カテゴリ:色の話( 48 )

毎日放送で近畿全域を放送エリアにドラマ「天使の悪戯」2月9日(金)深夜0:55~1:30、3月9日(金)深夜1:10~1:45が放映されるそうです。

このドラマは色彩検定合格を目指す女性が主人公。一話目は環境デザイナー、二話目はプロダクトデザイナーだそうです。それぞれの主人公に天使が舞い降りてどんな悪戯をするんでしょうね。

どんなドラマかはまだよくわかりません。
深夜ですので録画しておいて土曜日にゆっくり観ようかしら。

それにしても協賛がAFT。コマーシャル効果が期待できるんでしょうね。
受験者、少しでも増えるんでしょうか。
by my-colorM | 2007-02-07 22:55 | 色の話
小学館から出ている「カラーウォッチング-色彩のすべて」は1982年発行の色の決定版だが、これは1980年イギリスで発行された「COLOUR」の日本語版である。

どのページを捲っても新鮮な驚きがある。美しい図版と解説に目を奪われる。決して古くない。

と、書評を話題にしようとしてはじめたのに、ふと開いたページに月曜日に中2を対象に展開しようとしている色材の変遷について書かれている。
目にとまったので自分のメモ代わりに記しておく。

ティツィアーノはルネサンス期ヴェネツィア派の画家であるが、その作品の洗浄修復の話題が載っている。1525年に描かれたその油彩画に幾重にも重ねられた黄褐色のニスの下から美しい色彩が洗い出された。そのことから彼がカンバスに赤褐色の地色を用いていたという説や、陰鬱な色調の大家という画家に対する見方は大幅に訂正されることになる。

分厚い黄褐色のニスを引くことはテンペラ画以来当時の絵画に施されてきた手法であり、顔料をカンバスに定着させ、水の心配から作品を守る方法としてなされてきた処置だが、油彩画が一般的になってもその表面に赤褐色のニスが厚く塗られてきたのである。

テンペラ画の乾きにくいニスに代わり、顔料に混ぜる速乾性の油がヤン・ファン・アイクにより発見された。光沢があり色を鮮やかにするその油が見つけ出され油彩画へと徐々に取って代わってもその当時の画家たちは伝統的な脂色の画面をあえて選んでいたのだという。

色彩の画家としてその洗い出された美しい作品によって、後世の人々から再評価をされることになったティツィアーノもその一人ということなのだろう。

少しさかのぼってレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」における彼らしい失敗については以前のブログを読んでいただくとして、顔料をいかに画面に定着させていくかという画家たちの苦労についてはフレスコ画→テンペラ画→油彩画→チューブ入り油絵の具の発明という画材の変遷をたどりながら生徒たちに解説を加えていこうと考えている。


さて、「カラーウォッチング-色彩のすべて」は今や絶版であり、求める場合はユーズドに頼る他はない。しかし、定価よりもかなり高いのが名著の証である。コンディションのいい物には3倍近い値が付いている。

しかし、カラーに関心があるのであれば手に入るのなら手元に置いておきたい一冊である。
by my-colorM | 2007-02-03 23:24 | 色の話
昨日書いたとおり、memoriboを購入しました。

明日からは出勤なので今日は最後の冬休みの休日を楽しむべく、
早速昼からmemoriboに取り込んで持ち歩くためのコンテンツを
自作する作業を始めてみました。

題して「色彩用語事典①色の表示」「色彩用語事典②色の名前」です。
同名の事典と昨日購入の色の用語事典、色彩検定テキストその他を参考にしながら、
各テーマで50ページ位ずつ試しに入力してみました。

最新のmemoriboWは1ページあたりに最大で1000文字という字数が使えるそうですが、
購入したmemoriboは全角でたったの48文字まで。
各項目をそれだけの字数で説明し切るには相当ポイントを絞らなければなりません。
そのため案外勉強になるものです。

