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ハイ、年をとりましたっ!!

自分自身が誕生日を迎え、実家の父の「喜寿」のお祝いをすっかり忘れていたことに気づく有様です。
情けないったらありゃしない。やっぱりいくつになってもドジで足りていない娘(●7才)です。(/_;)

次は「米寿」…、まで11年。本当に頑張ってもらいたいものです。

あぁ、また泣けてきた…。
by my-colorM | 2007-10-27 17:48 | 日記
先日、書店の色のコーナーで手に取り、2004年(ハッ!私が色彩検定を受検した年だ!!)に刊行された「デジタル色彩マニュアル」を購入致しました。色彩検定対策テキストの2005年の改訂はこの本が基礎になっていたのかと思わせるところが多々あります。

「色彩の基礎」はもちろんのこと、一級を受験するときにPCCSのマンセル値への変換など、当時は公式テキストではおよそ間に合わない状況でしたが、なんとしっかり載っているではありませんか。今頃購入したりして…、遅きに失した感があります。

3800円(税別)が高いかどうかの判断はゆずりますが、当時これを買っていれば変換でイライラする場面はかなり減ったかもしれません。そう言えば、そのときにお世話になった師匠もHPで紹介していたような気がします。

半分はマンセルのカラーチャートですが、これから一級受験の方にも傍らに置いて頂きたい、日本色研編集の保存版の一冊です。
by my-colorM | 2007-10-24 23:42 | 色の話
前回に引き続き、「自分色」の指導を考え、今日、もう一つの小学校の授業で話したことをまとめて記しておきます。


…今日は、お話の絵の完成を目指しています。とても大事な時間なのですが、あえて私の話を聞いてください。今日は「自分色」という考え方をみんなに提案したいと思います。

「自分色」とは何かをわかって貰うために、その反対の色は何だろうということを考えましょう。そう、私がいつも言っている「絵の具屋さんの色」、つまり絵の具セットにあるチューブそのままの色を自分色の反対の色と考えています。

この間、実は、みんなが絵の具箱にあるチューブから絵の具を絞り、そのままの色を使って絵をかいているところを、私はとても気になりながら見てきたんです。それで、みんながどれだけの色を使えているのか、考えたいと思います。

だいたいの絵の具セットは、せいぜい12色ほどの色しかそろっていないのではないでしょうか。パレットに絵の具をしぼり、そのまま画用紙にぬりつけていく。実際には全部のチューブを使っているわけでもありませんから、色数としてはほんの数個しか作品に使ってないということになりますね。

さて、人の目を研究している人のある説によると、成人、つまり大人の人の目では、なんと、750万色の色のちがいを見分けることができるといわれています。750色ではありませんよ。750万色です。どうですか?凄いでしょう?人間はそれだけの色を見分けることができる。なのに、表現する、つまり絵を描くときは12色足らずの絵の具を使っているに過ぎないとしたらどうなのでしょう。実際、今、みんなの絵には何色ぐらい使っていますか?せっかく見分ける力があるというのに、絵に描くときには使わないというのでは、これは「宝の持ちぐされ」といっても言い過ぎではありませんよね。

そこで、色の広がりや深まりをどんどん経験していくために、私はみんなに「自分色」という考え方を提案したいと思います。

「自分色」をたくさん増やしていくために、3つのポイントで考えたいと思います。


それは、

「色を混ぜてつくろう」
「色の並べ方をくふうしよう」
「色はたしかめて使おう」

です。

図を見てください。

(黒板に赤・黄・緑・青4色のチョークを使い、混色の模式図として色相環を示します。小さい4つの円をハッチングで塗り、2色の間にも同じくハッチングし、円は8個かいておきます。赤と緑、黄と青は両矢印の十字で結びます。へリングの反対色対といったところです。紫のチョークはありませんのでマンセルのような5つの基本色は使いませんでした。「物理補色」のことを考えるとマンセルの方が合理的なのですが…。心理4原色の赤・黄・緑・青、心理補色のP.C.C.S、物理補色のマンセル、子どもたちにとってどれが一番混色・配色のイメージとして自然に受け入れられるのか、なかなか簡単な問題ではありません。)

この図からは絵の具を混ぜたときの変化を見ることができます。色を混ぜることを「混色」といいます。

たとえば赤と黄を混ぜるとオレンジができます。これらの色は似ている色ということになります。ほかにも黄と緑を混ぜると黄緑が、青と赤を混ぜるとむらさきができますね。こうしてできた色は似ている色の仲間です。このように似ている色のことを「同系色」と呼びます。

ところが、黄と青を混ぜた緑はチューブの緑よりもかなり濁った色ができます。赤と緑は混ぜたら一体これは何色なのかと訊かれても、はっきりしませんね。見た感じで全く似ていない、このような色は反対の色ということにしましょう。これを「反対色」と名付けます。

