エキサイティング東京…Part3

タクシーに乗り込み、時計を見るとすでに5:00。これは長居をしすぎました。
予定では青山の「岡本太郎記念館」に行くべしでしたが、これから向かっても間に合いません。残念ながら割愛しなくてはなりません。

では次に歩を進める先は?そう。汐留日テレ広場の「明日の神話」です。

向ヶ丘遊園で電車を待ちます。今度は急行で新宿まで出て、大江戸線に乗り換えです。
5:25。新宿行きの急行に乗ります。行きは余裕で座れましたが、この時間帯です。すし詰め状態は結局終点の新宿まで続きました。

新宿で乗り換える大江戸線はどこまで潜るのっていうくらい階段を下っていきます。かの「トーキョー・アンダー」で存在を知った、地下の大動脈というわけです。まださらに13号線というのを掘っているそうですね。どこまでやるんでしょうか。

しかし、いくら東京の深い地底を走っていても、それはそれ意識するのは階段を下りたときだけで地下鉄の車内ではさほど実感が無いものなんですね。ただし、ここで停電…というのは願い下げですが…。

なんてことを考えているうちに「汐留」駅に到着しました。

  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇






さて日テレ広場というのはどこにあるのでしょうか。この際、るるぶを見てももうダメです。時計はすでに6:30。
7:00にはシャッターを閉めるということなのであと30分しかありません。

ここらで必殺街頭質問?です。誰から構わず声をかけます。「日テレはどちらでしょうか?」4人ぐらいに尋ねましたが不発。「この辺知りませんので。」「う~ん?」ちょっぴり時間が時間だけに正直焦ります。
しかし、20代くらいの女性に尋ねると「この方向にまっすぐいかれたら…。」と指し示してくださいました。お礼を言って20歩ほど歩くと「Be TARO!」の鮮やかな赤いロゴが目に入って来ました。

と、その先に鎖が張られ、数名の男女がすでに並んでいます。列ができて並んでいると思うとつい後に続きたくなるものですが、私も何の疑いも無く列に並びました。そしてふと背後の壁面に目をやると、エポキシ充填でつなぎ合わされた合板の姿がガラス越しに見てとれます。すぐさま、それが修復された壁画そのものだと合点がいきました。向こう側に行けば「明日の神話」に出会える。そう考えると急にドキドキしてきました。

TVのADさんのようなちょいとイケメンのお兄さんが列の横の台の上に乗って、質問をはじめました。「『明日の神話』は誰が描いたものかご存じの方?」全員が手を挙げます。「ハイ。皆さんご存じの通り岡本太郎さんが描かれたものですね。」「では、この壁画がどういったいきさつで描かれたか勉強されてきた方は?」その質問には私一人が手を挙げました。「そうですか。ご存じない方がいらっしゃると言うことで少し説明をさせていただきます。」と手元資料をめくりながら、たどたどしく?説明をはじめる彼。この説明の段ではじめて作品をステージ上で見学ができるのだということを知りました(笑)。

「…というわけでこれからステージ上から見ていただきます。」とステージ上での注意「触らない、飲食しない、写真を撮ろうとして下がりすぎて転落しない」の3つを言い切ると早速鎖を外して案内されました。説明するならもうちょっとその魅力に迫って欲しかったかなぁなんて考えながらもう一度そのイケメンのお顔を拝んでいざ前へ…。

列の順に足を運びぐるりと回って振り返ると、それはありました。

これが太郎の最大のタブローだ!!
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被爆した第五福竜丸 ロープのさきには曳かれたマグロが
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画面に残る傷が痛々しい 被爆した動物たち
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燃えさかる骸骨 レリーフになっている
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原爆をのりこえ明るい未来を切り開く
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2階席から見下ろす(右翼)
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(左翼)
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向かいのカフェでアイスコーヒーを購入し2階に向かうとちょうど正面に空席があります。ガラス越しではありますが、復元のなった岡本太郎の大作「明日の神話」が眼前に広がっています。それこそ独り占め状態。なんて贅沢なのでしょう。ところがこんなに素晴らしい作品が目の前にあるというのになんだか淋しい一人旅です。共有できる誰かがいてくれてこその感動体験なのかなぁとしみじみ…。いつも誰かがいてくれた。それは大抵息子だったのですが。

7:05覆いがされ本日の観覧終了
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覆いがかけられうっすらとその陰をのぞかせる大作を前にこれ以上長居をすると、ひとしおセンチメンタルな気分に沈んでいきそうでした。

さあ、ここから銀座線「新橋」駅をさがしてホテルに向かおうと席を立ち、歩き始めました。お夕飯はどうしようかと駅に向かう道すがら目に入ってくるお店を品定めもしてみたものの、調子のよくないおなかとちょっぴり落ち込んだ気分のせいか、どれもピンと来ません。結局、駅を見つけて改札をし、電車に乗ってしまいました。「上野広小路」。すぐに降車駅は来て、またホテルに向かって歩きましたが、一度は踵を返して繁華街に向け歩いてみることに…。けれど一区画分進んだところで無理をするところではないかと思い直して、朝「若冲」の前売り券を調べてもらったコンビニに向かいました。

せっかくの東京の夜。今晩は一人宴会だ!!…(っていうか、かなり淋しいモード)。というわけで大好きなプ○イム・タイムと少々のおつまみ、お惣菜、おにぎり1つ、お茶と明日のヨーグルトを購入しホテルに向かいました。予定の8:30に15分ほどありましたが、クロークで預けていた荷物を受け取りチェックイン。ここはカードを差し込み前払いで精算を済ませます。支払いを済ませると出てきたカードがキーになっています。

5階のその部屋は一人には十分な広さで清潔な印象がありました。今度息子の受験の際にリピートしてもいいな。なんてことを考えながら荷物を整理して、まずはお風呂。

湯船に浸かるとかかとがヒリヒリ!普段し慣れない遠出に軽い靴擦れをしてしまったようです。
明日足を引きずるのだけはイヤだなと思いました。やれやれ…。
のんびりゆっくりお風呂を済ませ、これまたのんびり夕食兼ビールタイム。いまいちおなかの具合は戻りませんでしたが…。

こうしてエキサイティング東京の一日目は静かに過ぎていきました…とさ。
by my-colorM | 2006-08-23 19:13 | 日記