「黄金の3日間」

昨日の入学式に引き続き、今日は「黄金の3日間」の2日目。

「黄金の3日間」というのは生徒との1年ないしは3年間を決定づける、出会い、オープニングの日々を呼ぶ。学級担任にとってはまさに正念場。不安を抱えてやってくる新入生に安心だけでなく希望を与えることができれば成功といえる。

学年付きの私も、学級担任がいい雰囲気で進められるよう全面的に支援をしたい一心から1時間目から1年生の3つのクラスを3時間の学活を、1時間ごとハシゴをする。私の場合は兼務を抱えているので学級担任が持てないばかりか特定クラスの副担任にすらなれない。しかし考えれば学年の一人一人に目配りをする役割とも言える。つまり、フリーでどのクラスにも遠慮なくまた偏りなく足を運ぶことができる位置にいると思えばいいのだ。今年は名前と顔がほぼ一致し(他の少学校からの生徒も数名いる)生徒が引っ込み思案になって周囲に遠慮する場面を見つけたらどんどん声かけをして積極性を引き出すことができると考えている。子どもたちは私の姿や呼名で少なからずリラックスしてくれているにちがいない。

さて2小学校で昨年度1年間教えた愛すべき子どもたちが真新しい制服を身にまとい初々しい中学生となってやってきた。いつもの中1を受け入れる気分とは全然違う。

生徒への期待感とできるだけの支援を惜しみなくしてやりたいという意欲が心を満たしている。

昨日は居ても立ってもいられない気分になり校門で出迎えた。初々しい制服姿の彼らにえもいわれぬ喜びがわき上がってきた。役割分担で「記録係」を仰せつかっていたのだが、思わずビデオを回した。「おめでとう。どんな気分ですか?」などと声をかけ、生徒の表情や反応を記録した。

そして今日の4時間目。学年集会で学年担当の挨拶の後、教職員が生徒にプレゼントしたのは主任のギター伴奏による「世界に一つだけの花」の熱唱だった。担任はサビで手話も加えた。

本当に深い意味を持つ名曲だと思う。

昨日、ハモりを提案されたので、印刷室でもう一人の先生と学活で使う「自己紹介カード」を作りながら、CDを鳴らし、歌練習をしていたのだが、ふっと一人になり、歌詞カードに目を落としながら歌っているうちにその歌詞に感動して思わず涙がこみ上げてきた。

一人一人がそれぞれに生まれ持った力を、他人と比較したりすることなく胸を張ってのばしていけばいいという、歌詞に込められたメッセージは重いものだ。そして崇高でもある。誰もが夢や希望を持ち、自分を信じて、遠慮することなく、またおごることもなく、力一杯その思いを膨らませ頑張って欲しい。本番では心からそう願いながら歌った。

その放課後、「1年生を迎える会」のために募った実行委員を集め緊急の会議を開いた。各クラスから集まった15名を超える生徒たち。

2つの小学校のバランスは今ひとつだったが、2つの小学校が共通して歌える歌をお礼の出し物にするというのであれこれと候補が出たあげく、合唱曲「この星に生まれて」に決定。新入生の意欲を引き出すことができて嬉しく思っている。来週小学校に出向いたときに心強い子どもたちの姿を早速紹介して喜びを分かち合いたいと考えている。

楽しい1年になる予感が「黄金の3日間」2日目にしてしてきた。

生徒たちにとってもそうであることを心から願ってやまない。
by my-colorM | 2007-04-06 23:12 | 日記