作ったカードは、たとえばこんな感じです。

memoribo  More
by my-colorM | 2007-01-03 19:44 | 色の話
私は話をしていても気がつくと本論から遠く離れたところにいて「あれれ?」ということがよくあるんですが、時として行動もそんな風になってしまうことがあります。

今回の行動もその最たるものです。

実は本日から1月3日までお休み。できるだけ、この期間にある作業をしておきたいと考えていたのでした。それは2月1日に行われる講師養成講座の認定試験で使う提示物の準備です。

学校で1年生向きに色の学習の教材を作ったのですが、そのときにB5版の新配色カードの簡易版である「プランニングカラー」を結構使ってしまいました。

前回×だった認定試験では、手持ちの199b(6cm×17.5cm)で作ったため、会場規模にしては小さすぎました。5月に京都で行われた色彩学会全国大会の会場で見つけた件のカラーカードは教材づくりにピッタリ。今回の試験では見やすい大きさで作ろうと考えているのですが、めぼしい色がすでに無くなっていますので、ネットで購入しようと思ったのです。

で、○天ストアでネットショッピング。でも、「プランニングカラー」だけで送料を支払うのもなぁとたちまち衝動買い癖がもたげてきました。それで、あちらこちらを訪ねて見ました。

どれどれ、これは何だろう?

食指が動いたのはカワチ画材のHPにある『日本色研 ファッションカラーレシピ「おしゃれな色の選び方」』とその調査用紙、肌色カラー・カードです。

それほどお値段も高くもなく、パーソナルカラーを自習するのにはちょっといいかも…程度の動機でした。

もちろん「プランニングカラー」もカートに入れましたけど。

そして2日後にそれらは到着。本日、中身を精査しました。

今でこそ、パーソナルカラーは私の中では常識となっていますが、この本は初版が平成11年ですからかれこれ7年。そんな頃からこのような本があったわけですね。今年3月初版第6刷ということです。

パーソナルカラーという言葉こそ出てきませんが、肌色の見え方が洋服や背景色との関係で変化していく対比現象をPCCSの12トーンおよび9つの無彩色の中で確認することができる代物です。

本書内に対比のサンプルがたくさんあります。肌色の変化が手に取るようにわかるのですが、自分の肌色に近いカラーカードで試したいと考えるのは当然の成り行き。調査用紙を必要枚数コピーして、本からカラーカード切り抜いて貼り付けるという指示があるのですが、それはしたくありません。そこで一緒に購入した調査用紙セットと肌色カラー・カード15色を生かすべく、早速手持ちで新品の199bを使って切り貼りをしました。

調査用紙は2種類。12色相分と無彩色のシートがあります。各色相ごとに12トーン。…て、待てよ。199シリーズにはs(ストロング)トーンが無い。ましてやp、ltトーンは彩度が一段階高い+の設定である。ということはsトーンが抜けてしまうではないか!!

でも致し方ありません。何せ、この本、切り貼りするためのカラーカードの印刷、網点が見えてしまうんですもの。(これはいただけないんですよね、こんな場合こそ例の340線を使ってくださらなきゃ。)

大体、日本色研も、自分のところで汎用的に出しているカラーカードに対応させて本を作れば問題ないのに…ぶつぶつ…。

なんてことを考えながら、199新配色カードを指定のサイズに切り、貼り終えました。

ちなみに私の肌色の近似色データはP-Ⅱ(2.5YR7.0/4.0)です。
R:2ならば、dk、dkgあたりがよろしいようで…など、色白で理想的な肌色に近づいて見える組み合わせが見て取れます。ホント一目瞭然。今日の成果を息子に披露したところ、似合う色、似合わない色が彼にもすぐに言い当てられました。

これはパーソナルカラー理論を一般に広げるのにも有効な教材かもしれません。調査用紙セットの中に肌色カードを貼り付ける透明シートが2枚あるのですが、このシートが肌色カード×2枚あれば、大まかではありますが誰でも客観的に肌色から似合う洋服の色を見つけ出すことができそうです。あるいはパーソナルカラーアナリストの養成や自己研鑽にも有効。大変安価な教材です。

色彩検定の1級2次受験のみなさんも、もし新配色カードが残っていたらこんな具合に活用されてはいかがでしょうか。

え?パーソナルカラーをすでに勉強中?

