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昨夜、京都に戻りました。

今日はお昼過ぎに講師養成講座14期生の会報誌への寄稿文を書きました。
三回の挑戦でようやく認定を受けた私から再選考の皆さんへ激励文を依頼されたのです。
できあがれば私のもとにも届けて下さるそうで、今から楽しみです。

今思い出してもドキドキしてくるような緊張を覚える「モニターレッスン(模擬講義)」。今年はその対策から年が明けたようなものでした。

中学3年生を担当し、進路事務が激増する時期と選考レッスンはしっかり重なっておりました。それでも容赦なくその日はやってきて…。準備不足とプレッシャーは相乗効果でのしかかりました。

そんな中、飛行機で駆けつけて下さったみに~さんをはじめ、ジュエルさん、氷結さんといった再選考で認定合格されたDodeca Circleメンバーの温かい協力を得て、大阪で「練習会」が開かれました。その勉強会に私自身はとっても準備不足で臨んだわけですが、そのお陰で、ようやく、もものんさん(再選考の去年は発熱で欠席でしたので)と共に本番で認定をいただくことができました。本ブログでも散々書き散らかした私の愚痴その他もろもろに叱咤激励をくださった皆さんのお陰でもあります。
その節は大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

さて、合格といえば、今年は息子も志望大学合格を果たすことができました。京都を離れ、母親としてはとても淋しい思いをしているのですが、まぁ、よい方に考えれば東京進出の拠点を得ることができたわけです。学費やら生活費やら(突然の楽器代やら)の捻出に頭を抱えつつも、都合6回の東京行きはいずれも楽しいものでした。息子自身は忙しくて一緒に行動する場面は随分限られましたが、行く度に何かしら展覧会が見られるのが私には刺激的で何よりの勉強になりました。

そんなこんなで、今年訪れた主な美術館は、「国立新美術館」「倉敷美術館」「東京国立博物館」「国立西洋美術館」「相国寺承天閣」「森美術館」「デザインサイト21_21」です。やはり圧倒的に東京が多くなりました。

地元の京都では、国立博物館の「狩野永徳」を見過ごしたばかりでなく、市美術館の「フィラデルフィア美術館展」も生徒には勧めておきながら結局足を運べませんでした。これは積年の入場待ちの列や数珠繋ぎで自由の利かない観覧形態が私自身のトラウマになっているからで、行けなかったと言うより行かなかったの方が正解かもしれません。案の定、伊藤若冲の「動植綵絵」を見に行ったときのあの混みようと言ったら…その後、京都で展覧会は見るものかと思わせるほどの困難さが印象に残りました。

で、印象に残った展覧会はというと「モネ展」「ダ・ヴィンチ展」「若冲展」「ル・コルビュジエ展」です。興味のある方は関連記事をご覧下さいね。

そして、今年、読んだ本はあれこれありますが、何と言っても「ハリーポッター最終巻」は特筆すべきでしょう。長年の追っかけに終止符を打つことにはなりましたが、初めからグルグル物語が動きまくるスピード感にどんどん引きずり込まれてしまいました。来年の夏には日本語訳も出るそうですね。これも楽しみです。

そのほかには、ダン・ブラウンの「天使と悪魔」、同い年で、同郷(のようです)の齋藤孝の「コメント力」「段取り力」がおもしろかったです。色彩関連では、「色の用語事典」や「デジタル色彩マニュアル」も蔵書にしました。読みかけの本も5冊ほど同時進行…。いつ読み終えることか、どれもそれぞれにおもしろいのですが、ちょっと忙しくて続きがなかなか読めません。

忙しい中でも、少しずつPC環境を改善して参りました。今年は富士通Lifebookの購入とほぼ同じタイミングで、故VAIOちゃんの後継機ThinkPadのメモリを増設し、その連係プレイでビデオ編集をこなすことに成功しました。これは今年の特筆記事です。後は年末のScanSnapとモバイルHDDが大きいでしょうか。というか、その力は今後試されることでしょう。息子宅に新設のPCスピーカーも要チェック。私も近々入れるかもしれません。ちなみにCREATIVE I-Trigue 3000です。サブウーファーからのズシンと来る低音は夜間は押さえなければいけませんが、音質の良さはチェックものです。

