色の感情効果…経験の為せるもの??

昨日の試験で「配色と感情効果」を出題しました。

トーンについては色の三属性と混色の延長で教え、
資料集を見て配色効果を押さえる程度でした。

なので、色相やトーン、無彩色との組合せから
どんなイメージにつながっていくかを筆記試験で問うてみました。
できるだけしぼってイメージ語を導きやすく出題したつもりだったのですが…。


本日は早速テスト返し。


実はあまりにも出来ていませんでした。
実際に色を見る経験があまりないのでしょう。

そこで配色カード199bを使い、
グループ分けをして色を見ながら確認することにしました。

・低明度色→重厚な感じ…固い感じにもつながりますが重量感が強いですよね。

そこでdkgを示すと、
「黒やん!」(生徒の反応)
「いやいや、色味がついているよ。今日ちょっと部屋が暗いかなあ。」(私)
「そういえば見えるなぁ。」(生徒)
「どんな感じ?一番合うのを探してごらん。ギラギラ・さわやか・やわらかい…
当てはまらないね。イメージ語と照らし合わせてぴったりくるのは?」(私)
「重厚感?」(生徒)
「そう、そうですね。」(私)
「昔、工場で荷物を運ぶ人たちが疲労感を訴えるので
こんな暗い色だった同じ箱の色を明るい色に変えたそうです。
すると疲労を訴える人が激減したそうですよ。
色はこの例のようにかなり心理的に働くようですね。」(私)

そんなやりとりや具体的な事例を挙げながら、
出題したものを確認していきました。

・高明度色→軽快な感じ
・低彩度高明度色→やわらかい感じ(いわゆるsfではないのですが…)
・高明度高彩度色と黒→人目を引きやすい感じ
・暖色高彩度色→エネルギッシュな感じ
・同一色相→まとまりのある感じ
・高彩度補色→ギラギラした感じ
・寒色高明度色→さわやかな感じ

と、やや主観は入るのですが色を見ながらイメージを割り当てていきました。

「こういう配色カードを使って効果を考えて色を決めているんですね。」
「行き当たりばったりではなくイメージをはっきりさせて行くことです。」
「実際使われているさまざまな色に目を向けてみてください。経験してこそ
身につきます。」






目的に合わせて色を選択できる力をつける…。
そのあたりを目指して。



もっと、授業で「色」を扱っていく必要がありそうです。
by my-colorM | 2005-12-02 19:04 | 色の話