そんな方もいらっしゃりそうですね。

…というわけで、休みに入ったら教材を作ろうと考えていましたのに、この有様です。

そうそう、年末のあれやこれや、そう年賀状もそっちのけです。

だって…、楽しいんだもん。

今夜あたり挽回しなくちゃ!ですね。


古い記事ですが…こちらもどうぞ。
ローズピンクがベストカラー!
by my-colorM | 2006-12-28 18:01 | 色の話
定点観測。まずはこちらの写真から。
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私は通勤途中に通るこの並木に季節の変化を感じ、魅力ある風景として注目してきました。

裸ん坊にされた街路樹の隙間から…覗いていますね。
そうです。最近の環境色彩注目事例として防護柵の色彩がどう変わるかを取り上げました。

環境色彩 More
by my-colorM | 2006-12-27 21:52 | 色の話
京都市は11月、看板など建物の屋上広告物と、ネオンサインなど点滅式の電飾広告物を全市で禁止するなどの新たな景観施策を発表しました。景観、眺望の保護が狙いで、既存のものも対象とするとのこと。来年2月にこのための屋外広告物条例改正案を市議会に提出、2007年度早期に施行したい考えだそうです。

その内容は「点滅ネオンは屋上でなくとも禁止。常時照明がついていれば屋上でなければ認める。広告物の規制に併せ、都市計画上の建築物の高さ制限も市中心部などで強化する。」といったもので、計画通りにいけば、条例の経過措置が切れる6年後には市内からこれらの広告物は姿を消すことになります。

こうした京都市の景観施策に対し、全日本屋外広告業団体連合会(東京)や全日本ネオン協会(同)など業界団体が、共同で実施時期の延期を求める要望書を市に提出するという行動に動き出すようです。要望書には協議する時間が足りないとして実施時期の延期を訴えるほか、規制される側の話を一切聞かずに実施方針を決めたことに対する疑問も盛り込まれるとか。

確かに目に余る点滅式電飾広告が街にあふれかえっています。行き過ぎたビルの屋上の看板や、派手な点滅ネオンなどは古都の景観にはそぐわないとする見方は間違っているとは考えません。寺社などの多くの歴史的建築物と並木などの緑、大文字山など市内からも見える山並みが混然一体となっている古都京都の景観にはけっして似つかわしいなんて思いません。

それではどこまでが行き過ぎと考えるのかということが起こってきます。これはまた難しい判断をせざるを得ません。そこでグレイゾーンを作らないために「全面禁止」となるのでしょう。しかし、「全面禁止」というのは関連業界には死活問題になりかねない規制であることは否めません。影響が大きすぎる規制です。それを有無を言わさない手法で決定するというのはどうなんでしょう。もっと規制の経過措置期間を緩める、世界遺産レベルを中心として古都の景観を保全する視点場を厳選し、逆に規制緩和地区を設けるなどの措置をとらないと強い抵抗に遭いそうな気がします。

また京都の四季折々の街の「夜の賑わい感」というのは訪れる観光客にとってもそこに生活する市民にとっても重要な魅力的景観であるはずです。そのあたりの意見を吸い上げての判断はなされるのでしょうか。観光が大きな収入源。京都の夜はどう演出するのがベストでしょうか。