…って、この調子で詳しく語っていたら、年が明けてしまいますね。では、ここからは、はしょって。

今年の学びについては、mixiのコミュ「カラー検定…ズバリ答えます!!」の管理人としての活動が2年目を向かえ、430名前後の参加者を得て、存続しております。

この430名前後というのが私の中では微妙でして。その数がなかなか増えなくて…。参加者が増えたかと思えば、退会者もありで、その実…。実際のところ伸び悩んでいます。色彩検定受検者にプラスのパフォーマンスが不十分なのかなぁと気になるところです。コミュ参加の講師、1級取得、あるいは合格経験者レベルの皆さん、来年も是非、3級受験者に強い示唆のある(もちろん私も含めてでございます)レスポンスを期待します。

個人的には、AFT色彩セミナーで木村千尋先生からの色彩心理を応用した新技術も興味深い内容でしたし、そこで再会できたMiyabiさんが一刻を争う深刻な病気ではないことがわかって心から祝福を送りたいと思ったのもグッと心に残りました。


え?本業の美術教育ですか?

本業はブログに語りつくせない出来事があまりにもいっぱいありすぎですが、ここは当たり障りの無い内容で…。

今年は自分の中では「鑑賞」を充実させた1年です。

夏期研修は、倉敷美術館の学芸課長柳沢秀行氏のレクチャーで多くの示唆を与えられました。直後に詳報しませんでしたが多くの学びがあり、鑑賞授業で早速引用させていただいています。(ごめんなさい、やっぱり抽象的ですね)

今年はピカソの鑑賞授業でpptも作成。美術室でのプロジェクターを使っての授業に「ありがとう」の一言も生徒からもらいました。カラー刷りの配布プリントとビジュアル提示の連携で、可能性に手ごたえを感じました。

私の所属する支部研修ではかの狩野永徳の「洛中洛外図屏風」に虫眼鏡で迫るという授業を見せていただきました。一人一人に作品コピー(A2版左右双2枚ずつ)が圧巻でした。そこまで準備して響かない生徒はよっぽどだと思いました。

そして、前後しますが、夏の日本美術教育学会の学術研究大会です。その中の記念講演で、文字を獲得する前に、絵による認識の時代が非常に長かったことが語られました。算数の理解においても絵を描いて正しくイメージするのと記号だけを操作するのとではその理解度が大きく違うと。絵を描くことの意義を根源的な意味で改めて理解できました。

ん?こんな風に書いていては2007年が直に終わってしまいますね。
というわけで、いろいろありましたが、本ブログも2007年ラストとなりました。

皆さん、いろいろとお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

中でも、こんな、仕事とPCに向かっているか、それとも、いざというときは息子のところに逃げていってしまうとんでもない奥さんの行動の大半に目をつぶってくれるパパには、来年こそはちゃんと報いる働きをしようと思っております。(反省)

来年が皆さんにとりましてよき年でありますように。
by my-colorM | 2007-12-31 16:47 | 日記
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夕方まで基地でうだうだ過ごし、夕刻東京駅に向かい、行幸通り、丸の内仲通りを息子と歩きました。

会場すべてをチェックしていったわけではありませんでしたので、メインストリートポイントをカメラに納めました。音楽と光の饗宴。なかなか美しい色光が花で埋め尽くされた木々を照らし出します。

カメラは残念ながら途中でバッテリー切れしてアウト。PCにつなげることもできませんので京都に戻ってから写真をUPしようと思います。

さて、ウィンドウショッピングをしばらくしていると、お腹がすいたのでとあるビルのB2Fの「郷どり 燦鶏」で今回の東京最後の夕食をとることにしました。

赤鶏のしゃぶしゃぶ鍋や焼き鳥をメインに注文しました。お通しに出てきた、生キャベツをお味噌でいただくというのがまた甘くて、それぞれ大変美味しゅういただきました。

その後は有楽町のビッグカメラに立ち寄り、オーディオとPC関連の階をさんざんうろついたあげく、閉店時間を過ぎてからようやく息子のPC用スピーカーと私のPCメッシュカバーを購入致しました。私のは休み明けから仕事用に持ち運ぶねらいがあるからですが、サイズが合いますかどうか…。慌て者ですのでちぐはぐなことをしてしまうものです。それにしてもさすが東京。ビッグカメラの携帯ショップの広いこと。同色同型の携帯を10台近く横並びにディスプレイするところが面白い!と思いました。これなら人を待たずにお気に入りを手に取ることが出来ます。大型店では当たり前なのかも知れませんが、初めて見たのでちょっと感動しました。

明日30日に京都に帰りますので、今晩はのんびりしようということで、有楽町駅前のちょっとしたカフェでお茶して帰路につきました。

東京詣でも本当にあっという間に終了です。

展覧会情報いっぱい入手しましたが、はてさて今度はいつ来れるかな?

