることながら、質の時代に入ったという自動車塗装の世界。ここ十数年は日本の自動車産業がリードしてきたともいえるカラートレンドの最先端を手がけているというその女性のプレゼンテーションは自信に満ち、聞き応えがありました。カートレンドカラーアウォードの受賞作品が自社製品であることを語る彼女の照れながらも満面の笑みを浮かべているその表情が印象的でした。

それにしても、トレンド動向の情報収集の極意は実際に足で稼ぐものだということがよくわかりました。どんな色や物が売れているのかをつかむために、インテリアのセミナーにも参加されるし、○○コレクションなどのファッションカラーもチェックされているし、店はもちろん、映画、美術館、出かけた先のありとあらゆる場面で本物を見ることが大事だとおっしゃっていました。もちろんテレビ・新聞・雑誌なども情報源として活用しながら、「時代の気分」を的確につかみ、次のカラー戦略を立てていく…。日々の生活がリサーチなんですね。

今開発している色は二年後に商品化(実際に自動車に塗装される)とのこと。若干思惑よりも早くカラー展開が進んでしまう分野もあるそうです。逆に、何年も前に開発した色が時を隔てて見直されることもあるようで、そこら辺がおもしろいところですよね。

さて、今は女性が元気な時代だそうです。車の色もファッション感覚で展開する時代になってきていて、以前では考えられないようなカラーが売れる原動力になっているそうな。

そういえば、セミナーにしろシンポジウムにしろ、圧倒的に女性参加者が多いです。車の塗装がテーマだったり、塗料メーカーの実習だったりするのに、大半が女性でした。

しなやかで粘り強い女性の時代がこれからも続いていきそうな気がします。

さて、もうお一方は男性でした。人の視覚の制御困難に触れつつ、ご自分が開発された光輝材入りの塗板を測色したデータを元に、立体的にヴィジュアル化するデザインツールについて、その利便性と限界とを事例をもとに分かりやすく語られました。

人間の目には強い放射エネルギーを瞬時に抑制する働きがあって、すぐに調整し順応しようとします。ところが光学機器はストレートにそれを電気エネルギーに変換します。そこで人間の目には色順応によって普段見慣れた色に置き換えられたある色も、デジカメで撮影すると大きな色ずれに感じられるほど違って見えることがあるというのです。ダイナミックレンジの問題ではないかと説明されていました。

彼は、それを凍った滝を写してPCで再現したときに実感したといいます。人間の目とカメラでは色の見え方が異なることを私は以前名古屋の赤幕の中で感じました。夏のお昼時、真っ赤なアーケードは私の目には赤く見えているのに、デジカメも携帯カメラもアーケードの骨組み以外は黄色く写っていたのです。インターネットで同じ場所の写真を見つけたときはそのようには写っていませんでした。おそらく撮影時刻や天候が全く違っていたのだと思います。そのときも刺激を弱めているんだろうとは想像しましたが、それが何故起こるのか自分ではきちっと結論が出せなかったことを覚えています。

ひょっとすると、今回の人間の視覚は制御困難というお話の中にその答えがあるのではないかと感じました。強い日差しの中で、目は強い光を抑制して赤に見ていたのでしょう。けれど光学機器であるデジカメはそのまま物理的に反映し、再現したということなのでしょう。

人間の視覚は、物理的に色温度をちょっと変えましょうといって変えられるものではないという厄介さがつきまといます。とりあえずそれがカラーコミュニケーションを難しくしているんですね。

久しぶりに外へ出て、色にまつわる勉強をすることができました。


明日から3日間は東京です。またおもしろい発見があればUPします。
by my-colorM | 2008-03-22 22:28 | 色の話
色彩学会関西支部の色彩基礎セミナーでは、調色実習とともにフォトショップを使ったカラーマネジメントの基礎実習を行いました。

普段見ているディスプレイが色を正確に再現し伝えきれるものではないという認識はありますが、それを体験し、どのように画像の持つ色(空間)情報を管理していけばよいかという点を教えていただきました。

要点は、PCの標準的なディスプレイの色空間が「sRGB」、そしてその色域で再現しうる色が緑域で極端に狭いということです。それに対し、デザイン界で使われることの多い色空間である「adobeRGB」はCIExy色度図上のGの位置がかなり外側(外側の方がより鮮やか)に設定できたため、色再現域が大きく拡がったということ。そこで、2つの色空間の違いから、同じRGB値、例えば(0、255、0)であっても全く異なる色に表示されてしまい、双方向のカラーコミュニケーションがとれないということが起こっているのです。