「同系色」を混ぜる時、たがいに同じ分量ずつを混ぜると2つの色の中間の色ができます。赤と黄ではオレンジ、赤とオレンジでは赤みがかったオレンジとなります。

ところが、これらの色は一方が少ないとあまり変化がありません。同系色を混ぜるときは、変化がわかるぐらいの分量を混ぜる必要があります。

では、「反対色」を混ぜるとどうなるでしょう。たがいに同じ分量を混ぜると、にごって灰色っぽくなり、いったい何色なのかがはっきりしないことが多いのです。

ということから反対色を混ぜる時には相手の分量を少なくして、少しずつ色の変化を見ながら調整していくといいのです。反対色の混色からは、元の色に比べて、落ち着いた深い色がつくれるはずです。

ところで、混ぜたらどんな色になるかわからないという人が結構いるでしょう。そんなときは、いつも「たしかめながら」少しずつ経験をつんでいくことが大切です。いろいろと試してみることがみんなの時期には必要なのです。いろいろとたしかめることであなたの「色の世界」は無限と思えるほど広がっていくでしょう。
 
また、様々な色を並べることを「配色」といいます。

似ている色どうしを並べると、まとまりがあり、落ち着いておだやかな感じがしてきます。赤やオレンジ、黄などを並べると暖かく活気のある感じがしますし、青やその同系色を並べると、冷たくて落ち着いた感じがします。このように同系色のグループによって、絵に「寒暖の感じ」を付け加えることができるようですね。

では、反対色を並べるとどんな感じがするでしょう。混ぜるとにごる性質がある反対色ですが、これらは、並べると強さを感じさせます。特に明るい黄と暗い青などの組み合わせははっきりと形を見分けることができ、目立って注目を集めやすくなります。配色もいろいろとたしかめながら経験をつむことが大切です。

さて、配色の力をのばすためには何も絵の具を使わなくてもできることがあります。自分の身の回りにある様々な物に目を向けてみるのです。いろいろな物を見て、きれいだな、すてきだなと思ったときに、その色に注目してみるのです。どんな色の組み合わせなのかをたしかめて覚えておくと、作品に色をつけるときのヒントになるでしょう。

「自分色」で色をつけた作品には、自分の思いがこめられます。工夫して色をつくりだしたのですから、きっと愛着のもてる作品になるでしょう。人が見分けることができる色数は本当にたくさんあるのですから、自分の作品に色をつけるときも数え切れないくらいの色を使って欲しいと願っています。

これからどんどん「自分色」を増やしていきましょう。

…描く手を止めさせて伝えた話はこのような話でした。

そうして、子どもたちのつくった色で作品が彩られたのを発見しては、「いいね。自分色だね。」と声をかけていきます。実際、黒一色、青一色のようだった夜空が授業の中でそれぞれに少しずつ違う色で描かれてきたことで子どもの追求を一端を見ることができました。子どもの満足げな笑顔に、また一つ勇気を貰える授業ができたような気がしました。

今回は、白・黒・灰色を混ぜる点については省いています。水彩画においては、白をまぜることによる白濁が透明感を失い、他の色と合わないことがあったり、影色に黒を混ぜることを安易に教えたくないという思いからでした。補色使いによるミュートカラーやナチュラルハーモニーなど有彩色でできることは多々あります。

そうはいっても白黒を混ぜる場面は出てきます。たとえば、肌色と茶色。いわゆる肌色はオレンジに白、茶色はオレンジに黒としつつも、肌色や茶色は赤~黄の同系色と白、黒との混色でできる幅の広い色であることを示しましたが、これもあくまでも個別対応をします。質問があったときにパレットで本人に実際に混色させ、赤を足したり、黄を足したり、場合によっては黒ではなくあい色を足したりと試行錯誤をさせながら…。

少しでも愛着をもって描くことができればという思いからスタートした「自分色」という提案、いかがでしたでしょうか。
はい。忙しくやっております。本日は試験2日目。早い帰宅となりました。(久しぶり~♪)

来週からは後期授業に切り替わり、前期には週1時間だった中1の時間数が連続2時間となり、ますます授業時間がダダ詰まりとなります。ハァ~っ…うれしい反面、辛いところもあります。

さて、今年も小6はお話の絵に取り組んでいます。

中学校の体育祭、文化祭につづき、二期制の狭間の秋休みと、三週も授業が飛んでしまい、コンクール締め切り間近ということで、先に申しましたとおり本日中学校は前期期末テストでしたので、このときとばかりに補習授業をしに小学校に出向きました。

今日の授業は着色がメイン。

板書したのは、次の通りです。

 下書き→着色 仕上げを見通して計画的に進めよう
          (10/25完成)
 ポイント  段取り上手になろう
 (1)不要な線は消しておく
 (2)背景広い面明るい色から着色しよう
 (3)となりあう色は乾いてから着色しよう 
 
 ポイント  自分色で勝負しよう!
 色は混ぜてつくろう
 色を並べてみよう
 色は十分たしかめてから

でした。

今回着色をはじめるにあたり、押さえたいところはその手順でした。

多くの児童生徒が鉛筆ではノリに乗っていても、着色でがっかり、ひどいときには失敗してやる気をなくしてしまう事例が後を絶ちません。

水彩画法でもあれこれと助言してやりたい手法はたくさんありますが、「話を聞く」のが大の苦手という目の前の小学生にせめて押さえておきたいことは「段取り」と「色の工夫」です。

