エキサイティング東京…Part4

2日目。いよいよブログ仲間(とあえて言わせていただきます)との顔合わせというエキサイティングなイベントが待っています。予定の時間よりもかなり早く目覚め、セットしていたアラームを解除しました。シャワーを済ませ身支度。と昨日の靴擦れが今朝もちょっとしみる。だらしないけどサンダルのかかとは踏んで歩くしかないな。

9時過ぎに荷物を持って朝食会場に降りれば待ち合わせの9時半には余裕。のはずが、荷物を準備しているうちに10分になってしまいました。おっと急がなきゃ。朝食会場に着き、席を確保するとうさみさんから少し遅れるというメール。これで慌てずに朝食がとれます。ありがたや。

ホテルでは焼きたてパンとオレンジジュース、コーヒーが自由にいただけます。事前に口コミをチェックしていたので、昨晩のうちに買っておいたヨーグルトを加えれば朝食としては十分です。

とはいえ、やはりおなかの具合は今ひとつ。なので用意されたパン2つ。これ以上は受け付けません。2杯目のコーヒーはブラックにしてお一人目の待ち人を待つことにしました。

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ホテルというのはこの時間若干の出入りがあります。この人かあの人かと失礼ながらついつい見つめてしまいます。でもどう見ても単独でなければ対象ではありません。トイレにたって戻った時は瞬間緊張しました。ロビーで座っている女性にもしやとまじまじと視線をあびせてしまいました。が、少し離れたもう一人の方とお話を始めたので人違いとわかりました。その数分後、茶色と芥子色のトップスの女性がホテルの入り口で携帯を触っている姿が目にとまりました。オータム!!確信が持てました。

慌てて荷物を持って玄関を出て、ご挨拶。穏やかで優しそうな表情とお話ぶりの方です。彼女のブログは書かれる記事が多種多様。日々のできごとが毎日のように更新されているのですが、映画、マンガ、本、コスメ、色彩、グルメ、ペット、会社、世俗のできごと等々ジャンルも多様ですし、情報量が豊富で、テンポと歯切れのいい文章が画像とともにどんどん展開されています。少し間をあけると未読記事がいくつもたまってしまうほど…。そこでは「うさみ」というHNを「私」の代わりに使っておられますが、その表現でちょっぴり少女のような印象を受けます。ご本人にお目にかかってみてこの「私」を表す呼称とのおもしろいギャップを感じさせてもらいました。

さて、自己紹介のシンプルなこと!なんせ初対面なのに相手のことは互いにいろいろと知っているわけです。あえて語らなくても旧知の仲のようにすぐに今を共有できるんですよね。少なくとも私はそう感じました。じゃどこそこに行きましょうとすぐに歩き出せるわけですよね。おもしろいです。

まずは荷物を何とかしなくてはなりません。結局、東京駅に向かいコインロッカーに預けることにしました。彼女は「Suika」利用者ですから、山手線「上野」駅で乗車です。

八重洲口のJRバスの待合に近いコインロッカーにはパンダのマークが使われていました。数あるコインロッカーを識別するためにマークが用意されているのですね。きっとカギにもマークがあるはずとのぞき込むとやはりその通りでした。小銭がなかったので両替にいく間もうさみさんが荷物をみていてくださいました。そういう心遣いに終始甘えさせていただいたように思います。

最初の観光、見学地は上野に戻って下町をぶらり…。の予定で上野公園を歩きます。照りつける太陽。日陰と日向の温度差が結構あります。一人だったらたぶんへこたれる道でしたが同行者がいるというだけで元気が出ます。サンダルのかかとを人目を気にせず踏みつけにしているのでかなりラクに歩けます。と、見慣れた建物。昨日訪れた東京国立博物館です。当初はご一緒する予定でしたが、せっかくの東京見物。水先案内人をしていただく依頼をし、私は勝手に先に見に行ってしまったというわけです。そのことを詫び、また見所満載だったことを告げて、勝手をしながら鑑賞をお勧めするという何とも微妙な立場でお話をしました。

少し行くと東京芸術大学です。学内の美術館では「ルーブル美術館展」を開催していますが、門をくぐると列をなして並んで待っている人達。最後尾に「70分待ち」の表示があります。「京都に来るんですよね、この後…。」と言いつつ、左手の別棟に向かい、開催されている「素描展」に入場してみることにしました。