PCの画像データにカラープロファイルをつけたり、あるいはつけなかったりする方法ということでその出自を明らかにするなど、受け取ったデータをどう扱うかなど詳しい展開はともかく基礎的な所を体験させていただいたつもりです。

しかも、ディスプレイのメーカーや機種の差、個体差はもちろんのこと、さらになんと一台のディスプレイでも日々刻々変わってしまうという厄介な問題を抱えているというのです。

そこで、ディスプレイについては定期的なキャリブレーション(正しい基準をもとに設定し直すこと)が必要であり、その方法も実演を交えて紹介いただきました。

ちなみに今記事を書いているThinkPadちゃんはカラープロファイル設定なし、それとプリンタには専用のカラープロファイルの設定がありました。それとときどきフォトレタッチにつかう「ペイントショップ」ではsRGB色空間でしたので、結局ほとんどカラーマネジメントには縁遠い状況でした。テヘッ (^^;)

美しい色鮮やかな画像を扱うためには、それなりの環境が必要だということですね。
by my-colorM | 2008-03-22 19:48 | 色の話
昨日、日本ペイント本社で色彩基礎セミナーが行われました。

そこで自動車用の塗料で調色を体験してきました。

静電気防止加工済みの白衣を着て、塗料の飛散防止のための防護眼鏡と溶剤をカットする防護マスクに、手術用のピッタリと手になじむゴム手袋という重装備で実習に臨みました。

まずは「調色」の概要説明。

要は、ある色を原色と白・黒の混色で再現すること、それが調色です。

これなら私も中学校でしょっちゅうやっています。学級旗や大型の看板づくりでは大量の絵の具がいるのですが、生徒は塗っている途中で絵の具が足りないのに気づくわけです。ところが自分でその色を再現できずにやってくる。私は無駄が大嫌いなので、最低限の絵の具の混色で再現してみせ、「おおっ、さすが!!」と言わせつつ、十分な量の絵の具を確保して生徒に渡すわけです。生徒には自分で再現することも教えなくてはなりませんから、ただ色を作ってやるだけでなく、混色する色数をできるだけ絞ってシンプルに混色するように助言を加えておきます。ということは、今回の実習はその経験値が生きてくるかも…ムフフ。

おっと、元に戻します。

調色とは、いくつかの原色と白と黒との調合で限りなく近い色を再現していくことですが、実は厄介なファクターが存在する極めて難しい世界でもあります。

その厄介ものとは「メタメリズム」です。

メタメリズムとは、2つの色に含まれる成分(原色)の違いが元で、光源が変わると同じ色に見えたり、違った色に見えたりする現象です。

原色が違えばその分光反射率(物体がもつ特性。各波長ごとの、光エネルギーの反射%は物体により異なります。)が変わります。ということは、光源の分光分布(光に含まれる波長成分ごとのエネルギー分布)の変化で、反射する波長成分が変わってきますから、一方が赤みを帯びたり、青みを帯びたりして2つの色は違って見えるのです。光源にしろ、反射率にしろ、結果相対的に長波長域成分が多くなると赤く、短波長域成分が多くなると青く色づいて見えます。

講師は黄色の試験紙を2枚重ね、D65(色を検査するときの標準の光)下で同じであることを確かめ、続いて照明環境の異なる2箇所で受講者にそれを比較させました。

そして言いました。ある場所で同じ色に見えるだけでは「調色」の意味がない。クライアントが持ち込む色(車の塗装補修だと考えるとイメージしやすいのではないでしょうか)に対して照明環境が変わってもメタメリズムを起こさないようにしなければならない。そのために私たちは同じ色みでも複数ある原色を一つ一つ調べて色出しをしていくわけです。と。

…ということは、調色とは「アイソメリズム」(分光反射率曲線も同じ色)=同色を求めていく技術だということか。原色を何度も変えて、複数の光源下で確かめて原色を突きつめていく作業が必要になります。これは厳しい。極めて複雑な作業です。

と考えているうちに二手に分かれていよいよ実習です。昨年も同じような実習があったそうで、その参加者や調色経験がある人達はエアガン(噴霧器)による塗装の実習を先行してされていました。

ともあれ、調色実習はメタメリズム回避といったシビアなものではありませんでした。自動車用のソリッドカラーの塗色。サンプル色が与えられ、原色は2色限定、それに白と黒の塗料を色の見えが同じになるように調合する作業ということで、D65光源下で行われました。(ホッ…)