(追記)今日はゆっくり…、と息子がDVDを借りてきました。セッティングしたスピーカーも想像以上に音がきれいで、配線が若干ごちゃついてはいるものの音の魅力の方が数倍上回っています。で、早速「時をかける少女」を深夜ホームシアターで楽しみました。なんだか基地の快適さが数段増しましたねぇ。私のおかげです。肝に銘じて頂きたいなぁ…。
by my-colorm | 2007-12-30 00:31 | 日記
昨日は昼前に帰宅した(!)息子と昼食を取った後、映画でも観に行こうということで六本木に向かいました。例のコンテンポラリーアートの「六本木クロッシング」は会期中。近くまで来て、また観たいと言いましたが、かたくなに断られました。もう友人と先約があるとかで新鮮に観たいんだとか。いやぁ、2回観る魅力はあるって!

で、渋々あきらめて予定のTOHO六本木シネマへ。「アイアムレジェンド」を選び、チケット購入。時間待ちでショップをブラブラ。ヒルズ内価格があるのかどれも高額で、それをチェックするのが興味深かったりで、思いの外すぐに小一時間はつぶれました。

10分前になったので再度映画館へ。ここは定番のポップコーン。ペアセットでキャラメルと塩味のハーフ&ハーフを注文しました。こんもり盛られて座席に着くまでにポロポロこぼしてしまいました。

映画は心理的に追いつめられていく主人公に感情移入させられ、かなり恐怖心をあおられましたが、若干つっこみどころも多く、強引な設定、展開が散見しました。隣で観ている息子が時折のけぞったり顔を覆ったりという反応を見せていたのが意外。たしかに夢に出てきたらうなされそうな場面満載でした。というわけで娯楽映画としては結構楽しめたかな。

よかったところはたくさんありましたが、見所の一つとしては相棒の愛犬サムがとても賢そうで、微妙な表情や動作がいい。ウィル・スミスとの絶妙なやりとりにはがっつり見入りました。
そして、生存者が誰一人いないN.Y.の街を鹿やライオンが行き交うというありえない状況も想像を超えて面白い映像に仕上がっています。

ネタばれしないように映画についてはこのくらいにしておきますね。

映画館を出て、次のスポットは「青山ブックセンター六本木店」。ここはデザイン関係の本が所狭しと並んでいる、私にとっても大変刺激的な書店でした。時間をかけてゆっくりと堪能したいスポットです。

いろいろ買いたい物はありましたが、荷物になるのは困ります。ということで、そんな中であえて手に入れた本は、「日中韓常用色名小事典」と「誕生色占い」です。

前者は、JIS慣用色名とPCCSカラーカードとの対応についてのなんらかの示唆があるのではないかという期待から購入しました。

日中韓の大学生1336名から各自の知っている色名を調査し、専門家による調整を経て、それぞれの国の色名が選ばれています。日本についてはよく使われる167語(和名77、外来語90)が選定され、各色PCCSトーン区分図の中の位置づけがされています。

それらの色が英名とともに中国、韓国ではなんと呼ばれているのか対応が試みられているのがこの本のねらいなのでしょうが、私としては使用頻度の高い色名とその位置づけ(PCCSカラーレンジ)とそのカラーレンジのイメージプロフィールが掲載されているところが魅力です。

さて、後者は本ブログでも紹介したことのある、COLORSTROGYの和訳本です。

目に入った途端に内容はともかく購入しようと思いました。サイトに行くよりも早くて手軽ですし…。

以前購入した「誕生日大全」に比べたら、内容的にペラっとした感じは否めませんが、誕生日によって「色」が割り当てられるとこらへんが若干気に入っているわけでして…。

ちなみに私のパーソナルカラーは「MOLTEN LAVA(モウルテン・ラヴァ)」【DYNAMIC COURAGEOUS PROFOUND :遙かな深みを秘めた、勇ましくダイナミックな人】相性の良い誕生日は3月7日、5月5日、8月11日だそうです。(母が8月11日生まれなんですけどね。)

この2冊、よかったら皆さんも手にしてみてください。

おもしろスポット「青山ブックセンター」の後は大江戸線に乗って一路「築地市場」へ。
雨が降ってきましたが、めげずに向かうは「すしざんまい」。

カウンターで握ってもらうお寿司を堪能しました。お財布も若干軽くなりましたけど…。

今日は曇ってはいますが、この後どこへ行きましょうか。東京駅周辺のLIGHTOPIAは見逃さないでおこうと思っております。ハイ。
by my-colorm | 2007-12-29 13:31 | 日記
朝7時頃帰宅した息子。さすがにほったらかしてお出かけも出来ず、お昼ご飯をつくって起こすまで眠っていました。