今年の課題図書から選定したお話は「ベネチア人にしっぽがはえた日」という空飛ぶ魔女や守護天使、お月さまも登場するとてもファンタジックなお話です。

自ずと「夜」の場面になりがちなのですが、定番は夜空に「星」。早速着色を始めた別の小学校で、一筆書きの星に黄色を着色してから、線に気づいて消しゴムを当てるのですが、後の祭り、線が消えずにがっかりという子どもが早々に出てきました。ちょっとしたことですが、気になる子どもは気になるようでした。そこで、後発隊の本日の小学校では、「段取り」という考え方があるということを意識させる手段としても、一つ、これを押さえておこうということにしたのです。

さて、着色に入る場面では、特に、好きなところから色をつけたがる子どもたちが多く、大抵後から複雑な出入りのある隙間だらけの面を一様に塗れずに嫌気がさしてしまいます。

あらかじめ気持ちよくサーっと背景をグラデーションなんぞもかけながら着色をしてやると、次回はその上から細筆などを使って描きたいと思ったところを少しずつ仕上げて行けます。

広い面を先に着色するのは、仕上がりの色のイメージが決まり、大崩れしにくいからです。今回のように期日が迫っている場合は、特にあと少し、あと少しと自分を奮い立たせるために、ヴィジュアルで仕上がりのメドが立ちやすいことが求められます。

乾いてから隣の色を塗るのは水彩画の常識中の常識ですが、無計画な取り組みに多くの子どもたちが泣きを見ます。「段取り」「計画性」は水彩画に見られる、にじみ、色混ざりのトラブルを避けるためにあるようなものなのです。

次にだんだん私の話にじれてくる子どもたちに、端的に伝えたのは「自分色」という提案です。

「自分色」と反対の極にあるのは「絵の具屋さんの色」としました。チューブからの原色、「生色」なんて言い方もします。

一時期(今もあるんでしょうか)、「キミ子方式」などとして赤・青・黄と白だけで描くという手法が図工教育界に一世を風靡しておりましたが、そういった「方式」などはあまり意識下にないのです。いわゆる絵の具セットの三原色では特に紫系が濁ってしまい、全体に低彩度で濁りが気になる私です。でも、チューブの色をそのまま使うことによって生じる、あまりにも同じ青、同じ赤、同じ茶色、影は黒…という短絡的で画一的な色の出方には一定、指導者として危機意識を持っていたいと思っています。色づくりを通して、子ども自身の目と手、イメージと創造力を伸ばし、表す楽しみや喜びにつなげる活動を展開していくために、様々な試行錯誤と経験をじっくりとさせてやりたいと考えます。

今日は、私が「茶色」に「あい色」を混ぜて見せた後、自分でいろいろな焦げ茶を発見(失敗して火がついた)した子どもが、夕日を背に立つ登場人物や家の影法師を得意気に担任に見せるシーンに出くわしました。自分色をつくることは、作品への愛着を強めるものだと改めて実感しました。

「色を並べる」では、同系色で煉瓦を表現したり、家具を描いたりした作品を他の子どもが見とれるという場面が印象的でした。同じ色ではない2つか3つの色なのですが、並べることでできるリズムと共通性による統一感に魅力を感じたのだと思います。色をつくりだす子もそれを見て感じ取る子も授業では貴重な存在です。

「色をたしかめよう」ですが、落ち着いた教室では、この試してたしかめるという活動ができ、力を伸ばします。先に述べたように、「話を聞く」のが苦手な子どもたちです。当然、辛抱ができない子どもが圧倒的に多いわけですから、「試す」「たしかめる」といった慎重な行動ができないわけです。パレットの「教室」・「運動場」の区別もありません。いきなりたっぷり2色を運動場に絞り出し、一気に混ぜようとする子どもも少なからずいます。これでは、色のニュアンスどころではありません。

「やって見せ、やらせて、ほめて、人は伸びる」と言います。今回もパレットの所定の場所に絵の具を出し、混色を目の前でやって見せ、自分でやってごらんとやらせて、同じ色ができたらほめて、色をたしかめながら制作することを一握りの子どもたちにではありましたが、経験させて時間が経ってしまいました。それにしても、2時間続きの授業というのはこうした取り組みがしやすいものです。

おっと、「今日はいろの日」のお話をと思いつつ、図工・美術教育の授業の一コマのちょっぴり恥ずかしいくらいの報告となってしまいました。

あしからず…。
学校祭が終わりました。

一日一日、まさに一分一秒の積み重ねが問われる日々。

下支え、牽引、自力の発揮、そして衝突といただいた支援…。

慌てたことも、がっかりしたことも、くじけそうなことも、それはそれは毎日いろいろありました。
教員である私個人にしても様々な葛藤や感動や喜び、達成感と反省があった学校祭です。

ものすごいエネルギーを結集して学校中が一大イベントを乗り越えました。

虚脱感に浸る間もなく、火曜日からはテスト一週間前。

現実が否応なく、気分的な停滞を払拭していきます。

あぁ、でも、本当に今年も充実の学校祭でした。

明日から、また頑張ろうっと!
by my-colorM | 2007-10-07 23:48 | 日記