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息子の2次試験が25・26日。いよいよ迫ってきました。
1年間モチベーションを保ちながら今日の日のために努力してきたはずです。
無用な緊張をせずこれまでの頑張りを信じて試験に臨んでもらいたい、ただそれだけです。
by my-colorM | 2007-02-25 01:42 | 日記
現在使用している中学校1年生の美術の教科書には「色」が見開き3ページで載っています。

その内容は、色の分類と三属性、混色、配色効果(トーンと感情効果)、対比はもちろんですが、さらに日本の伝統色、デザインや絵画工芸と色など項目をあげるだけでもかなりたくさんあることがわかります。

これを通り一遍2時間かそこらで流すということはやろうと思ったらできるかもしれませんし、またそういった配当時間が年間の計画ではまかり通っています。

けれど、制作の中で「色」の占める意味はとても大きいのではないでしょうか。

多くの現場で生徒が「配色」や「色づくり」で悩んでいます。

作品をつくるとき、あるいは絵を描いていくとき、生徒は放っておくと大抵思いついた色をどんどん使っていきます。うまくいっていれば問題は無いのですが、そのうち混乱してきます。そして次の手が出なくて困った時点で指導者に相談するわけです。
「どうしたらいいですか」と。
中には全くお構いなしで、結局、自分の作品によさや魅力を感じないまま作業を進めてしまう生徒もいますし、何とかしようともがいて結論を出せずに止まってしまう生徒もいます。

「色彩」の基礎を教えるという観点が不足している指導者は、得てしてこのような生徒の配色に口を出します。双方に通じる共通言語を持たないので、ここは何色、ここはこれにしなさいと具体的な色指定をしてしまうケースは後を絶ちません。その色を使う理由は「その方がいいから…」だったりします。こんなことをしていると自分の作品なのに指導者に初めから決めてもらおうとする生徒が出てきてしまいます。

どんな色で塗ったらいいのかわからない。私にはセンスがない。だから美術は嫌い。
鉛筆で描いているときはよかったのに、色を塗ったらぐちゃぐちゃになって、絵の具は大嫌い。

こうした思いを持つ生徒はかなりたくさんいるのではないかと思います。

だから、「色」は丁寧に教えたいのです。

なんとなく感じることができる色の見え方にルールや解釈を与えることで安心させる必要があります。また、この色はどうやってできているんだろうという疑問に道筋を与え、応用力をつけさせなければなりません。

茶は黄から赤の仲間。黒が混ざっている。肌色は同じ黄から赤の仲間だけれど白が混ざっている。
制作の中でこの「茶色」や「肌色」の色づくりに悩む生徒が多いのです。

色相環の色を覚えよう。向かい合う色同士は並べるとギラギラするが、相手に少し混ぜるとちょっと落ち着かせることができる。
自然の緑を絵の具チューブの緑で表す子どもはたくさんいます。

似たもの同士は合う。順に並べてやるとリズムが生まれるし快い。けれどちょっとおとなしい。違ったものは互いに主張し合い、混乱する。どこかに共通性を持たせてみよう。
配色に失敗したくない気持ち。これは誰にもあるものです。このような場面で配色調和の原理を知っていれば…。



たとえば、上のようなことを共通言語で通じるようにしておくのです。共通言語をもってはじめてコミュニケーションが成立するのですから。

暖色に黒を混ぜると「茶色」が、白を混ぜるといわゆる「肌色」やベージュが得られる。
補色は並べると強い配色効果があるが、混ぜると彩度が下がる。
類似色相・類似トーンは統一感があり、グラデーションにより快い効果が得られる。対照色相・対照トーンは強い配色効果があるがそれぞれにトーン、色相に共通要素を入れると統一感も得られる。「変化と統一」が重要である。



これらの用語はとても1時間や2時間では押さえられません。

そこで、三原色カラーやカラー粘土で混色を経験させたり、作品をそれらで制作させながら繰り返し学習をして、自分の感覚と、用語やその意味とが一体化するように授業を組み立てていく必要があるのです。