芸大の第2研究室の学生が日頃の素描作品を公開する展覧会。もちろん卓抜な技術が余すところなく展開されていますし、それに期待して見に来たわけですが、なかでもクロッキー帳が公開されていたのは新鮮でしたし、とても刺激にもなりました。あえて作品化?されていないクロッキー帳で日々スケッチにいそしむ姿に触れ、細かく書き込まれたメモにも学生の学びが垣間見られてなぜか嬉しくなってしまいました。描くことは見ること、メモすることは考えること。若い人もそうでない人も足跡を克明に残しながら日々のつまづきなり成長なりを感じて欲しいと常々思っています。

この人たちが小中学校でどんな図工・美術教育を受けていたのかなぁなどと答えのない問いを立てながら、芸大の門をくぐりました。

さて、次はうさみさんの案内で東京の下町散策です。昔ながらの雰囲気を残した谷中をそぞろ歩きます。やたら看板が目に飛び込んでくる「おぢさん」という質屋さん、「ちにてんてんって…。」ってその都度思わされました。それとなるほどと思わせた表示が「一時(いっとき)集合場所」です。しかもちゃんとルビまで振ってあります。一時というのはおそらく非常時のことだと思いますが、小さい子どもにも通じる平易なことばで端的に表したものです。その点、京都では広域避難場所とか非常時避難場所といった言葉が平気で使われているのではないでしょうか。なんてことも感心しながら歩いていきます。

うさみさんが、「どうやら道を間違えたらしい…」と申し訳なさそうに言って立ち止まりました。するとその左手に江戸千代紙の「いせ辰」が。
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ここには木版の千代紙やそれらを使った民芸小物がお店の中に所狭しと並んでいます。色とりどりの多色刷りの木版でさすがに一枚物らしく額に入ったものはさすがに高額でした。目の保養にいろいろと見させていただきました。日本の伝統模様を教材にするようになってから京都や江戸の文様をよく目にする機会があります。昔ながらの歴史を感じるお店でした。やはり、江戸は「粋」がキーワードですね。お店の2階から吊られた美人画がステキでした。

当のうさみさん、道を間違えたと大変恐縮しておられましたが、おかげでとても歴史のありそうで素敵な谷中小学校の校舎も見ることができましたし、どんな素晴らしい計画だったのかは知りませんが、私自身は一人ではとても実現できない散策に実際満足していたのですよ。

その後、谷中の昔ながらの商店街「谷中銀座」を抜けていきます。名古屋の大須商店街よりも十分古いですね。アーケードもなく、とにかく下町のムードがただよいます。そして、「夕焼けだんだん」という階段を上り、今日は暑いからいないらしいのですが、このあたりは野良猫が多いのだと説明をしてくださるので、キョロキョロ探しながら見渡しました。何やら寅さんの映画にも出て来そうな町の風情です。ちょっと行って、そろそろまどねこさんにも連絡を取らなければと思い、「どこかでお茶しましょう。」ということになりました。すると、左手に何やら異国情緒たっぷりのお店が…。

インド料理「ダージリン」は一歩足を踏み入れる前からすでに雰囲気を醸し出しています。2階に向かう階段の壁も足元も色鮮やかなタペストリーや絨毯で覆われ、香辛料の匂いも含め、五感に訴えてくるモノがあります。二階に座席がありますが、インドの小物なども置かれ、十分に目を楽しませてくれます。メニューをもって来たのはオーナーの奥さんでしょうか。インド人の夫妻でされているお店といったところなのでしょう。メニューは時間も時間だけに、(もうすぐお昼です)ランチが並んでいましたが、あくまでもお茶、ということで了解を取りました。で、二人とも「冷たいチャイ」を所望。暑い中を歩きましたし、大変おいしくいただきました。

まどねこさんと連絡を取り、20分後にJR日暮里駅そばのお煎餅屋さんの前で待つことになりました。どんな方が来られるか、二人で楽しみにしつつ、しばらくインドテイストのインテリアを楽しみながら、涼をとって過ごしました。
by my-colorM | 2006-08-24 18:31 | 日記