で、起きるまで何度も何度も携帯アラームが…っと思いきや、不在着信の連続だったらしく、お友達やら先輩やら何件も電話がかかっていて、起きてからも携帯を度々。今日のお出かけの予定を昼下がりからに変更したようで、ヴァイオリンを始めました。

2時過ぎ、ようやく行動開始。上野に向かいました。

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年末。今年最後の展覧会となるのは「ムンク展」でした。

ムンクと言えば「叫び」ですが、今回はその超有名な作品は来ていませんでした。その前後の「絶望」「不安」という、構図、色共によく似た作品が展示されていました。

そして、今回の展覧会で私の中の単純な図式、つまりムンク=「叫び」の図式がほどけました。
ムンクは「装飾画家」を自称していました。そして「フリーズ」という独自の展示様式を模索し続けていたのです。

「フリーズ」というと今時、凍る、働かなくなるといった意味に取りがちですが、ここでいう「フリーズ」は西洋の古典様式建築の柱列の上方にある横長の帯状装飾部分のことで、彼は帯状に自分の作品を効果的に架けることで、一枚の作品では語り尽くせない、相乗効果としてのテーマ性のある空間をねらいました。ある種の「シリーズ」といったらいいかもしれません。

彼は自分の多くの作品を手元に置いておき、アトリエを「フリーズ」の試作品のように展示替えをしながら試行錯誤を繰り返しました。絵は空間の装飾として扱われるものとし、テーマを決めて描き、並べたのです。

幼い頃に母や姉を亡くしたムンクは繰り返しメランコリックな作品を描き続けました。私の中で最も共感がわき起こった作品は「病める子供」。14才のムンクが姉の病死を目の当たりにして何度も描いたこの題材の集大成であるかのようです。ムンクの作品を続けて見ていくうちに、何か誰かの葬儀に会葬しているかのような沈鬱なムードに引きずり込まれました。
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             「病める子供」(1925年)


彼のフリーズを注文する依頼主が現れ、様々なエスキースを残し、精力的に描き続けるムンクでした。けれども自分のテーマ性を重視したあまり依頼主の希望にそえずに受け取りを拒否されたというエピソードを残しています。彼の頑固な一面を展覧会で見ることが出来ました。

そして、後半のフレイア・チョコレート工場の装飾やオスロ大学講堂の壁画、幻の市庁舎の労働者フリーズにはそれまで見てきた、『「生」と「死」と「不安」の画家』という見方を覆すような、自信にあふれた力強い作風の、人間愛に満ちた彼の新たな側面を見た思いがしました。展覧開催後には自然と沈鬱なムードは払拭され爽快な気分になっていました。

さて鑑賞が終わり、ミュージアムショップでのお買い物は倉敷美術館で見ていたからなのか俄然惹きつけられた「マドンナ」のポストカードとそれを入れられるファイルノート。いつもは購入するカタログはやめておきました。

買い物を終えると閉館間際で日もとっぷり暮れて暗くなっていましたが、ふと外に目をやると、ロダンやブールデルの彫刻が置かれた前庭がクリスマスイルミネーションで飾られていました。

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               ロダン「考える人」確認できますか?


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        ブールデル「弓を引くヘラクレス」とロダン「地獄の門」


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        遅ればせながらクリスマスツリーのイルミネーションです


これは「光都東京LIGHTPIA2007」に期待大になってくるというものです。残りの2日のうちのいずれかで行くべきですかね。

はてさて、混雑まみれになるんでしょうか。雨が気になるところですが…。

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   こちらにもどうぞお立ち寄りくださいね。
by my-colorm | 2007-12-27 22:20 | アート
今夜は東京基地に一人です。こちらで行きつけのスーパーで買った白のハーフワインを飲みながら今日のコンサートや息子と音楽についてつらつらと書いてみようかと思います。

今日は京都くんだりからわざわざ新幹線に乗って息子が所属する楽団の定期演奏会を聴きに来ました。こういうのをまさに「親バカ」というのでしょう。でも息子が出るコンサートは欠かさずずっと聴いてきた私にとっては居ても立ってもいられないという感覚なんですよね。

えっ、息子?息子は今日は帰りません。

それは中1の初めてのコンサートの時からです。
コンサートがあると息子は打ち上げでお泊まり。
これはもう7年前からのおきまりのことなのでなんら違和感がありません。
なので、ちょうどこの記事が書けるというものです。