「急がば回れ」

まさにその言葉がピッタリです。

かく言う私も小6の卒業制作で助言したのは、ペールトーンの色画用紙とビビッドトーンの色画用紙を数枚ずつ提示して、同一トーンを使うとまとまるという配色ルールを子どもたちに確かめさせただけだったような…。
そして見るに見かねて、色指定をしてしまった子どもも結構いました。もちろんその色を使う理由として「共通の色、似ている性質の色を使うことでまとまりが出る」とか「メインと背景の色の差がないと○○ちゃんがせっかく表そうとしている△△がぼやけるから」とか「突然この色が出てきたら周りとあまりにも違ってしまって飛び抜けてしまうし、合わないから」などとつけ加えました。「その方がいいから」なんて子どもの将来に何のプラスにもならない理由はいいません。

やはり色の基礎・基本を系統的に教えることで、指導者が生徒の作品の配色を指定しなくて済む授業を少しでも増やしていきたいものです。
来週学年末試験を迎える1年生。
今回の試験範囲には「色の学習」が入っています。

「色の見えるわけ」から「色の感情効果」、「色の三属性」、「混色」、「対比」までがその学習項目です。

学習したのは後期の初め頃ですので、テストまで結構時間が経っています。そこで今日はテスト対策として1時間強、復習の時間をとりました。

「色の三属性」については、先日参加したモニターレッスン用のツールを使ってみました。

実は模擬講義で作ったツールは3種類です。

その一つが身の回りにある物を赤・黄・緑・青(青紫)に分類した写真(先日紹介した「カラーウォッチング」で見つけて使わせて頂きました)です。

「赤」にはリンゴ・イチゴ・トランプ・マッチ…などが赤い布に置かれています。
「黄」にはレモンや黄色の糸、ペーパータオル
「緑」はコサージュ、オリーブ石けん、瓶、ブックカバー
「青紫」は瑠璃色の花瓶、宝石の類…

見事に色みで分類して写真に収まっています。

そしてその中に存在する微妙な色相の違いをピックアップし、さらに色相を細かく分類していく…というシナリオに合わせたようなマンセル100色相の色相環。これが2つ目のツールです。北畠先生の「色彩学貴重書図説」からとらせていただきました。

これは生徒の目を釘付けにしました。黒板に貼ると色帯の輪っかでしかないのですが、近くで見ると100枚の境目が見えて確実に驚きを与えます。さらに、200色相ぐらいは見分けがつくらしいとの説明を加えておき、あとから出てくる「色立体」と組み合わせて考えると、身の回りにある物体色のほとんどが色立体におさまるというイメージを持たせることができます。

その後、明度、彩度を無彩色9段階と「赤」の各トーンのカラーカードにマグネットをつけたツール(3つ目)を使って、まずは明度を無彩色の明度スケールとの対応関係で理解させ、その後彩度を押さえ、改めてカラーカードを明度・彩度で位置づけていくという模擬講義でやった展開も実践してみました。

やはり、こうした自分なりに練った展開で生徒が惹きつけられていく様子を見るのはやっていてうれしいものです。
テスト前の復習といいながら、前回より生徒にはよりわかりやすい授業ができたものと我ながら思います。

生徒は一度学習したからといって定着するものではありません。手を変え品を変えて繰り返すしか覚えさせることはできません。それでもなお今回どのくらい定着が図れたか…。

とにもかくにも、こうして覚えさせた内容があって次のステップへと活かされていきます。デザインや絵画での色遣いについて、今後は専門用語で指示や助言ができます。それを生徒自身が理解して制作に生かしていける…。このような流れを毎年つくっていくわけです。

それにしても、こうした学習は小学生にも下ろしていきたいところです。
日文の図工の教科書5・6年下にはすでに「彩度」ということばが登場しているくらいですから…。
京都駅の伊勢丹10階で開催されている「サロン・ド・ショコラ」。関西では一番規模が大きいとか。

2月10日、息子の卒業式のあとの卒業記念パーティーが終わり、6年間懇意にさせて頂いたお母様方との懇親会が引けてから立ち寄ってみました。近鉄電車の行き帰り広告ポスターが目に入ってから気になって気になって…。

