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色の感覚を育てるということ-2つの方法

昨年の2次試験の1番の問題は、グレイスケールを貼り終えてから、
覚えていった参考値をもとにカラーカードを置いてみて、
実はちょっと違和感があって、保留…。
記号を鉛筆書きして飛ばしました。


あまり見慣れない問題に深入りせず
できそうな問題に進むことは試験においては必須です。


あとから余裕はありませんでしたが、もう一度トライ。
ここでは決断しなければ貼り込めないので参考値でいったり、
どう見ても…というものについてはずらしたりで、最後まで悩みました。


はじめから参考値を知らなければかなり見ることに集中できたでしょうし、
感覚の問題だ~~と腹をくくれたかもしれません。
もしも結論が出せなかったのならそこまでの勉強だったのだろうと反省材料になるでしょう。


さて、1番のPI-3の明度についてですが、
今ならb2にほど近いということ、
参考値b24ではすこし暗いということをヒントに迷わずずらすでしょう。


色の感覚を鍛えるというのはこれらの積み重ねに他なりません。



1.カラーカードを見て色相・トーンが言えますか

2.199aを色面から見て目的の色相・トーンのカードに素早くたどり着けますか



前者は結構レベルが高い感覚です。
一つの色を見て色相・トーンを見極めることは
相当な訓練が必要だと思いますし、
試験後も継続して訓練の必要があるでしょう。


後者は試験には欠かせませんが、比較的易しいレベルです。
199aを扇状に広げて比較すれば、
トーンの違いはすぐに分かるはずですから…。
感覚を育てる近道はまずは後者を固めることです。
その気になればほどなく到達するでしょう。



訓練を始めるのは早い段階の方がいいでしょうが、
明度の数値を暗記できた段階というのもチャンスです。
数値と比較しながらその色を見ることです。
明度スケール(グレイスケール)と比べて
その数値を感覚と連携させることも大切です。


そして、並行して前者の訓練も。
各トーンの24色、12色のカラーカードを四角く切って
その色相記号を一枚一枚他と比較せずに言えるように訓練することです。
究極は全てのトーンを混ぜて、他と比較せずに言い当てる…。


昨年、私の場合は時間がなくなってきて、
せめてvトーンだけでもと
毎日通勤電車の中でもこれに取り組みました。



感覚の訓練。やり方は他にもあるかと思いますが、
取り組んで取り組みすぎということはありません。


昨年の反省から…。
数値との格闘だけに終始しないこと!
色に答があるという考え方も大切であることを加えておきます。
by my-colorM | 2005-12-10 10:17 | 色彩検定1級2次対策 | Trackback | Comments(0)