さて、息子はある意味ずっと音楽に真剣に打ち込んできました。

中1でオーケストラ部に入部し、その時にバイオリンを始めました。その矢先、彼は泣きながら私たち親を責めました。

「どうしてピアノを習わせてくれなかったの?」と。

よくよく聞くとバイオリンを始めた彼の最もネックになったことは「楽譜が読めない」と言うことでした。

「だって、お前習いたいなんて一度も言ったことが無かったじゃないの。」そういいながらも、すぐに、ちょうど息子の同級生のお母さんで実力派のピアニストがいらしたので、このことを相談してみました。すると二つ返事で、しかも本当に格安のレッスン代で直接彼にピアノを教えてくださることになったのです。

渡りに船とはよく言ったもの。純粋に音楽家の道を歩んでいる、先生となった彼女は、息子におおらかにピアノを教えてくださっただけでなく、息子が発する様々な音楽に関する質問や反応に真剣に答えてくれました。息子の先生というより私の友人である彼女は、程なく楽譜が読めるようになってレッスンの間隔が空くようになっていった息子を咎めることもなく、私と会うたびに息子が発した質問や言動について、「指導者というより音楽仲間としての友情を感じていた」と言ってくださっています。

さて、中学校に入った彼がオーケストラ部に入ったのは、「弦を極めたい」という彼の一言によります。

さかのぼること小5の誕生日前、息子は友達のお父さんからそのおうちにあったギターを弾かせてもらいました。Cコードを「ジャーン」と弾くフレットの抑え方を教わり、即その気になったようです。「ギターが欲しい」意外な展開に驚きながらも、自分自身が小6のときにギターをせがんで買ってもらった経験、しかもその2週間後には兄に取られて本格的に始められ、結局何らマスターせずに終わった苦い経験がある母親にとっては、もしかしたらチャンス到来?本人が放り出しても私が何とか…なんていう気分もあって、イケイケで誕生日のプレゼントにしたものです。

その後の彼は、本当にはまりました。YAMAHAのギター教室にも通って、あれよあれよという間にゆずの弾き語り(ハーモニカ付き)をマスターし…。10月が彼の誕生日なのですが、お正月に実家に帰ったときは、ゆずオンステージ。その年の小学校でのお楽しみ会で、私と二人で「○○家」というユニットを組み、体育館で「なごり雪」と「心のままに」を披露したほどです。ゆずの曲ではハモりとハープシコードを加え、ボーカルの私を気持ちよく歌わせてくれたものです。(後にも先にも、今更ながら、かけがえのない思い出です。)その名残として、当時息子が買いためた「GOGOギター」という雑誌が残っています。そういえばギター譜ってコードネームと抑えるフレットに黒丸がしてあるのとリズム譜で出来ているんですよね。ヴィジュアルな、感覚的で分かりやすい譜面だと思います。

さて、そんな彼が中学校に入学し、部活を決める際に発したのが件の「弦を極めたい」だったのです。
その頃にはフォークギターをかき鳴らすのではもの足りず、クラシックギターに目覚めていましたが、何しろギターを弾くにも行き先がない。軽音同好会はあるものの、それは高校にならないと入れないということで、結局「弦つながり」でなぜかヴァイオリンに転身したということなのです。

弦楽器はなにも「ヴァイオリン」とは限りません。「ヴィオラ」・「チェロ」・「コントラバス」も。じゃあ何故「ヴァイオリン」に決めたのか。それは入学式直後に行われたオーケストラ部のチャリティーコンサートで見かけた「コンサートマスター」に目を射抜かれたかららしいのです。

「いずれコンマスになる」。それが彼の入学で喜んでいた母の度肝を抜いた名言となったのでした。音楽の「お」の字も知らぬ母。英才教育で3才からヴァイオリンなんていう話は全然違う世界の住人の話。ヴァイオリンてどうやって買うの?鳴らすの?習うの????という状態からのスタートでした。

その頃すでにインターネット真っ盛りの時でしたから、初めてのヴァイオリンはなんとネットで購入しました。それも2万円台の代物です。ギターも本人の希望でアコースティックギターの他にエレアコもアンプ付きで買い与えたのに、ほんの数週間で飽きて(というか、受験勉強で自然に離れてしまったのだけど…)手つかずの放置状態になっていたので、やると言い出したものの長続きするのか、かなり疑問があったんですね。ヴァイオリンは高額の楽器というイメージがありましたので、心変わりをしても深傷は負わない格安ヴァイオリンを試しに買い与えたのです。