で、ついに催事場に出かけたというわけです。

全12カ国・約70ブランドが登場ということで、もうスゴイ人出に、各ブースからの呼び声もひときわ大きくなります。

目についたのは黒いパッケージ。今年はカラフルなカラーコーティングのチョコもたくさん見かけました。なかには地球をイメージした青いチョコも。綺麗なプリントがされているチョコは一体どんなお味なんでしょうね。気になりましたが、結局、お味見を兼ねてベルギーのノイハウスをはじめとする8ブランドのチョコの詰め合わせを試してみることにしました。それと息子用に「桜咲く」願いを込めて、日本の、地元京都のフランス屋(ちょいややこしい)の桜のチョコを集めたもの、学校が職場体験でお世話になっているのでやっぱり地元京都の「菓子職人」から出ていた抹茶トリュフを購入して帰りました。

詰め合わせは楽しみでしたが、誤算が一つ。息子が大のチョコレート好きで、各ブランドの味見をしてから再度訪れるという予定が、完全には達成できなかったのです。

そして本日休日出勤の帰りに方向は逆ですが京都駅に向かい、再度訪れました。ノイハウスを目指したのですが、残念ながら出店されていなかったようでした。そして前回は気づかなかったのですが、今回かの懐かしいピエール・マルコリーニのブースを発見。8月の出来事を思い出し心躍らせてショーケースを見ましたが、残念ながら完売の嵐。すこし大きめの箱が2種類残っているのみでした。というわけで3種類が入ったトリュフセレクション9個入りの箱を購入。詰め合わせは目が飛び出るほどのお値段でしたので手が出ませんでした。例の真っ黒な紙バックに白い箱。クールですよね。

その後ヘーゼルナッツ入りのミルク板チョコが気になりこれも購入。これは南フランスのマリヴェルニーの「タブレット・ドゥ・ショコラ」です。こちらは日持ちがしそうなのでゆっくり試してみます。そしてさらにスイスのステットラーの生チョコ。やはりミルクチョコレートですが口溶けがよく癖がない美味しいチョコです。息子もほっぺが落ちんばかりに堪能しておりました。(オイオイ、太るよ、そんなに食べちゃぁ。)

今日の買い物はマルコリーニがやや賞味期限が早目なのですが、他はまだゆっくりいただけそうです。といっても息子が狙っていますのでそうそうゆっくりは楽しめないかもしれませんが…。

チョコレートが本当においしい時期です。
数日はリッチな気分でいられそうです。ムフフ。

えっ?バレンタインデー?はい。義理チョコは用意しましたよ、学校用は。
パパにはワインでもプレゼントしますか。
by my-colorM | 2007-02-12 22:14 | 日記
毎日放送で近畿全域を放送エリアにドラマ「天使の悪戯」2月9日(金)深夜0:55~1:30、3月9日(金)深夜1:10~1:45が放映されるそうです。

このドラマは色彩検定合格を目指す女性が主人公。一話目は環境デザイナー、二話目はプロダクトデザイナーだそうです。それぞれの主人公に天使が舞い降りてどんな悪戯をするんでしょうね。

どんなドラマかはまだよくわかりません。
深夜ですので録画しておいて土曜日にゆっくり観ようかしら。

それにしても協賛がAFT。コマーシャル効果が期待できるんでしょうね。
受験者、少しでも増えるんでしょうか。
by my-colorM | 2007-02-07 22:55 | 色の話
小学館から出ている「カラーウォッチング-色彩のすべて」は1982年発行の色の決定版だが、これは1980年イギリスで発行された「COLOUR」の日本語版である。

どのページを捲っても新鮮な驚きがある。美しい図版と解説に目を奪われる。決して古くない。

と、書評を話題にしようとしてはじめたのに、ふと開いたページに月曜日に中2を対象に展開しようとしている色材の変遷について書かれている。
目にとまったので自分のメモ代わりに記しておく。

ティツィアーノはルネサンス期ヴェネツィア派の画家であるが、その作品の洗浄修復の話題が載っている。1525年に描かれたその油彩画に幾重にも重ねられた黄褐色のニスの下から美しい色彩が洗い出された。そのことから彼がカンバスに赤褐色の地色を用いていたという説や、陰鬱な色調の大家という画家に対する見方は大幅に訂正されることになる。

