ピンクのスープ

カラコの試験が終わって、試験会場近くの「クレーム デ ラ クレーム」というシュークリームがおいしいらしいカフェに入りました。(追記:後から思えばシュー皮のポテトサラダがついていましたっけ。)

ゆっくりカラコの自己採点をしようと考えたのでした。

店内は壁にしてはやや彩度の高い黄で階段も類似色相のYR系。上り面の縁は明るい目の木枠がはめ込まれています。12月ですので階段の端に等間隔でポインセチアが置かれているのですが、濃い緑のラッピングがされていて、いかにも鮮やか。華やかに店内を彩っています。初めて入ったお店でしたがオシャレな色遣いで大変気に入りました。

禁煙席は3階中2階(M3F)にありました。椅子が赤とグレーと生成の座面。同色のカバーがされているのでしょう。それぞれ違った色でくるまれた椅子が一つ一つ隣り合っていて強い配色効果を生んでいます。いかにもイタリア製の家具で統一されているようです。(追記:どうやら椅子などのファニチャーは新築開店当初とは違っています)左右に配置された縦長の開口部はガラスでそれぞれに背の高い観葉植物が置かれ、その間は明るい木質の枡状のオープン棚。クリーム色の壁面に赤を基調とした色鮮やかな飾り物が置かれています。

席を決め、ランチのコースメニューを注文しました。本日のメインのおすすめは「ホワイトクリームソース入りオムレツ」とのこと。

早速、テキストと終わったばかりの問題を膝の上に広げ、まさかのスーパーグラフィック事例の設計者を探し出す作業を始めました。わかったランクロをのぞけば当たったのは一つだけ。いきなり暗雲が立ちこめました。

そこへ、スープが登場。「ボルシチ風スープです。」ふと覗きましたが普通のコンソメスープに見えました。

「お好みでホワイトクリームをかけて召し上がってください。」そう言い残してウエイトレスさんが立ち去ったときにはテキストに目を落としていましたのでそのときは何とも思いませんでした。

スープが冷めてはもったいないとテキストと問題を一旦しまい、件のスープにかかりました。
一口すするとおいしいコンソメのお味。逆光だったためか色は黄金色と思いこんでいました。それでもスープにホワイト?なんだか珍しいのねと手に取りすこしかけてみました。スプーンでクルクルとかき混ぜてみてびっくり。イチゴミルクのようなピンクのスープに変身したのです。

ボルシチというのは知っていたのは名前だけ。具を見ると赤かぶのような野菜が入っています。本来はビーツという野菜が具材だそうですが、「~風」というところを見ると赤かぶなのかもしれませんね。赤紫の色素がスープに溶け出していたようです。はじめは赤いスープには気づきませんでしたが、ホワイトを入れてようやく気がつきました。大好きなピンク色のあたたかいスープ。色彩だけを見ると甘いイメージですがコンソメベースのまろやかなお味です。色とお味を堪能いたしました。

試験の出来はいまいちぱっとしませんでしたが、このピンクのスープが今日の一日に華を添えてくれました。私という一人のちっぽけな人間が色によって癒された瞬間でした。

やっぱり色は奥深い。まだまだ勉強は終わらない。これからもずっと続きそうです。
by my-colorM | 2006-12-03 18:53 | 日記