そのヴァイオリンが到着したので、添付マニュアルにそっておそるおそる中1の息子が弦を張りました。で、早速弓をあててもスコスコと滑って何にも鳴らないので、安物だけに、「騙された!」と思いました。でも息子がじっくりと取説を読んだあげく、松ヤニを弦にたっぷりこすってリトライすると「ギャー」とか、とにかく音が鳴りだしたので俄然気を取り直しました。

さあ、学校での部活が始まってすぐでした。先ほどの「楽譜が読めない、ピアノを習わせて」という泣きながらの訴えがあったのは。

そして同期のバイオリン仲間もほとんど初心者でした。やはり友人のツテで先生につき、3人一緒に習い始めました。はじめこそ同じ段階で必死に習っていましたが、だんだん進度や思い入れが違っていきました。結局一緒のレッスンに疑問を持つようになった息子は、もっと本格的に打ち込みたいと言いだし、結局誕生日には楽器を10倍近い値段の代物にグレードアップしましたし、先輩達の練習状況にも愚痴をこぼすまで本腰を入れるようになっていきます。

中3の時でしょうか、先輩と衝突。部の行く末を思う気持ちが昂じてストレートに物を言う生意気な後輩だっただろうと思います。高1では後輩との確執。言うことをきかない後輩に歯がゆい思いをしていたようでした。そしてコンマスとなった高2。当時師事していた京響所属の先生の紹介でさらにステップアップして今も尊敬する先生に(格安で!)師事、ヴァイオリンもその先生のアドバイスをもとに奏法にふさわしい楽器をレンタルし高校最後のコンサートに臨みました。

…こうして息子のやりたいように(楽器も欲しいままに)させてきて、その息子の追っかけをするバカ親が生成されたというわけです。

それでも、我が子が輝いている姿こそが何よりの親孝行。打ち込むことがある人生をいつでも応援したい、それが親心なんです。誰になんと言われてもこればかりはやめられません。

そして今日のコンサートは息子が参加する演奏会の中で一番素晴らしい演奏でした。同じようにこれまで欠かすことなく聴いてきたパパにも是非聴かせてやりたかったです。



あ、もうボトルが空っぽ…。「親バカ日記」もそろそろ終わりとしますか。
by my-colorm | 2007-12-26 23:29 | 日記
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   ☆結構大きくなっています。皆様のご協力のお陰です。 _(_^_)_


今年のクリスマスは息子がいないのでさみしいものでした。

というより、イブは終日PCに向かっていましたし、今日も一日中年賀状作成に追われ…。

土曜日にやっと「ツリーを飾らなきゃ」とパパが思い出したようにツリーを飾ったと思ったら「もう明日には片づけないと…」とあっけなさに自分で溜息をついていました。

息子は息子でイブまでコンサートのための練習が詰まっているとか。
今日はお目当ての女の子にダメもとでアプローチはしてみるけど、たぶん男どもで集まって残念会を催すだろうなんて言ってました。

昨年までは息子の学校のクリスマス行事で心が洗われるような気持ちで過ごすこの時期なのに、何だかただの年の瀬という感じが否めません。

こうしてこれということもなく今年のクリスマスは終わってしまうのですね。

明日は息子のサークルの演奏会。チケットがとれたら東京へ行くということにしていたら「とれた」の連絡が入りました。

というわけで、また、29日か30日まで再びの「東京詣で」です。

森美術館はともかく、国立の美術館などは年末休館が結構あるようなので、27日あたりにどこか適当な展覧会を見に行こうかと思っています。

しかし、新幹線、混むだろうな…。
by my-colorM | 2007-12-25 23:42 | 日記
ようやく年賀状に着手しております。

毎年のことながらパパ仕様で練習を始め、やっと私仕様の図案が固まりつつあります。

実は明日26日から再び東京詣で。年末を基地で過ごし、息子と一緒に京都に戻る予定です。

…なので、本当のところは、めちゃくちゃ急いでおります。

当初の予定では、三連休で目星をつけるつもりだったのですが、2つのPC周辺機器を強化したため、そちらに気をとられて出足をくじかれてしまいました。

私のPC環境に導入したもの。

それは富士通「ScanSnap S510」とトランセンド社の250GB外付けモバイルHDD「Store Jet 2.5 SATA」。

まず、ScanSnapは高速両面イメージスキャナーです。職場ですでに使っている様子を見せてもらっていて、機会があれば購入したいと考えていました。紙文書が氾濫している状況下、ついつい整理を怠っていると、いざ探すときには見つからず…なんて事が起こりがちです。今年導入したという同僚が、職員会議のレジュメを始め、教科の資料や生徒のテスト(誤答分析をされるそうです)なども短時間にスキャンし、PDFファイルとしてPCに取り込んでいました。それだけでなくPC内にキャビネットをつくるというライブラリソフトと連携させ、まるで職場にもう一つ文書用のキャビネットを持っているよう。机上もスッキリしていますし、スイスイ使いこなしている様子がスマート。いつか私もと目論んでいたのです。

