我が家の忘年会は「てっちり」でした

年賀状も昨日のうちに郵便局へ。ゆっくりしております。こんなにのんびりした年末は近年まれといえるでしょう。

昨晩、東京から息子が帰省しました。サークルのコンサートが前日で終わるので、イベントをつくって早期帰宅を促した結果とも言えます。

そのイベントとは、大学時代にアルバイトしていた、てっちりのお店「えちご」での忘年会です。

実は、大学の女子寮のすぐ近くにあり、寮内で代々アルバイトが回っていくといった感じのお店でした。大学は違えど、同じくアルバイトをしていたパパともそこで出会い、つきあうようになって今に至ります。そのお店がなければ息子もここにいないわけでして…。

調理場の奥さんも、同じアルバイト生で来ていて見初められたそうですし、先輩。個室に通され、飲み物を注文しに来たウエイトレスさんに声をかけ、尋ねるとやはり後輩。「そういう流れみたいです。」とにこやかに笑う彼女に俄然親近感が湧きました。その後輩から女子学生寮が未だ新築されていないことを聴いて、信じられませんでした。私の頃でもそうとう古めかしい気がしていましたもの。当番でごしごしデッキブラシで洗ったお風呂場を思い出し、「えーっ、限界じゃないかな、もう。」って言ったら、「そうなんです、昨日お風呂のボイラーが壊れちゃったんですよ」と。3年生というバイト生が、窮状を話してくれました。そう話しながらも人の良さそうな屈託のない笑顔を見せていました。

15年ほど前に、息子の小学校入学の年に行ったきりでしたので、マスターとはそれは懐かしい再会です。学生アルバイトはその前後、ずっと入れ替わり立ち替わり。三十数年前のある時期のことでしたが、よく覚えていて下さっていますし、パパもその頃のことをおもしろ可笑しく絶(舌)好調でしゃべりまくるので、本当に昔にタイムスリップしたようで、終始笑い転げておりました。年齢も10歳ほどしか違わないマスターと、何事も駆け出しで右往左往、失敗ばかりの学生アルバイトの私。「めげない性格」だったと評価(?)していただきました。慎重さに欠け、失敗も多く、よくしかられたけど、それで逃げたりへこたれたりする子ではなかったということなのでしょう。負けん気の強さは今も昔も変わらないと言うことでしょうか。

そうそう、てっちりのお店ですので、お料理の方のお話も。
今回、看板のてっちりコースを予約しておりました。

最初に出てきたのはもちろんてっさ。普通、ふぐの刺身は皿が透けるくらいの薄切りが当たり前。青磁の大皿にボタンの花のように盛られていて、5、6枚一気に箸ですくって…っていうやり方をする人が宴会でひんしゅくを買うなんてことが結構ありがちですが、「えちご」は違います。今回は一人前盛りで出てきたのですが、一目で違いがわかるほどに身が分厚い!噛むほどにほどよい弾力と旨味がたまらない。これは感動ものですよ。

続いてあっさりしたてっかわ。そして絶品のてっちりです。お鍋は昔と変わらない金属の、土鍋型のお鍋。この鍋をどんだけ洗ったかと何度も何度も言いながら、鍋奉行を担当するパパでした。身離れがよく食べやすい切り身ばかりを盛ってくれていました。お野菜もたくさんいただけておいしい。

途中、マスターが特別に鉢にてんこ盛りのふぐの唐揚げを運んでくれました。思い出話に花を咲かせている間にほとんど完売。パパがお皿に放り込んでくれたので一ついただけました。サクサクっとしていて、おいしっ。

お鍋の後、だしを足しての、卵がトロットロの雑炊がまた格別。この雑炊のために鍋をするといってもいいぐらいです。

どれをとっても美味。大満足のお料理で,3人とも結構お酒も進みました。

おいしいお料理と、懐かしい青春時代にいつでもアクセスできる安心を得た満足感でお腹を満たし、再会を約束してお店を後にしました。
by my-colorM | 2010-12-29 11:26 | 日記