考えてみれば、今回の京都市の景観条例の見直しは、ずっと放置してきて混乱が行き着くところまで行ってしまってから慌てて持ち出したといったような印象があります。かつて高さ制限が緩和されて街中にホテルやマンションが次々に建ち、五山の送り火が見られなくなったというような景観破壊が進みました。そんな中で五山の送り火を観光資源として保全するため、いくつかの視点場を設け、今回新たに高さ制限を強化するとのことです。またバブル期には地上げによってどんどん街中の空洞化は進みましたし、町屋の景観も破壊されました。今回の改正は京都らしい景観づくりが最大のポイントとばかりに改正案が示されていますが、何を今更という感じがぬぐえず多くの人が悔しい思いをしていることでしょう。

ましてやこうした強行決定とも思えるような経過は「市民参加のまちづくり」という国の景観政策から逆行しているように私には思われてなりません。 行政も市民も企業も一体になって景観を考えていくプロセスこそ21世紀型であると、この間、学んできた矢先。何とも目が離せない情勢ではあります。

市は今月末までパブリックコメントを募集中。既出の団体の要望についても「意見として承る」としているとのことのようですが…。
 
by my-colorM | 2006-12-17 16:11 | 色の話
街のいたるところにある自販機。
真っ赤な○カ・コーラや濃紺の○ossの自販機はどなたもご存じなはず。

息子は中学校から私立の中高一貫校に通っているのですが、そこに置かれている自販機の、同じメーカーでもかなり周辺の環境に合うように色が抑えられている様子に企業努力を見て取り、好感を持ちましたのでレポートします。

こちらをご覧下さい。
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周辺のベージュ系の壁色に合わせて押さえた色遣いがされています。ゴミ箱には例のマークが入っていますね。しかしその配色により“学校”という施設に設置されたものであると察して頂けるのではないかと思います。

この自販機が置かれている校舎は創立50周年を記念して新築されたものです。コンクリート打ちっ放しのようなセメント色の中にスクールカラーの濃紺を取り入れ落ち着きの中にもアクセントを利かせたモダンで魅力的な建築物となっています。この自販機が置かれているところは玄関を出た、ピロティにあたるところです。

この写真は自販機があるあたりから振り返った位置にある、2階に結ばれたオープン階段です。
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赤い手すりが効果的なアクセントとして使われています。

これは校舎側から道を隔てて設置されている駐輪場(2階に屋内プールがある施設)です。
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スクールカラーの紺とアクセントに赤を利かせた印象的な建築物となっています。右側の自販機の真っ赤なロゴはかなり目を引きますが建物の赤と妙にマッチしてる?

息子の通う学校は、私が教員となり、水泳部の顧問をしていた頃、水泳の市内大会の会場になっていたので知りました。「文武両道」(これは私の通った静岡県立の高校の「校是」といわれるものでもありましたが…)を実践している学校と聞いて、その頃からなぜか将来生まれてくる子が男の子だったら是非とも通わせたいと考えていた学校だったのです。当時、大会で使用したプールはちょうど息子が入学した年に取り壊され、この建物に新設されました。(これは余談でしたが…。)

さて、こちらは徒歩15分にある最寄り駅のkioskの自販機コーナー。
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やはり周囲の壁に合わせてホワイトが使われています。

自販機の色彩は街中に行くと妙に鮮やかだったり、張り紙がごてごてとしてあったりで、ただでさえボトルの商品色彩で色があふれているのに、うんざりといった感じが否めないことが多いのですが、設置する環境に調和する色遣いがされるだけで好感度がグンとUPすることを確認したいと思います。

いたる所に設置され目にすることの多い自販機。それだけにその配色は無視できません。
by my-colorM | 2006-12-12 22:16 | 色の話
定点観測。
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秋の深まりを一層感じるこの風景。2日後に通過し、ふと左側に注目すると、工事用の看板が…。
この後画面左側にちょっぴりのぞいて見える防護柵が一旦撤去されます。12月22日までに改修新設がされると案内されています。

そして今回、いつもの場所から進んで工事の案内看板を写しました。
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町名および施工業者は消してあります。

桜並木のこの街路。いつも自転車で通勤しているところですが、シルバーの柵が老朽化のため錆びて貧相な印象でした。その防護柵が今回改修されるとのこと。どんな色彩計画が進んでいるのかは私にとってかなりタイムリーな関心事です。

