やっぱ東京だぁ!

今日は、六本木まで出かけ、私の使っているブログサイトで見つけたあるセミナーに参加しました。が、その報告はもうちょっと整理してから…。

で、そのセミナーが3時半過ぎに終わりましたので、さあどうしましょ。ということで、向かったのが六本木ヒルズ。森ビルで2つの展覧会をやっています。前回のル・コルビュジエ展は昼間でしたが、今回は夕刻。きっと夜景がきれいなんだろうなぁとの期待もあって、土曜日ですから夜間も延長していますし、のんびり2つを観ることにしました。(混雑が予想されたので新美術館の「フェルメール展」はやめておきました。)

まずは「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展。これはいきなりガツンと来ました。コンテンポラリーアートということで、若干引き気味に足を踏み入れたのですが、あに図らんや。これはなかなか魅力溢れるアーティスト揃い。残念ながら、私め、あまり日本の現代アートには造詣が無くて、四谷シモンさんと内山英明さんしか存じ上げませず…、ちょいと情けないのでしたが、お一人お一人の美術にかける情熱をいろいろと発見し、ホント感動いたしました。

なかでもサイケデリックにも見える高彩度色が鮮烈な、できやよいさんの作品一枚一枚に引き込まれました。イラストチックな作品ではありますが、気の遠くなるような積み重ねが、全体としてまぶしいほどの光を放つ作品です。その色彩の美しさは筆舌に尽くしがたく…。ああ、願わくば欠片でも手元に置いておきたい。そんな衝動に駆られました。印刷にしてしまうと…、う~ん伝わりませんねぇ、あの魅力は。

気の遠くなるようなと言えば、さらにお若い版画家でいらっしゃいますが、冨谷悦子(ふかやえつこ)さんの細密なエッチング!!燃え立つような赤い壁面に作品はあるのですが、角に展示室が続くと思いきや突然自分の姿に驚く…縦長の大きな鏡だったんですね。ま、そうした展示場のサプライズにも幻惑されつつ、超細かいニードルワークに見入ってしまいました。左下のプリントナンバー1/30が妙に気になり…。ということは手に入れるチャンスがあるのかも(幻想です!!)これまたコレクションしたい作家の一人です。

大いに笑ったのが、田中偉一郎さん。彼の作品はどれも意表をつくモノが多いのですが、一人で見に行っているのに声に出して笑ってしまう作品なんですね。たとえばですが表札というのは縦長なモノですよね。ところが田中にかかるとビヨ~ンと横に長くなってしまうんです。あり得ない数の家族の名前。子宝に恵まれるとこうしたモノにせざるを得ないんでしょうか。題して「子づくり表札」。魚拓に至っては、スーパーマーケットのお刺身が拓本されてしまいます。そしてなんと言っても一番可笑しかったのは「ハトの命名」です。神社か公園で撮影した何気ないハトの群れなんですが、一羽一羽映像を止めて名前のテロップがつくのです。その名前がありそうでいちいち面白いんです。これには隣で観ていたカップルと一緒に大声で笑ってしまいました。

…というように、観て楽しいだけでなく、今回は「計算の庭」という、一枚の数字カードを持って「×3」とか「÷2」とか「+8」といった白いゲートをくぐり、「73」という計算結果にならないとゲートを出られないという観客体験型の展示がありました。佐藤雅彦さんと桐山孝司さんの作品です。数字カードはたくさんあって、6種類の計算ゲートを選んでくぐり、答えにたどり着くという参加者にとっては非常に知的なゲームですが、その理論は奥深そうです。

こうした展覧会は森美術館ならではという気もしますし、これだけのアーティストをそろえられるあたりがやっぱ東京だなぁと思いました。

毎回毎回刺激的な東京出張!!です。

さて、続いて森アーツセンターギャラリーでやっている「Coats!」展も観てきました。MaxMaraの裏側を見せてくれる展覧会。MaxMara歴代のコートやそのデザイン画や生地見本などが展示されています。パーツごとの製造工程のビデオなども面白かったのですが、しつけや待ち針なしで直に縫製してしまうところが大胆。驚きました。

そして、そして。2つの展覧会の後はゆっくりと夜景を見物。ホワイトルームならぬビニール系のホワイトクッションチェアが、座り変えるたびに中の光が7色(多分…)に変わっていくという、ぼ~っとするにはぴったりのリラクゼーション体験をしました。側面にロゴが書いてあったんですが、残念ながら覚えていません。が、昨日の色彩心理を生かした癒しグッズに間違いありません。監修が誰なのか、気になるところです。

素晴らしい夜景を見て、このまま東京基地に帰るのももったいない、と言うわけで、映画を一本観ることにしました。

その時間たまたまやっていたのが「マイティ・ハート-愛と絆-」。スリリングで臨場感があり、サイコサスペンスかと思わせるところもありましたが、実映像(パウエル国務長官・ムシャラフ首相など)が登場し、実話に基づいた作品であることに気づかされました。そして衝撃のラスト!とっても重い内容でしたが、アンジェリーナ・ジョリーの迫真の演技に胸が潰れそうな悲しみを覚えた感動作。私の心にいつまでもガツンと残る一本でしょう。

こうして、帰宅は10時半を回りました。息子は高校の時の友人と食事をし終電目指して帰ってくるそうな。

東京最後の明日は、息子の大学の学園祭にちょっぴり顔を出してみようと思います。サークルの特別演奏会でうまくすると20分程度出演できるそうで。どうなることでしょうか。
あぁ、それでこちらに遊びに来ているのか、お友達が。っとようやく気づいた私です。


アートの先端・東京、面白いですね。ホント。
by my-colorm | 2007-11-24 23:50 | アート