カテゴリ:色彩研究会「スペクトリオ」( 26 )

2・3級色彩検定対策テキストが2008年春に改訂されます。
HP上で概要は明らかにするとのことですが、「ポイント説明会」に参加し、その内容を一足先に知ることができました。

今改訂のコンセプトは3つ。

「わかりやすい」
「教えやすい」
「デザインにシフトする」 です。

先の改訂はそれこそページ数倍増の大改訂でした。
記述は学習者にとって難解でとっつきにくく、若い学習者層には日本語の意味が通じず、そこでつまづきそうな感じでした。また図版や図表が必ずしも適材適所とは言いづらく、その読み取りに消耗してしまう学習者も多かったのではないでしょうか。

今回はそれらを重要な改善点とし、平易な表現、「ですます調」の丁寧な文体、試験には出さないとした上で、関連事項の中で興味をひき、理解の助けになりそうな内容をコラムとして記述するなど、リライトと記事の住み分け、さらに図版の改善によって、色を楽しく学ぶテキストにしていこうという方針です。

学習の流れや難易度の再考により、項目の入れ替えがあったり、3級・2級でそれぞれに難度の高い項目が上級に移行されたりするなど、改訂が学習者の視点で行われようとしている点は評価に値するものと感じております。

また、今までPCCSの色相環やトーン図、イメージマップが巻末付録とされていたのが、本文中に、しかも色票を切り貼りすることなくカラーで表示されます。さらにさまざまな配色が抽象的な色コマの並びや色票演習だけに終始せず具体的な写真事例をあげることで理解しやすくなっていきます。そして、前テキストにあった「カラーダイヤル」が復活。199aの切り貼りをすることで、色相・トーンが一目で俯瞰でき、その位置関係を検討することで学習した配色手法をより幅広く応用することが可能になります。

今回の改定では色彩検定がデザイン実務にシフトする方針をとったため、印刷・広告・パッケージ・webなどの「ヴィジュアルデザイン」を追加(強化)した点に注意が必要ですが、現行テキストで学習されている方が、来年度以降の試験で項目不足が生じ不利になるということはあまり考えなくてもよいのではないでしょうか。

3級のハードルを下げ、色に興味を持って楽しく学べる。2級へのステップアップは、難解な色彩学の研究成果を羅列するのではなく、興味関心の高まりにふさわしく、項目の専門化を図るといった点を目指しているのがポイント説明でよくわかりました。

使用図版の検討など、まだまだ詰めはこれからのようですが、今回のテキスト改訂には期待できそうです。

手にとって見るのが今から楽しみです。
認定色彩講師ライセンス再々選考のためのモニターレッスンの案内がついに本日到着いたしました。
今回大阪は2月1日(木)に実施されます。

前回と変わったところは「配付資料不可」というところです。
テーマは前回と同じ5つから未選択のものを選びます。

もっとも基本的な「色の三属性」を選ぼうかな。

今回は落とせませんので、じっくり準備をしようと思います。
「問題演習あるのみ!」

これはあらゆる試験直前の鉄則ではないでしょうか。

問題に慣れる、自分の知識を固めていく、わからないところを明らかにしてテキストに帰って再確認する…。1点2点でも上積みをねらって数多く問題を解くこと。これが試験前にやるべきことです。

では何を使うか。

過去問があれば数回分は欲しいところです。前回の問題がそのまま出題されることはほとんどありません。しかしどのような問題が出るのかという傾向をつかむためにはなくてはなりませんよね。問題演習量の差がおそらく点数の差になって現れてきます。はっきりいいます。テキストや参考書をむやみに眺めているだけでは一向に実力はつきません。

テキストや参考書を1時間読む暇があったら、その分一問でも多く問題を解いてください。
これまで問題集に取り組んでこられた方は、おさらいでざっと確認されたらよろしいかと思います。

そんなとき、準備する問題集に差が現れるものと思います。

私のおすすめの問題集はアスキーの「色彩検定○級問題集改訂版」です。
この問題集は私が1級試験を受けるときに繰り返し取り組んで成果を上げたもので、改訂テキストでの試験となり、改訂版が出版され3~1級が今年出そろいました。総カラーの値打ちある問題集です。(ゆっくりこれからという方は解答欄をコピーして繰り返し使用されることを強くおすすめします。)

今回受験の皆さんには今更という情報でしょうが、それでも何なら明日(前日ですけどね)にでも朝一番に書店で確認して、1日取り組んでみては…とおすすめできる価値がある問題集です。(出版社や発行人から何ももらっていませんけど…)

イメージが無いと…という方にはこちらはいかがでしょう。

3級向けの問題集ですが、「直前3日間の色検3級」です。視覚デザイン研究所が出しています。(手に取ったのは3日前だけど平成10年発行…か、案外古かったのね。)こちらはとてもポップで軽い(「色の本棚1~3」と同じ感じ)図版を使っています。こちらも総カラーですが、ビジュアルを重視したためか、お勉強っていうイメージがあまり感じられない問題集です。出題傾向はあくまでも色彩(どの色がそれに当たるか)の確認にはいいかもしれません。文章に使われている独特のポップ体のフォントが私はあまり好きではありませんが。