分厚い黄褐色のニスを引くことはテンペラ画以来当時の絵画に施されてきた手法であり、顔料をカンバスに定着させ、水の心配から作品を守る方法としてなされてきた処置だが、油彩画が一般的になってもその表面に赤褐色のニスが厚く塗られてきたのである。

テンペラ画の乾きにくいニスに代わり、顔料に混ぜる速乾性の油がヤン・ファン・アイクにより発見された。光沢があり色を鮮やかにするその油が見つけ出され油彩画へと徐々に取って代わってもその当時の画家たちは伝統的な脂色の画面をあえて選んでいたのだという。

色彩の画家としてその洗い出された美しい作品によって、後世の人々から再評価をされることになったティツィアーノもその一人ということなのだろう。

少しさかのぼってレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」における彼らしい失敗については以前のブログを読んでいただくとして、顔料をいかに画面に定着させていくかという画家たちの苦労についてはフレスコ画→テンペラ画→油彩画→チューブ入り油絵の具の発明という画材の変遷をたどりながら生徒たちに解説を加えていこうと考えている。


さて、「カラーウォッチング-色彩のすべて」は今や絶版であり、求める場合はユーズドに頼る他はない。しかし、定価よりもかなり高いのが名著の証である。コンディションのいい物には3倍近い値が付いている。

しかし、カラーに関心があるのであれば手に入るのなら手元に置いておきたい一冊である。
by my-colorM | 2007-02-03 23:24 | 色の話
昨日、家に帰りましたら東商カラコ1級の不合格通知が届いておりました。

点数は以前書きましたとおり、恥ずかしくて公表できません。
絶対に聞かないでくださいね。

この状況だったらもう次回は受験しないでおこうかと思いました。
だって、勉強をはじめる以前に初見で過去問を解いたときと選択問題の結果が大差ないんだもの。不十分だったとしても一応は勉強したのだし、なのに少しも結果が伴わなかったのだから。正直かなり凹んでしまいました。

それも今日がもう一つの選考試験でしたし…。タイミング悪すぎ。
気分的にもかなりマイナス思考が働いている自分がいました。

おっと、この調子だといつものMayusanじゃな~い。そんな声がどこからか聞こえてきそうな記事になるかも…。覚悟して続きを読んでくださいませ。

そして、今日の選考試験。

発表者に対するコメントを書きながら聞くのですが、2人前の発表者のツールに見とれ、その方のコメントを書き忘れていたんですね。電球の光が透明ビーズが貼ってある紙の上で美しい虹となってスペクトルが発生するのです。しかもその電球から怪しげな煙も立ちはじめ、その動向はかなり気になりました。ついついコメントを書くのを忘れ、そのことに気づかないまま、次の方の発表がはじまりました。その結果次の方のコメント用紙がずれて、私の順番が、自分の中で、あとお一方いらっしゃるつもりでぼーっと座っていたんです。

指摘を受けて慌てました。バタバタと準備しました。これで完全に動揺してしまったのです。

おかげでというのも本当にいいわけがましいのですが、昨年同様またタイムキープを誤りました。去年はタイマーのボタンが入っていなくていい気になって進めていましたが、今回は持参した別のタイマーを自分の席に置き忘れてすっかり失念しておりました。

本当にそそっかしい自分にがっかりです。

今年は時間が来ても「終わってください」とは言われませんでした。
でもその代わり、ビデオ撮影を止めるということでした。担当の方がビデオ操作に動かれたのがわかりました。そこでアウトです。

もう情けなくて反省のことばしか出てきません。

発表では冒頭でやや話しすぎ、その分まとめがおろそかになりました。っていうか、したっけ?
なんだか夢中になっていたので、自分がどんな話をしたのかすらおぼろげです。

私にはこれに懸けるという気概そのものがもしかしたら欠損しているのかもしれません。受かる人と受からない人の違いなのかな、それが。意地でも合格してやる!!という迫力が備わっていないのかもしれませんね。せっかくたくさんの方々が見守ってくださっているのに…。

今夜はダブルパンチを喰らっていつになく愚痴っぽいMayusanです。
次からはちゃんと軌道修正かけるのでどうぞお許し下さい。
by my-colorM | 2007-02-01 20:09 | 日記