ちょっとした勘違いもあったのですが、某サイトからのメールを受け、ソフトとのセット価格が魅力で思わず衝動買いしてしまいました。(実はこれ、一太郎2006以降との連携ができるというOCRソフトとのセット。現在の一太郎環境では「×」なので、これは2月発売の「2008」を買うことになりそうです。)(T_T)
…というわけで価格的には先のライブラリソフトとのセット価格の方が絶対に割安感があります。もし検討される場合は事前にしっかりチェックしてみてくださいね。

で、昨日別で購入したライブラリソフト「楽2ライブラリ パーソナル」到着を待って、セッティングしてみました。

身の回りの文書で整理しておきたいものというのはアレコレあるとは思いますが、年賀状作成シーズンということで、昨年いただいた年賀状を試しにスキャンすることにしました。書庫やキャビネットをつくり、ファイリングするバインダーに名をつけ、200枚近い年賀状を通してみました。PCに取り込み、めくって確認するまで約40分。パラパラとめくる感覚で昨年の年賀状がPC内に収まりました。事前に50音順にはがきを整理しておきましたので、「あ行」「か行」などとインデックスをつけて、目的のはがきがすぐに閲覧できるようになりました。年に一度、年賀状で交流するという方もいらっしゃいますから、すぐに見ることができるのは、これから年賀状を作成するためにも有効です。(…ということをしていたので作り始めるのが遅れてしまいましたが。)

このライブラリソフトは、PDFはもちろん、ワードやエクセルの既存文書もパラパラとめくる冊子感覚でファイリングできますし、そこから、手直しや印刷、メールも送れるという便利ツールなので、今後への期待感が高まります。一太郎ユーザーとしては一太郎との連携こそがもっとも欲しい機能なのですが…。

さて、こうしてPCにいろんな文書がファイリングできるとすれば、その容量も気になるところです。そこでこれもふとネットで見かけて衝動買いしてしまったのが、モバイルHDDです。Vaioの外付け80GBHDDがビデオ編集のための素材や作品そのものをいくつか残しているせいもあって、空き容量が危なくなってきました。最近、動作(認識)が不安定になってきたのはそのせいかもしれません。このままではデータバックアップも厳しい状況になってきていたのです。

件のトランセンド社のモバイル2.5インチHDDは軽量・大容量・高速転送でしかもケースもスタイリッシュ。ということで、少々値段は張りましたが250GBを選択しました。いづれまたビデオ編集もしなければならないでしょうからけっして無駄にはならないでしょう。

一昨日それが到着しましたので、早速旧Vaio外付けHDDのビデオや素材のデータなどをごっそり移してみました。すでに60GBほど使いましたが、PC本体にデータを残しておく必要がないので、PCのHDDをスリムに保つことができます。

おっ、そういえば、こうやって記事を書いているPCと年賀状作成ソフトとを分けておいたら並行して仕事ができたのに…。あらま、時間がもったいない。

後は、使う側の段取り次第ということでしょうか。



ところで、私の街、いつの間にかビルが建ちましたよ。道も一部舗装されています。ご協力ありがとうございます。

http://my-colorm.myminicity.com/

また、お立ち寄り下さいね。
by my-colorM | 2007-12-25 16:49 | 日記
gihyo.jpで紹介されていたMyMiniCityというサービスに登録してみました。」という紹介文を読んで早速訪ねてみました。

この仮想の街は他の方のアクセスによってどんどん様子が変わっていくそうです。

私のつくった街の名前はhttp://my-colorm.myminicity.com/。私のエキサイトネームでつくってみました。初めは野中の一軒家。アクセスがあるとお家が増えていくそうなんですが…。

とりあえず、ブログに立ち寄ってくださった皆さん、一度(といわず二度三度)クリックしてその変化を見ていってくださいませ。

えっと、このサイト、師匠のSさんの日記より見つけました。英語だらけでよく分かりませんが、とりあえず、アクセス数に従って高層の街まで発展していくらしく…。今はまだ、人里離れた淋しいお家…。是非どなたか訪ねてきてくださいませんか?