私としては、桜並木の景観を形成するために桜の幹の色に近いYR系の低彩度・低明度色を希望していますが、ひと月後どう相成りますか。注目していこうと思います。
                       希望の色彩
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撤去された状況写真。
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この写真の場所で、施工後再度撮影することとします。はてさてどうなることやら…。
by my-colorM | 2006-11-29 22:34 | 色の話
環境色彩の勉強が緒に就いたところです。

副読本として吉田愼悟著「景観法を活用するための環境色彩計画」を購入して読んでいます。
2005年6月景観法が施行され、経済発展とともに無秩序に使用され、景観を損ねてきた日本の環境色彩にいよいよ大なたがふるわれるものと錯覚してきましたが、
トップダウン式に官からの要請で法的拘束力が働くというわけではなく、地域住民のねばり強い「まちづくり」によってはじめて少しずつ実現していくのだということに気づかされました。

景観の色彩 More
by my-colorM | 2006-10-14 21:24 | 色の話
f0008085_10191134.jpg9月2日の北畠先生の講演会で手に入れるチャンスに恵まれた「Desktop Color handbook 05/06」(非売品)です。
今朝手にとって初めてゆっくり観させていただきました。

北畠先生の書かれた色彩科学文化史3000年の歴史を一気に概観するにとどまらず、(株)ナナオのカラーマネジメント液晶モニター「ColorEdge」を使用するための副読本として、カラーマネジメント(カラーマッチング)の最前線に触れることができます。もちろん以前記事に取り上げた「340線」の印刷技術を使用した図版が載っています。カラーを扱うクリエーターにとっては見逃せない一冊では?もちろん宣伝の意図ありありです。こうした最新の機材やソフトを導入するのはなかなか困難なのではないでしょうか…。

この本は読み物としてのおもしろさもありますが、WebセーフカラーのCMYKカラーチャート(色見本)、CMYKカラーチャートそのものが載っていたり、本自体に簡易カラーファインダー(色合わせ用のスリットに色紙やカラーチャートを挟んで使用する、CMY値付き)がついていたり、紙面の端にはCMYの色見本にものさしが印刷されていたり…、とRGBを用いる写真家やデザイナーとCMYKを扱う印刷オペレーター(というのでしょうか)をつなぐ心配りが感じられます。カラーを扱うすべてのクリエーター向けの最新のソフト、ハードの紹介がメインなのでしょうが、本書の出典・参考図書には丁寧にも推薦図書の表示までついている至れり尽くせりの内容です。

そもそも、同じ光源下における人の目に見える実物の色、デジカメ画像の色、それをスキャナーでとる画像やPCのグラフィックソフトでつくる画像とそれらをモニターで表示した色は、それぞれの段階で必ず色ずれが起こります。モニターの個体差はもちろん、モニター単体でさえも時間の経過で色再現が変わる厄介さを抱えています。ただでさえRGB方式のこれらの段階で、すでに色は狂っていますが、そこを人の目で見比べながらハード、ソフトの両面で調整しなければなりません。さらにその値を印刷のCMYK値にソフトで置き換え、プリンターで再現するという、何段階もの操作を経て印刷物が世に出てくるわけですよね。

基準となる色がモニターと紙の上ですでに大きくかけ離れているという難しさの中で、より私たちの自然な見えに近い印刷物を提供していこうとする出版・印刷クリエーターの力は凄いと思います。それを支えるソフト・ハード開発の企業努力にも敬意を表したいと思います。

ちなみに、ナナオのColorEdge CEシリーズ「タッチ&トライ イベント」が開催されるということです。カラーマッチングの実際を見学・体験されたい方は足を運ばれてはいかがでしょう。名古屋ショールームでは9月21・22日に開催されるそうです。
by my-colorM | 2006-09-18 11:58 | 色の話