さてさて、ただし、問題が解ききれなかったとしても、最後の最後はテキストの図版をチェックして過ごされることをおすすめします。

試験の図版は必ずテキストのどこかにあったもの…ということです。その図版が何をしめしているものかが結びついていると心強いですし、試験中に見つけるととても落ち着けるものです。しっかり図版を確認しておいてください。

さあ、残り丸一日。受検される方は脇見も降らずに全力で取り組んでくださいませ。

んじゃこのブログ読んでるわけないか…。
色検2級を受験するという方から、物体色・光源色の扱いによる表色系の分類について、
「物体色のみ扱うもの・光源色も扱うものに整理するとどう分類できるか」
という質問を受けました。

顕色系と混色系の分類はなじみがあるし、そのような分類はテキストにも載っています。

そもそも扱う色の種類で分ける…、そんな分類はテキストにあったっけ…?とも思いましたが
あーでもない、こーでもないといろいろと私なりに考えてみました。



そしてその到達した答えは…
先日の勉強会の帰路、氷結さんから質問をいただきました。
そのときは質問の意図が飲み込めず、「宿題にさせて」と言って別れました。

今日、新テキストを読む時間がとれたので、お答えになるかどうかはわかりませんが
コメントしたいと思います。

その質問は、
「新テキスト2級に出てくるマンセルの面積比とムーン&スペンサーの面積比をどう考えたらいいか」
ということだったと記憶しています。

新テキスト2級の記述は、まず項目として、「美的構成」という章の「プロポーション」の項にありました。

いわゆる美術で扱うところの「構成美の要素」つまり、美しいと感じさせるさまざまな要素のうち、
「プロポーション(比例)=程よい美しさを感じさせる各要素の比率、割合」について述べているところで、
色彩でいうと配色における各色の面積比ということになるだろうという論旨の説明でした。
その中でイッテン、マンセル、ムーン&スペンサーはその比をどのように捉えているかを紹介している部分、
それが今回の質問の内容ですよね。

彼らは共通して色彩調和を数学的に秩序立てて論じようとしました。

面積比  More
昨晩、なかなか寝付けませんでした。
考えるだけで心臓がドキドキ…。

ブログを使っていろいろと
PCCSについてあ~でもない、こ~でもないと
考えあぐねながら内容の吟味をしてきましたが
はてさて実際のところどう展開していくのか…。

昨日トーンについて息子を相手に説明してみたところ、
「イマイチピンと来ないな。で、なんでPCCSっていうの?…は配色に向くの?」
と厳しいダメ出しが…。
私「だからさぁ、pトーンは、ほら、柔らかい感じでベビー服にしっくりくるやろ。赤ちゃんの肌にやさしいって感じで。vとかじゃなんか痛そうやん。」
息子「おっ、そういう話ならわかるんとちゃう?初心者は抽象的に言っても引くばっかしやし、分かることいわないと食いつかへんからなぁ。」

なるほど。そうとも言う…。

More
まだやってる…。ブログを訪問の皆さん、もういい加減うんざりでしょうねぇ。
しかし、これも後2日。お許しくださいませ。
んでまた、これをペーパーを見ないでライブ感たっぷりにお話ししていくシミュレーションを残る仕事の合間の時間にやっていくつもりですので…。

って、ホント間に合う?



展開例詳細…
Miyabiさんさんのご助言を生かして削ってみました。



削りましたよ!
f0008085_133674.jpg1級2次対策で使ったワークブック『カラーコーディネーターのための配色入門』をたまたま本棚から取り出してみました。日本色研が監修している配色演習用の書籍です。


PCCSが「使える」表色系というストーリーを念頭に模擬講義を組み立てようとしていた矢先でしたので、何だかジーンときてしまいました。

1年間でAFT色彩検定3・2・1級にチャレンジ。1級の2次対策にはどれほどのカラーカードを切り貼りしたか!1級は個人レッスンに通ったのですが、用意して頂いたワークシート(B4サイズ55シート)はコピーして2巡目、シートによっては3回目にも手が出ました。しかし、それに飽きたらずに自分で購入したのが件の書籍です。

色彩学を身につける、配色の約束事を極めるのに仕事の合間や休日を使って深夜まで取り組んできた2年前の努力が思い出されました。

これから色彩を学ぼうとしている初学者の皆さんにこの努力や思いをどう伝えていったらいいでしょうか。

これほどの思いをして取り組んできた色彩。できるだけ多くの人に伝えたい。

そんな初心の気持ちを強くした書籍との再会でした。
「使える」をキーワードに演習を前提にした授業の冒頭部分という設定で
PCCSの概略と新配色カードの構成を示していきたいと思います。

More