カラーマネジメント

色彩学会関西支部の色彩基礎セミナーでは、調色実習とともにフォトショップを使ったカラーマネジメントの基礎実習を行いました。

普段見ているディスプレイが色を正確に再現し伝えきれるものではないという認識はありますが、それを体験し、どのように画像の持つ色(空間)情報を管理していけばよいかという点を教えていただきました。

要点は、PCの標準的なディスプレイの色空間が「sRGB」、そしてその色域で再現しうる色が緑域で極端に狭いということです。それに対し、デザイン界で使われることの多い色空間である「adobeRGB」はCIExy色度図上のGの位置がかなり外側(外側の方がより鮮やか)に設定できたため、色再現域が大きく拡がったということ。そこで、2つの色空間の違いから、同じRGB値、例えば(0、255、0)であっても全く異なる色に表示されてしまい、双方向のカラーコミュニケーションがとれないということが起こっているのです。

PCの画像データにカラープロファイルをつけたり、あるいはつけなかったりする方法ということでその出自を明らかにするなど、受け取ったデータをどう扱うかなど詳しい展開はともかく基礎的な所を体験させていただいたつもりです。

しかも、ディスプレイのメーカーや機種の差、個体差はもちろんのこと、さらになんと一台のディスプレイでも日々刻々変わってしまうという厄介な問題を抱えているというのです。

そこで、ディスプレイについては定期的なキャリブレーション(正しい基準をもとに設定し直すこと)が必要であり、その方法も実演を交えて紹介いただきました。

ちなみに今記事を書いているThinkPadちゃんはカラープロファイル設定なし、それとプリンタには専用のカラープロファイルの設定がありました。それとときどきフォトレタッチにつかう「ペイントショップ」ではsRGB色空間でしたので、結局ほとんどカラーマネジメントには縁遠い状況でした。テヘッ (^^;)

美しい色鮮やかな画像を扱うためには、それなりの環境が必要だということですね。
by my-colorM | 2008-03-22 19:48 | 色の話