340線の実力

先日の「色彩学貴重書図説」をもとにした北畠先生の講演会で、先生が誇らしげに語っていた「340線」。それってそもそも何なんでしょう?





Dodeca Circle名古屋の会のあとでyayaさんから、例のデジカメと人の目との違いについて、「カメラのダイナミックレンジによるものでは…」というメールが寄せられ、それをもとにデジタルカメラのダイナミックレンジにたどり着きました。この内容についてはまだまだ読み込みが必要だと思いましたが、そのページの下の方にあった175線2800dpi256階調って?に俄然興味が湧きました。

それで、本文を読んでみると、自ずと340線の姿がつかめてきたのです。オフセット印刷は網点で画像をつくるわけですが、規則的に配列される網点の数が通常ですと1インチあたり175個、つまり、イメージしやすい単位で表すと、1個分のセルのスペース幅は0.01451cmになります。このスペースの中で網点の大きさを変えて表現するわけです。このように1インチあたりのセルの個数を線数というのだそうです。340線というのはセルのスペース幅が0.00747cm。この中で網点のサイズが変えられるわけですから、どれだけ高精細かが窺われます。

さらに、カラーはどうかというと、256階調表現ですと、何とそのセルの中に16×16のマス目をつくり一辺175×16=2800dpi(ドットパーインチ)、340×16=5440dpiの違いで表現できるというわけですね。

ちなみに340線で印刷しているという会社のHPも見つけました。こだわりの印刷技術であることがこのページからも読み取れます。340線は印刷界のハイビジョンテレビなのだそうです。

そのように高精細な印刷の図版を拡大して教材にさせていただけるということなのです。しかもあれだけの貴重な図版満載でありながらあの低価格。ありがたいことです。

さあて、デジカメ問題、また家に帰ったらじっくり研究しましょか。
by my-colorM | 2006-09-05 19:07 | 色の話