カップにまずは一番たくさん含まれているであろう白を入れ、順次原色をスポイトで少しずつ滴下し、アルミの撹拌棒で混ぜていきます。

調色シートは3cm角の白とグレイのチェックの厚手光沢紙です。ソリッドカラー(いわゆるパールマイカとかメタリックなどの光輝材を含まないツヤのある塗料)を棒塗り(アルミ棒で平たく塗色する方法)していきます。すると塗料が不透明なので適当な厚みで塗ればグレイの面が隠蔽されます。なのでこの調色シートを隠蔽紙と呼ぶようです。

ここで若干問題なのは、濡れ色と乾燥後の色の違いです。絵の具の混色でも顕著に起こりますが、塗色面も一緒です。そこで、オーブンで1分以上強制乾燥しますが、乾燥すると白が沈み、若干濃く、鮮やかになる感じです。これを「色が上がる」と呼ぶそうです。昔使っていたポスターカラーだと白が立ってくる印象がありますがあれは勘違いだったのかしら。それともこれは塗料の特性かしら。残念ながらこれは聞かずじまいでした。

さて、そうして出来上がった塗色面とサンプルを視感比色し、足りない色をスポイトで垂らして同じ作業を繰り返していきます。

いつも頭によぎること、それは、生徒とのやり取りだったらすぐにでもクリアされるだろうということです。生徒なら間違いなくOKがでるだろう近似色は2、3回の試行で上がりました。でも、色差がほとんどない状態まで持って行くにはああでもない、こうでもないと結局一つ目のサンプルに調色のプロ(講師の先生)からOKがでるまでに20回の試行錯誤を要しました。2つ目のサンプルでも13回。帰宅して家庭用の蛍光灯下ではほとんど違いの見つからないような試行を含めて相当悪戦苦闘したものです。

これも、有彩色の原色がたった2つの調色でそんな状態なのですから、同じ色相の原色が数種類ある中での調色がいかに困難か推して知るべしですよね。

実習後の質疑応答でのお話によると、調色師(士)の育成には現在半年かけるそうです。それも色の分かる人が側についてしなければなかなかうまくいかないとのこと。昔は調色3年といわれたそうで、熟練の経験がものをいう世界であることは間違いありません。

実習でなるほどと気づいたことですが、まずは台の上をクラフト紙でカバーし、マスキングテープで四方を止めていました。これなら容器を倒しても(実際数例ありました)汚れる心配もありませんし、作業台も平坦で作業しやすく安心です。また、黒は他の色と違い10倍に薄めてありました。これなら微量でも強い影響を与える色の微調整が可能です。また顔にがっつりと食い込むマスクも塗料に含まれる溶剤を一切気にすることなく数時間の作業に耐えられました。乾燥しきれていない隠蔽紙を手提げバッグに入れて持ち帰ったのですが、2日目にバッグを提げたときの匂いがかえって気になるほどでした。

それにしても、今回の調色の精度はかなりのものだったと思います。ヘタをすると199シリーズのカラーカードのロット差の方が大きいのではと思えるほどの違いです。

貴重な体験をすることができました。感謝!!
by my-colorM | 2008-03-22 10:00 | 色の話
明日、大阪で行われる日本色彩学会関西支部の色彩基礎セミナーに参加します。
「色を見る・作る・伝える-パートⅡ」ということで、塗装作業の実習を含む研修をして参ります。
どんな研修になりますことやら。楽しみです。

詳細は事後できるだけ早めに報告しますね。

次の日はカラーコーディネーターシンポジウム。自動車のヒットカラーについて語られます。

日曜日から火曜日までの3日間は東京へ。「ウルビーノのヴィーナス」あたりを観てこようかと考えております。少しはゆっくりできるかな。桜の開花も見られるかもしれませんね。

後は新年度の準備で春休みもあっという間に終わってしまいそうです。
by my-colorM | 2008-03-20 23:40 | 色の話
本日勤務している中学校の卒業式が行われました。


気がつけば、半月も更新することができませんでした。
それだけ繁忙期を過ごしていたということなるかもしれません。


次年度も異動なく、小学校兼務が続くことになりました。
こちらの希望が通り、5年生での授業を実施し、一足早く顔合わせができました。
新たな子どもたちとの出会いはやはり楽しいものです。


こうして去る者有り、出会い有りの3月を迎えまた一年が過ぎていくんですね。


桜咲く頃には2年目に教えた子どもたちが新一年生としてやってきます。
どんな中学生になってくれることか。ゆっくりと見守りたいと思います。


ようやく余裕が出てきましたので、この間に書こうとして書けなかったことなども
ぼちぼちUPしていくつもりです。
by my-colorM | 2008-03-14 23:56 | 日記