ハリポタ第5作
前日読み終えた最終巻への伏線がいっぱい張り巡らされる、第5巻を映画化した「HARRY POTTER and the Order of the Phoenix(字幕版)」を観てきました。
ちょうど入れ替わりの時間だったようで10分も待たずに開演しました。ラッキー。
前作では、復活したヴォルデモートによって初めての死者が出て、勢い子ども向け映画ではなくなってしまいましたが、本で受けた全体に重苦しくベールの垂れ下がるような第5作の暗~い印象が映画でも十分に表現されていました。危機迫る場面が相次ぎ、ちょっぴりハードなエンターテイメントに仕上がっているように感じました。
この作品であちこちに張り巡らされた伏線が、残る2作へとつづいて物語の謎解きの鍵になっていきます。うまいぞ、J.K.ローリング!!
「不死鳥の騎士団」そして「ダンブルドア軍団」。またその敵となる「デスイーター達」。
特にアズカバンから脱走したベラトリクスの狂気じみた表情や言動は、最終巻に登場したその人物像にピタッと嵌り、十分以上に補完してくれていて、とても得した気分でした。
エエイ!多少ネタバレになるのはやむなし。大勢に影響ない部分だから言っちゃおうっと。
コホンっ。
さて、5作ではハリーに与えられた数奇な運命を自ら物語るアイテムが登場します。それは予言を閉じこめたガラス球で、魔法省の神秘部に保管されていました。それにかかわる者が手にすると内側のガスが渦巻き光を放ちながら、その者に与えられた予言の声を発します。実は神秘部の棚には様々な人たちのそれらが無数に置かれているんですね。それこそ自分の予言を区画を奔走しながら探すハリーと仲間達の姿があったほどです。さてその保管室で、迫り来るデスイーターの攻撃を避けるため応戦を余儀なくされたDA(ダンブルドア軍団)の一少女が習いたての「粉々呪文」を放ちます。その一撃で保管されていたおびただしい数の貴重なそれらが棚ごと崩れ落ちて壊滅状態になっちゃったんです。
いくら何でもそれはやりすぎやろ~っ!あれじゃ魔法界の歴史に残る一大事件・事故に発展したはずだろう~っ!なんて一人心の中でつっこんでおりました。いや~、それにしても迫力がありましたねぇ、あのシーン。
ふうっ。
…というわけで、ハリポタ漬けの7月の夏休みは一区切り。
また勉強用に美術関係の本や趣味的文庫本などをいろいろ購入して家路につきました。
今日から8月。6日から12日まで東京に出向きます。
またどなたかとご一緒できたら幸いです。
ベラトリクス(ヘレナ・ボナム・カーター)、私はもうちょっと年取った魔女を想像していたんですけど、ドラコの叔母さんだし・・・でもエキセントリックぶりはさすがにうまかったですね。呪文をすごく練習したのにそのシーンをカットされて残念、って本人が言ってました。
私の想像ではアンブリッジはもうちょい細面かな~。イヤミな感じは結構出ていましたけども。
そうなんです!一緒に映画を見た息子が「今回はハリーの戦いはなかったねぇ…」とがっかりするんです。確かに今回はヴォルデモートとは「心の戦い」だったもの、小学2年生には難しいですよね…。
どっちかというと、ダンブルドアの方が、彼には格好良かったことでしょう(笑)でも、短い時間で上手く表現されて、映像も迫力があって、私は満足でした〜(^ ^)
そうそう今回のハリーはまさに心理戦。演じるラドクリフも大人になりました。
5作目では入学当初の回想シーンのハリーもちらっと出ていました。可愛かったですよね、あのころのハリー。うふっ。