右下のバーをクリックするとメッセージが送れます。
ニックネームの下には右側に書かれた黒数字を打ち込んで、メッセを書き込み、「send]ボタンを…。簡単です。

黒数字がないときはメッセージが送れないんですよね。そんなときは更新ボタンをクリックしてみてください。

ま、一度訪ねてみてください。お待ちしております。
by my-colorM | 2007-12-21 00:32 | 日記
「今日はいろの日」というカテゴリを設定して早1年が過ぎてしまいました。
月に1度のつもりでしたが、抜けてしまったときもあり、所期の目的は遂げられていません。

さて、今日は「色彩検定1級2次」の試験日。この試験では、色の知識の応用として、主に条件にあったPCCSのカラーカードを選び、切り貼りをしていく実技が課せられます。

PCCSとは、Practical Color Co-ordinate System(実用的な配色体系)の頭文字をとったもので、別名「日本色研配色体系」といいます。文字通り、日本(日本色研)で開発された、配色調和を求めるのに適した表色系として、美術教育や色彩教育でよく用いられる表色系です。カラーカード199シリーズは、PCCSの大きな特徴であるヒュートーンシステムに基づいて選定されたハーモニックカラー201色に準拠する簡易版で、カラーデザインによく用いられる特別色を含め、199色からできています。

表色系にはその成立や用途に応じて様々な種類があります。色を記号数値に置き換えて表示するこれらの表色系の一つに、絵の具のチューブにも表示される「マンセルシステム」があります。色の表示は色相(Hue)・明度(Vaue)・彩度(Chroma)の順に表記されHVCと略されることもあります。JISに採用されている日本では最もよく使われている表色系といえるでしょう。他にもオストワルト表色系、NCS表色系、XYZ表色系、L*a*b*表色系など級が上がる毎に学んでいきます。

PCCSのカラーカードを使って実技が課せられるAFT主催の「色彩検定」においては、そうした多種の表色系とPCCSとの変換が求められます。さらに慣用色名などとの変換、様々な配色理論やトーンイメージ、明度・彩度などの数値に則ったふさわしいカードの選定など様々な展開ができるようになっていないと太刀打ちできない問題が出題されます。

受検者の頭にはカラーカードの色相(hue)番号、明度(lightness)値、彩度(saturation)値が入っています。そして、たとえばマンセル色相でいうと○○、マンセル彩度はいくつなどと変換していきます。PCCSとマンセルは明度値が同じですので、それらの照合でカラーカードのあたりをつけることができるのです。

実際の問題例では、カラーコーディネートをする対象(部位ABC)を定め、「色相差のないトーンオントーン配色」「使用する色相はマンセル色相の5B」「Aはソフトトーン」「Bは明度8.0の低彩度色」「Cは明度2.5の中彩度色」などと出題され、さらに同じ対象について別の配色パターンが指定され展開していきます。

数値だけでなく色感覚も問う問題が毎年出され、意表をつかれることも。そんなときこそ深呼吸でもして落ち着いてさばいて欲しいところです。

1年に一度のチャンス。そして、1次試験の合格通知が到着してから2~3週間しかないので、1次試験対策と並行して準備をしないと間に合いません。受験生は本当に今日までモチベーションを保ち続けるのが大変だったはずです。


さあ、今年の試験。
頑張って勉強してこられた皆さんの労が報われますことを心よりお祈り致します。

受検の皆さん、お疲れ様でした。今晩はゆっくりお休み下さいね。
来年の2月9・10・11日の三連休。
大阪での開催がアナウンスされて、すぐに申し込みました。

「商工会議所カラーコーディネーター検定試験3級指導者養成講座」。

私め、テキストこそ持っていましたが、すっとばして2級から受験しましたので、新たに勉強し直さないといけない状況ですが、チャレンジすることにいたしました。

北畠先生はこれまで講座とセミナーで2度お話を聞かせていただきましたが、そのほかの10名の先生方は書籍やテキストでのみ、そのお名前を目にしたことがある程度。今回の養成講座で直接お話が聞けるのは大変貴重な経験になるだろうと思います。その講師の諸先生方にお会いできること、今から期待でわくわくしております。

とはいえ、これから1月には事前にレポート課題が出されるとのこと。

しっかり勉強をし直さなければなりますまい。こいつぁ、春からぁ…、また忙しくなりそうですわい。

おぉっと、そういえばテキストが改訂されたはずでした。これは、また改めて購入しないといけませんね。

今回受講するという方がいらっしゃいましたら、またコメントなど下さいませ。お待ちしております。